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子どもの頃から憧れの仕事だったのに8年かかった――夢を叶えたある未経験エンジニアの上京物語

子どもの頃から、パソコンやゲームに夢中

1997年創業のジェイテックは、スマートフォンアプリやカーナビゲーション開発、インフラ事業などを手がけるソフトウェア開発会社だ。

ソフトウェア開発の受託を得意とし、スマートフォンアプリの開発、カーナビゲーション開発、インフラ事業などを手がける。ミャンマーとのオフショア開発や製品ソリューションの導入支援やLINEスタンプの審査確認をする「LINSCHE (LINE Stamp Checker)」の配布なども行っている。

業務未経験から2013年に入社し、この(2017年)春4年目を迎えたのが今回話を聞いた土田兼伍さん(29歳)だ。コンビニエンスストアでチケット発券などを行うマルチメディア端末の運用・保守に携わり、客先での信頼も厚い。

株式会社ジェイテック 土田 兼伍さん

土田さんは幼少の頃からパソコンに親しみ、高校時代にはWebサイトを制作をしていたという。

「コンピュータに興味を持ちはじめたのは、小学生の時です。シューティングゲームやアクションゲームが好きだった母の影響もあって、僕自身もゲームが好きで。ゲームを作れたらという憧れがありました。最初に作ったのは、学校紹介の簡単なWebサイトです。学校の授業で作りました。まだ、Windows98だった頃のこと。自分の打ち込んだ文字が、まったく違う形で画面に表示されるのが面白かった」

中学時代はCGIゲーム にハマり、高校に入るとそれが高じてゲームの攻略サイトを作ることを思い立つ。それが、初めてのコーディングだった。

「オンラインゲームの攻略サイトでした。ローカルで動く、HTMLのタグだけで作ったサイト。当時はまだ、CSSもよくわかっていませんでした」と苦笑する。

とりあえず働ければと、体力勝負の製造業で8年過ごしたが――

多くの時間をパソコンやゲームのプログラミングに捧げてきた土田さん。しかし高校を卒業して選んだのは、製造業の仕事だった。

「出身が愛知県なので、IT関連の仕事よりも、圧倒的に自動車に関連する仕事のほうが多いんです。プログラミングは趣味でずっとやってきたけれど、仕事として通用するのか自信がありませんでした。当時は、仕事の経験もなかったし。とりあえず就職できればと業種にはこだわりませんでした」

土田さんは卒業後の8年間、自動車部品の加工や組み立てなどライン作業の仕事に関わってきた。しかし、同じ作業の繰り返しがつらくなるときもあり、体力の限界も感じるようになった。もっと業務改善を提案するコンサルティングのような仕事もしてみたいと考えた。

そこで土田さんは原点回帰し、ITエンジニアを目指すことに決めた。その時、25歳。製造業の仕事をしながら、プログラミングの勉強も続けていた。

じっくり話を聞いてくれる社長に惹かれて、上京を決意

未経験者を採用している企業に絞って、転職サイトで約10社に応募。3~4社の面接に進んだ。その中の1社が、ジェイテックだった。

「一番の決め手は、社長と直接面談できたことでした。じっくり話を聞いてくれて、物腰も柔らかい。面談では、ゲームの話で盛り上がりました。だからこそ、本音を言えた。できることはできる、できないことはできないと、正直に伝えることができました」

株式会社ジェイテック 第三技術部2課係長 小林 衛史さん
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