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チケット販売大手Eventbrite、Ticketscriptを買収し欧州ライブビジネス事業を拡大

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チケット販売大手Eventbrite、Ticketscriptを買収し欧州ライブビジネス事業を拡大

イベントのプロモーションからオンラインチケット販売を手助けするツールを世界中で提供する、イベント情報管理プラットフォーム「Eventbrite」が、欧州の音楽イベントのオンラインチケット販売を手がけるオランダのスタートアップ「Ticketscript」(チケットスクリプト)を買収したことを発表しています。買収によって、Eventbriteは、ヨーロッパで3番目に大きなオンラインチケット販売プラットフォームとなります。

買収額は未公表ですが、株主とTicketscriptにとって大きな株式配当が行われたとTechCrunchは報じています。

Ticketscriptは2006年にオランダ人の起業家フラン・ヨンカ―(Frans Jonker)とルーベン・メイランド(Ruben Meiland)によって設立されました。これまで投資会社FPE Capitalから1200万ドル(約13億円)の資金を調達して、主にEDMイベントから、トレードショーまでヨーロッパで開催されるイベント向けのオンラインチケットサービスとして利用されています。すでに10万イベント以上において同社のチケット販売ツールが活用され、有名な音楽関連のイベントでは毎年オランダのアムステルダムで開催されるダンス・ミュージック系カンファレンス「Amsterdam Dance Festival」も含まれます。

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Ticketscriptのサービスでは、サードパーティが自社サイトにチケット販売機能を導入できる機能や、オンライン決済、実績レポートをパッケージにしたソリューション「ticketbox」や、スマホだけでイベント入場を管理できるスマホアプリ「Flow」など、オンラインチケット販売を全方位により低コストで管理するユニークなツール群を提供していることが強みです。

世界最大のチケット販売サービス「チケットマスター」に代表されるように、これまでのオンラインチケット販売サービスでは、チケット販売サイトへの誘導が必ず求められます。これは日本のチケット販売サイトでも同じです。Ticketscriptのツールを使うことによって、ユーザーはイベントやアーティストサイト内で直接チケットを購入できたり、チケット購入のためだけに別サイトにアクセスする必要が無くなるという「チケット購入体験」を行うことが可能になると同時に、チケット販売者は、顧客に対して別サイトにチケット購入のためだけに飛ばし購入希望者を失うリスクを減らせます。これはチケット販売側が、技術を持った大手プラットフォームに依存することなく、自分たちの手法で柔軟なチケット販売を自社サイトやプラットフォームで行えるというトレンドがイベント管理プラットフォームの領域で始めていると考えられます。

Eventbriteに目を向けると、彼らは2006年の創業以来、着実に成長を続け、オンラインチケット販売では、世界最大規模に進化してきました。全世界では、2016年だけで発売したチケットは1億5000万枚以上、利用したイベントオーガナイザーの数は60万以上に上ります。サンフランシスコを本社としていますが、現在はヨーロッパでの事業展開にも注力しており、すでにアイルランド、ドイツ、オランダに拠点を構えています。

Eventbriteによれば、彼らとTicketscriptがヨーロッパで販売したチケット数は、2016年のみで3500万枚以上、売上は5億ユーロ(約600億円)以上に上るほど、チケット販売で大きな実績を出しています。

補足までに。ヨーロッパ最大のチケット販売プラットフォームは、「チケットマスター」と「Eventim」(CTs Eventimが運営)です。

■記事元http://jaykogami.com/2017/03/13891.html

記事提供All Digital Music

Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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