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Acid Black Cherry、音楽ライター・武市尚子がその10年の歴史を振り返る「2015年編」

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Acid Black Cherry、音楽ライター・武市尚子がその10年の歴史を振り返る「2015年編」

2017年7月18日よりソロデビュー10周年に突入するAcid Black Cherry。音楽ライター・武市尚子が、その10年の歴史を1年づつ振り返る連載がスタート。9回目の今回は、4thアルバム「L-エル-」を発売し、約10ヶ月におよぶアルバムツアーを行った2015年に迫る。

【2015年】「Acid Black Cherry 2015 tour L-エル-」

2015年2月25日。前作「2012」から約3年の時を経てAcid Black Cherryは4枚目となるオリジナルアルバム「L-エル-」をリリースした。

アルバム「L-エル-」のテーマは“愛”。波乱の人生を送った一人の女性が、その一生をかけて愛を求め生きる姿を描いた物語である。

3月10日からは、このアルバムを引っさげてのツアー「Acid Black Cherry 2015 tour L-エル-」がスタート、アリーナ公演などを含めて年末まで続く、ロングツアーとなった。

「tour L-エル-」では、「L-エル-」の物語をイメージさせる映像が差し込まれるなど、アルバムのストーリーを色濃く感じさせ、その世界観へと深く誘う構成だった様に思う。

「このときのツアーは、1枚のアルバムを10ヶ月かけてじっくりと魅せていけたツアーであったってとこが、いつもと大きく違ったとこだった。どのアーティストさんもそうやと思うけど、それなりの時間をかけて、全力をかけてアルバム制作に向き合うと思うのね。アルバムが完成したらだいたいツアーがあるけど、そこで終わっちゃう感じというか、落ち着いちゃう感じがあるでしょ。その期間って、すごく短い気がしてて。それってすごく寂しいというか、切ないというか。やっぱり長く時間をかけて一生懸命につくったから、聴く時もじっくり長い時間をかけて聴いてほしいなって思う。アルバムって、ツアーをやって初めて完成する感覚やからね。そういう意味でこのアルバムは、長く育 てられたのは良かったなって。」

ホールツアーは、長い期間をかけてまわったことから、ライヴ1本1本を分析して、次のライヴに望むことが出来た、充実したツアーであったとyasuは言う。

じっくり時間をかけて向き合ったツアーは、アルバムの世界観だけではなく、Acid Black Cherryのライヴの魅力をさらに際立たせていたように感じた。

「ずっと最初の頃から言い続けてる、【1万人であろうが1人であろうが、全力で同じステージを演る!】っていう気持ちを、アリーナツアーでどれくらい体現できたか分からないけど、一番後ろの人まで“楽しかった〜!”とか“ワクワクしたわぁ〜!”って思ってもらえてたら嬉しいなって思う。」

そう語っていたyasuのパフォーマンスは、アリーナクラスの会場で、どこの座席にいても楽しめるエンターテインメントを作り出していた。

“人生のピークを決めるのは自分次第” “エルちゃんの生涯を俯瞰で見てもらって、それを自分の人生と照らし合わせてもらったら、すごく共感してもらえるんじゃないかなと思う”

「arena tour L-エル-」ファイナルの日本武道館でyasuはこう言った。

【愛されること】だけをただただ望んだエルという1人の女性を描いた物語と、10ヶ月にもおよんだロングツアーは、観るものにも“人生”とは何かということを考えるきっかけになったのではないだろうか。

日本武道館のステージで、yasuはこんな話もした。

「僕が年を取っておじいさんになって、この『L-エル-』というアルバムとこのツアーを思い出した時、きっと、またそこでも改めていろいろ感じるんじゃないかって思ったというかね。そんなツアーになったなって思うよ。」

「Acid Black Cherry 2015 tour L-エル-」は、yasu自身をも大きく成長させた、そんなツアーだったのだと思う。

Writer 武市尚子

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Acid Black Cherry オフィシャルサイト:http://acidblackcherry.net

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