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Acid Black Cherryの10年――2014年を振り返る

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2017年7月18日よりソロデビュー10周年に突入するAcid Black Cherry。総収録時間7時間32分にも及ぶ、初収録映像満載のライヴ映像作品『10th Anniversary Live History -BEST-』を3月22日にリリースした。そこで、Acid Black Cherryの10年を見てきた音楽ライターの武市尚子氏が、ABCの10年の歴史を1年づつ振り返る連載がスタート!
Acid Black Cherry (okmusic UP's)
その8回目、約10ヶ月に及んだProject『Shangri-la』を走りきった2014年に迫る。

【2014年】「Project『Shangri-la』4th Season ~ Final Season」
 Acid Black Cherryが2013年8月からスタートさせたProject『Shangri-la』は、同年の12月末までに『3rd Season~関西・中国tour~』を終了し、年を跨ぎ、翌年の2014年2月から『4th Season~関東tour~』をスタートさせた。大雪の影響もあり、「Shangri-la Meeting」の千葉公演が延期されるなどの混乱もあったが、yasuはただただ自分の音楽を求めてくれる人たちに、誠実に向き合っていった。

 そして。3月11日。yasuはProject 『Shangri-la』のラストを飾るシングル作品として「君がいない、あの日から…」をリリースしたのである。この曲はリリース直後からスタートした『5th Season~四国・九州・沖縄tour~』から披露されていった。全都道府県で行われてきたShangri-la Meetingは、 FM沖縄の公開録音とハイタッチ会を以て、すべてを終え、全都道府県ツアーも、2014年4月26日の沖縄公演で無事にファイナルを迎えた。

 ファイナル公演に集まったファンたちは、【新作のリリース】【全都道府県ツアー】【全国での触れ合いイベント】、という自分たちと交わした3つの約束を有言実行したyasuに、たくさんの“ありがとう”を投げかけ、yasuも“とにかく、ありがとうの一言しかないです”と心からの感謝を伝えていた。全都道府県ツアーとして届けられたライヴを無事に終えたyasuは、5月13日の大阪城ホールを皮切りに、日本ガイシホール、日本武道館の全国3ヶ所6公演で『Encore Season~Arena tour~』、代々木第一体育館2days、宮城セキスイハイムスーパーアリーナで『Final Season』と、Project『Shangri-la』の追加公演を行うことになる。

 このアリーナツアーでも「君がいない、あの日から…」は披露されていたのだが、中でもとても印象的だったのは最終公演の宮城セキスイハイムスーパーアリーナでyasuが、この曲を唄う前に言った一言だった。

「この日、ここで唄う為に生まれてきた曲だと思います」

 もともと「君がいない、あの日から…」は、Project『Shangri-la』の最後のシングルにしよう思って作っていた曲ではなかったのだ。このProject『Shangri-la』を通して、ファンの声を聴き、ファンの笑顔に触れたことで、自然と産まれてきた楽曲なのだという。照明で作られた満天の星空の中で、心を込めて唄うyasuの姿は、限りなく無垢なものだった。笑顔をくれた“君”への想いと、笑顔を見せに来ることができなくなってしまった“君”への想い。ただただ真っ直ぐに“君”に届けようとするyasuの純粋な気持ちが、痛いほどに伝わってきたのを感じた。

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