「乃木坂46」みたい?地名を付けた北アフリカバンド

access_time create folderエンタメ

「乃木坂46」みたい?地名を付けた北アフリカバンド
J-WAVEで放送中の番組「ORIENTAL MUSIC SHOW」(ナビゲーター:サラーム海上)。3月24日(金)のオンエアでは、アルジェリアやチュニジアなど、北アフリカ諸国の「砂漠のロック」を特集しました!

まずは、チュニジア北西部、アルジェリアとの国境の小さな村「バルグー」出身のグループ、「バルグー08」のファーストアルバム「Targ」から「Mamchout」をお届け。同村出身のルタール奏者ニダル・ヤヤウィが中心となって結成し、レパートリーは300年以上前から伝わる古い歌で、伝統楽器とエレクトリックで演奏されています。アルバム名の「Targ」も、この地に伝えられてきた伝統音楽。葦笛の「ガスバ」や北アフリカのフレーム・ドラムの「ベンディール」が奏でるトランシーなサウンドがカッコイイ曲でした。

グループ名は若者に故郷の伝統を知ってもらいたい、世界に向けて自分たちの村のことを知ってもらいたい、そういった思いから名付けたそうで、サラームも「なかなか立派です。たとえば『乃木坂』とかはありますが(村の名前をバンド名にするグループはまだないから)、日本でもこれから出てきてほしいですね」とコメントしていました。

次に、不安定な政情にも関わらず、海と砂漠があるため少々キケンなリゾート地として人気があるという西サハラ。そこのダフラ村出身のバンド「グループ・ドゥエ」が、フランスの「シュヴー」とコラボした「Dakhla Sahara Sessions」から「Bord de mer」。この曲について「ヤケッパチなカッコよさ」とサラーム!「ドゥエの砂漠のブルースギターと、おばちゃんのしょっぱい歌。シュヴー側のヒリヒリするパンクギターとビコビコシーケンス、後半には酒やけしたオヤジのダミ声も提供しています」と表現しました。

続いてマリ北部周辺の町キダル出身の遊牧民トゥアレグ族のグループ「タミクレスト」の「Ehad Wad Nadorhan」。トゥアレグ族は、自らの土地を持たないため差別を受けてきましたが、伝統音楽をエレキギターに乗せた「砂漠のブルース」が世界的に認知されるようになりました。日本でも知られているティナリウェンが創始者とすれば、タミクレストは「砂漠のブルース」の第二世代といえます。

オンエアではさらに、アルジェリアの歌謡曲ライの歌手レダ・タリアニの「Merdi L’amour」や、ギリシャのダブ&オルタナティブ・ロック8人組、イマーム・バイルディの「Simioma」などを紹介しました。イマーム・バイルディとはトルコ料理の名前で「坊さんの気絶」という意味だそう。ちなみにレシピはサラームの料理本「MEYHANE TABLE 家メイハネで中東料理パーティー」でも紹介しているそうです(笑)。ぜひチェックしてみてください!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「ORIENTAL MUSIC SHOW」
放送日時:毎週金曜 26時−26時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/dc3/

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 「乃木坂46」みたい?地名を付けた北アフリカバンド
access_time create folderエンタメ
local_offer

J-WAVEニュース

J-WAVE 81.3FMでオンエアされた話題を、毎日ピックアップしてお届けしています。

ウェブサイト: https://news.j-wave.fm/news/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。