体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

Acid Black Cherry、音楽ライター・武市尚子がその10年の歴史を振り返る「2013年編」

エンタメ
Acid Black Cherry、音楽ライター・武市尚子がその10年の歴史を振り返る「2013年編」

2017年7月18日よりソロデビュー10周年に突入するAcid Black Cherry。音楽ライターの武市尚子氏が、その10年の歴史を1年づつ振り返る連載がスタート。7回目の今回は、「君が笑顔になるなら唄いたい」という想いを持ってProject「Shangri-la」をスタートさせた2013年に迫る。

【2013年】「Project『Shangri-la』1st Season 〜 3rd Season」

2013年3月、Acid Black Cherryはニュープロジェクト、Project「Shangri-la」を発表した。

このProject「Shangri-la」は、「ライブで全国をくまなくまわり、なるべくファンの近くで唄い、ファンとの触れ合いの機会も持ちたい」ということを常に考えていたyasuの想いを実現するものであり、「自分の音楽を愛してくれる人が、一人でも多く笑顔になってもらえたら」という想いも込められたプロジェクトであった。

このプロジェクトを掲げたとき、3つのことを約束した。1つ目は、ライブツアーをまわりながら、コンスタントにニューシングルをリリースすること。2つ目は、日本全国を5ブロック・5期間に分け、全国の“君”に自ら出向いて会いに行くことを目的とした全都道府県ツアーを行うこと。3つ目は、行った先々で「Shangri-la Meeting」と名付けられた触れ合いイベントを開催し、テレビやラジオの公開収録やハイタッチ会をしながら、全国の“君”と触れ合うというものだった。

“唄で世界は変えられない 唄で世界は救えない でも君が笑顔になるなら唄いたい―――”。

これは、2011年10月にリリースした12枚目のシングル「シャングリラ」の中で唄われている言葉であるが、このProject「Shangri-la」は、まさにこの歌詞そのものを形にしたようなプロジェクトだったと思うのだ。

「“君が笑顔になるなら唄いたい”っていうフレーズを、そのままやれたらいいと思ったんです。本当にシンプルに、ただただその思いだけ。みんなが笑顔になるなら、みんなの街に行って唄いたいんです」

また、全都道府県ツアーと並行して行われた触れ合いイベント「Shangri-la Meeting」もまた、yasuに強い想いを抱かせたように感じた。

「全都道府県でライブができてもちろん良かったけど、あのイベントは本当にやれて良かったし、やって良かったと思ってますね。この先、また全都道府県ツアーは出来たとしても、ハイタッチ会はなかなか出来ないと思うからね。本当にいろんな人たちの協力もあって、みんながたくさん会いに来てくれて、実現出来たことでもあったと思って感謝してますね。本当にたくさんの人と実際に触れ合えて、純粋に楽しい気持ちになれたし。すごく自分の力にもなったしね」

特に印象深かったのはアンコールでのリクエストコーナーである。チケットの半券を入れた抽選箱から数枚を引き、当たったファンの所へスタッフがマイクを届けて、そのファンとステージから会話をするという企画だった。

「どこから来たの?何歳?今日は誰と来たの?」と優しく問いかけるyasuに、緊張しながらも楽しそうに答えるファン。思わず笑みがこぼれるようなやりとりの後、「じゃあ、何の曲聴きたい?」というyasuに、それぞれが自分の聴きたい曲をリクエストした。これも、yasuなりの触れ合いの形であり、このためにyasuはどんな曲にも対応できるように入念にリハーサルをしていたのだ。

1 2次のページ
Musicman-NETの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会