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どうやって洗濯してる? 帽子の正しいケアテクニック

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身に染みる寒さの中でもファッションを楽しみたいのが女心。特に「寒さが厳しい」と言われている今年の冬は、頭からオシャレに防寒できるニット帽など、帽子を積極的に取り入れていきたいですよね。

でも、「一度も洗ったことがない、汗と汚れまみれの帽子を実はかぶっている」…なんてことになっていませんか? 帽子の洗濯方法って意外と知らないもの。そこで今回は、ニット帽をはじめ、様々な帽子の洗濯テクニックについて、洗濯王子の愛称で知られる中村祐一さんにお話をうかがいました。

縮んだニット帽がリンスで復活!?

まずは冬の定番アイテムであるニット帽の洗濯方法から。一番の心配は洗濯による縮みですが…?

「ニットが縮む一番の原因は、水の中で動かしすぎて繊維同士が絡まり合ってしまうこと。なので、洗濯機洗いだと縮む可能性が高いので、手洗いするのが賢明です。その場合も、ゴシゴシ洗ったり振り回したりは絶対にダメです。具体的には“5回押して1回持ち上げる”動作を5セットが目安。水が繊維の間を通り抜けていくイメージを持って、洗剤を溶かしたぬるま湯の中で行いましょう。温度が高すぎると繊維が縮みやすくなりますし、逆に低温すぎると汚れ落ちが悪くなります。水温は、繊維が緩み過ぎず汚れが浮きやすい30℃ぐらいがベストです」(中村さん・以下同)

さらに使用する洗濯洗剤にも気をつけると、縮みをより回避しやすくなるそうです。

「洗濯洗剤は、素材を守る働きを持つおしゃれ着用の中性洗剤がオススメです。市販のもので代表的なものだと『エマール』などですね。このタイプの商品は、刺激性がほぼゼロの界面活性剤が入っていたり、繊維をヨレや縮みから守るために柔軟性を与えるシリコンが入っていたりと、素材の風合いや色合いを守るための成分で構成されているのです。だから洗濯ダメージが気になるニット帽のようなデリケートな素材でも安心して使えます」

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エマール/348円(税込/編集部調べ)

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中村さんのアドバイス通り、ニット帽をぬるま湯の中で押したり、上に持ち上げたりする動作を5セット行いました。

途中で、「こんな弱い力で本当に汚れが落ちるの…?」と思いましたが、ゴシゴシ洗いしたいのをグッと我慢。すると、だんだん水が濁り、汚れが出てきました! キレイに汚れが落ちていたみたいです。

次は、ぬるま湯で押し洗いする“すすぎ”の工程へ。ここでさらにひと手間加えると、ニット帽をかぶったときに嬉しい影響が出るとのことです。

「柔軟剤を使うことで静電気が起こりづらくなります。 実は柔軟剤には繊維の表面を滑らかにして摩擦を起こりづらくしたり、層を作って電気を溜めづらくしたりする効果があるんです」

すすぎを終えたら洗濯機で脱水し、後は干すだけ。干す際にも縮み防止のポイントがあるそうです。

「繊維は水をくぐると元の大きさより縮んでしまうので、干す前にしっかりと伸ばしながら形を整えることが重要です。干すときは、型崩れを防ぐために平干ししましょう」

洗濯に失敗してすでに縮んでしまっているニット帽がある…という方、いらっしゃいますよね? そんな場合でも、復活させることができる裏ワザがあるのだとか!

「髪用のトリートメントを溶かしたぬるま湯に、縮んだニット帽を漬けおきしてみてください。トリートメントには滑りをよくするジメチコンいう成分が含まれているものが多く、繊維同士の絡まりをほぐして衣服を伸ばすのに効果的です。そのため、リンスを使えば縮んだニット帽を元どおりに復活させることができますよ」

スキーなど冬のスポーツで活躍するニット帽は、雪や泥で汚れることも。そんな場面での応急処置はありますか?

「どちらも風通しの良い場所に干して自然乾燥させましょう。泥汚れの場合、無理に水をつけて落そうとすると泥が解けて細かい粒子となり、余計繊維の奥まで入り込んでしまいます。なので、いったん乾かしてからはらったほうが、泥が固形になっていて落ちやすいですよ。

また、ズブ濡れになったニット帽も、自然乾燥することで縮みや型崩れを避けられます。早く乾かそうと暖房器具の前に置いたり、ドライヤーの温風を当てたりする方がいますが、繊維から急激に水分が抜けると縮みの原因になってしまうのでやめたほうがいいです 」

キッチングッズでベースボールキャップの型崩れ防止‼

では、ここ数年流行りのベースボールキャプはどうでしょう? ニット帽に比べ、ベースボールキャップは丈夫な素材のため縮みの心配はありませんが、型崩れには注意が必要。そんなとき、あるキッチンアイテムが役立つそうです。

「直径20cmぐらいのザルにキャップをかぶせて食器用スポンジで洗えば、型崩れなしの洗濯が可能になります。柔らかい面と不織布がついた硬い面の2面スポンジを使うと、洗い方に強弱がつけられてオススメです。(研磨剤の含まれていないタイプのスポンジを使用)まず水とオシャレ着用洗剤を含ませたスポンジを泡立てます。そして、キャップの表面は柔らかい面を使ってなでるように、内側など汚れがひどい部分は硬い面を使ってこするように洗いましょう。専用ネットに入れ弱水流コースにするれば洗濯機洗いも可能ですが、型崩れする危険性が高いのでなるべく避けたほうがいいです」

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ザルとスポンジを使って、実際に野球帽を洗ってみました!

帽子の表面を洗うときは、キャップの頂点から下に向かってスポンジを滑らせるとスムーズに汚れを洗い落とせました。内側はなるべく優しい力でポンポンと抑えるようなイメージでこすり洗いしたら、生地が傷まなかったですよ!

全体を洗い終えたらすすぎへ。ここでも型崩れ防止で使える裏ワザがあるそうです。

「帽子をザルにかぶせたまま、シャワーを当てて洗剤を洗い流しましょう。水圧によるキャップへの負担が心配かもしれませんが、シャワーの水は粒が大きく生地の深部には浸透しにくいため、繊維が乱れづらく、型崩れしにくいんです。とはいえ、洗濯のしすぎは型崩れにつながる危険性があります。洗濯頻度を下げるために、キャップを被ったその日のうちにウエットティッシュなどで汚れをふき取る習慣をつけましょう」

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型崩れしづらいと聞いても、強いシャワーを当てるのは少し心配でした。弱めの水圧で当てましたが、洗剤はきちんと流れ落ちましたよ!

水洗いNGの帽子は、どうすればいい?

水洗いできるニット帽やベースボールキャップと比べて、アンゴラやフェルトなどの素材の帽子は、「水洗いNG」表記が多め。これは、水で洗うと型崩れや色落ち、縮みなどのトラブルが起こる可能性が高いからだそうです。

そのような水洗い不可な帽子の汚れを落とすには、帽子の外側と内側のそれぞれに適したお手入れを! まずは表面に付いた汚れの落とし方を教えてもらいました。

「表面についた空気中のチリやホコリなどの汚れは、ブラッシングすることである程度落せます。はじめは繊維を逆立てる方向にブラシをかけて汚れをかき出し、そのあと繊維を寝かせる方向にブラシをかけて整えながら汚れを払い落とすのがコツ。帽子専用のブラシは帽子に合わせた曲線になっており、使いやすいのでオススメです。すぐにブラシが用意できない場合は、一時的な代用品として乾いたタオルも使えますよ。そうした日頃のお手入れをしておき、シーズン最後にドライクリーニングしてもらうと、帽子の状態をずっといい状態でキープできますよ。」

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REDECKER(レデッカー) 帽子ブラシ/2,000円(税込)

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また、あるアイテムを使えば、表面の汚れをより落とせるとのこと。

「ハウスダストなどを吸着するタイプの衣服用スプレーを使うと、表面の汚れ落ちが良くなります。スプレーして5~10分置くと吸着成分が細かいゴミを包み込むので、その後普段通りのブラッシングを行うだけで表面の汚れ落ちが格段に上がります」

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ファブリーズ ハウスダストクリア/510円(税込/編集部調べ)

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さらに、汚れの付着を事前に予防できる、便利なアイテムもあるようで。

「出かける前にプロテクトタイプのスプレーをかけておけば、空気中のチリなどが帽子につくことを事前に防止できるのでオススメです! これを使えばお手入れの手間も減らせます」

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リセッシュ 除菌EX プラス プロテクトガード/435円(税込/編集部調べ)

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洗えない帽子の脱臭にはアイロンスチーム

外側がキレイになったら、内側の汚れも落としましょう。払い落せる外側の汚れと比べ、汗や皮脂による内側の汚れは繊維に染み込んでいるので落としづらそうですが…?

「内側の汚れは固く絞ったタオルを使って水拭きをしましょう。洗剤をつけたほうがいいのでは?…と思うかもしれませんが、すすぎを行えないため、洗剤の使用はNGです。汗汚れは水である程度落とせますし、ファンデーションなどの場合はメイク落としシートで拭けば取れます。」

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メイク落としシートで内側のファンデーション汚れを拭き取りました。

最初はシートを帽子にこすり付けていたのですが、あまり汚れが落ちず…。やり方を変えて、シートが含んでいる液体を帽子に染み込ませるように押しながら拭いてみたら、汚れが落ちやすかったです。

水洗いできない帽子は、汚れのほかにニオイが気になることもありますが…。

「洗えない素材の帽子には、アイロンなどのスチームをあてると脱臭できます。蒸気の水分が繊維の奥まで入り込み、ニオイを飛ばしやすくしてくれるからです。また揮発性のある消毒用アルコールスプレーなどは除菌効果が得られます。ちなみに布に香りをスプレーするような製品は、ニオイのもとを包み込み一時的にニオイを抑えるだけで、ニオイの原因すべてを除去出来ているわけではありません。ニオイを包む成分が繊維に残り、素材をごわつかせる原因になることもあるので、使い過ぎには注意した方がいいでしょう。」

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帽子から30㎝ほど距離をとって、アイロンのスチームを全体にまんべんなく30秒ほど当てました。蒸気が手に当たると想像以上に熱かったので、スチームをかけるときは帽子を手で持たないほうがいいですよ!

今回教えてもらった洗濯方法を使えば、これからはどんな帽子もキレイに保てるので安心ですね。今年の冬は防寒アイテムに帽子を選択して、頭の先から清潔なお洒落を楽しみましょう!

(取材協力)

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中村祐一(なかむら・ゆういち)

長野県伊那市にあるクリーニング会社「芳洗舎」の3代目。“洗濯でセカイを変える”という信念のもと、日本中の家庭にプロの洗濯のノウハウを伝える洗濯家として活躍中。

“洗濯は服の美容や治療である”という自身の哲学から生まれた「中村式洗濯メソッド」によって、ドラッグストアにある市販の洗剤などでクリーニング店以上の洗濯を家庭に提案。これまで主婦や芸能人など、のべ2000人を超える人々へ洗濯のアドバイスを行っており、テレビや雑誌などのメディアにも数多く出演。「洗濯王子」の愛称で親しまれている。

公式サイト

(今回紹介した商品)

・エマール/348円(税込/編集部調べ)

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花王公式サイト 製品カタログエマール紹介ページ

・REDECKER(レデッカー) 帽子ブラシ/2,000円(税込)

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・ファブリーズ ハウスダストクリア/510円(税込/編集部調べ)

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マイレピby P&G 布用消臭スプレー製品紹介ページ

・リセッシュ 除菌EX プラス プロテクトガード/435円(税込/編集部調べ)

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花王公式サイト 製品カタログリセッシュ 除菌EX プラス プロテクトガード紹介ページ

構成/遠藤麻衣(verb)

取材・文・写真/北川佳奈(かくしごと)

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