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Acid Black Cherryの10年を音楽ライター・武市尚子が振り返る“2011年編”

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Acid Black Cherryの10年を音楽ライター・武市尚子が振り返る“2011年編”

2017年7月18日よりソロデビュー10周年に突入するAcid Black Cherry。そんな彼らの10年を見てきた音楽ライターの武市尚子氏が、ABCの10年の歴史を1年づつ振り返る連載がスタートした。5回目の今回は、【ABC DreamCUP 2011】の一環として行われた4万人フリーライヴ「Acid Black Cherry FREE LIVE 2011」を開催した2011年に迫る。

【2011年】「Acid Black Cherry FREE LIVE 2011」

2011年3月11日。大きな震災が東日本を襲った。

yasuにとっても地震はショックなことであり、「自分が何をすべきかが見えなくなったときもあった」そうだが、彼は「自分が今出来ることを精一杯にやることを選んだ」のだという。

Acid Black Cherryはこの年、日頃応援してくれているファンへの感謝の気持ちを還元するという企画【4年に1度の大感謝! ABC DreamCUP 2011】を立ち上げた。4周年の4にかけて、4つのプレゼントをするというこの企画。4つのプレゼントの中には、愛知・大阪・山梨の3カ所で、合計4万人を抽選で無料招待した野外ライヴ「Acid Black Cherry FREE LIVE 2011」も含まれていた。

このツアーに挑むための準備段階のyasuの意気込みは、半端なく熱かった。ナント。初めて夏の野外でのフルライヴということで、リハーサル時には、エアコンを切ったスタジオで、サウナスーツを着て体を慣らすなど、待っているファンに、いつも通りの熱いライヴを届けようとする気持ちを強く感じるような準備をしていたというのだ。

「“いいか!野外ライヴをなめんな!こんなもんちゃうぞ!”って、みんなでリハーサルスタジオの中で、サウナスーツ着て(笑)。あの心構えは良かったね(笑)。でもね、サウナスーツでのリハーサルはこの時が初めてじゃなくて。最初のフリーライヴも野外だからっていうので、そんときもサウナスーツ着てやって(笑)。“暑いのに慣れとかな!リハスタの空調止めようぜ!”って、過酷な状況を敢えて作ってやってたね。その過酷な状況に慣れてたら、実際、本番でステージ立ったときに、“あ、こっちのが楽や!”って思えるやん(笑)」

そして、このフリーライブでも、中央に花道を設けるなど、出来るだけオーディエンスとの距離を近くするようにしていたように感じた。

“とにかく、みんなの近くで歌いたい。なるべく近い距離で歌いたい”

そんなyasuの想いが真っ直ぐに伝わってきたライヴでもあった。

また、この「Acid Black Cherry FREE LIVE 2011」には、サポートギタリストとして室姫深が参加。yasuが青春時代に聴いてきたアーティスト、DIE IN CRIESのギタリストでもあった室姫深が参加したことで、このツアーはまたひと味違ったサウンド感になっていた。

「俺ね、サポートメンバーに対して、完コピしてくれって言うタイプじゃなくて。曲を渡して、その人の個性でアレンジして弾いてくれたら、それがいいなと思うから。ある程度の決まり事とかフレーズは必要やけど、細かいとことか好きにしてくれって思うタイプやから、室姫さんにも、“室姫さんの好きに弾いて下さい”ってお願いして。ちょっとしたフレーズで、ちょっとテンション入れたりする、そこにセンスを感じるというか。ほんまに、室姫さんのギターも好きやわって思ったね」

このフリーライヴでAcid Black Cherryに初めて触れた人も多かったと思うが、yasuの唄と想いは、触れてくれた人たちを確実にAcid Black Cherryの世界に引き込んだように思う。

Writer 武市尚子

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Acid Black Cherry オフィシャルサイト:http://acidblackcherry.net

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