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美術と音楽の幸せなマリアージュ【東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-】ミュージアム・コンサート開催

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美術と音楽の幸せなマリアージュ【東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-】ミュージアム・コンサート開催

 毎年春の恒例となった音楽フェスティバル【東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-】が3月16日から始まった。上野の杜に点在する様々な建物を舞台に行われる本フェスティバルは「美術」と「音楽」の幸せなマリアージュを楽しめるのが特徴のひとつだ。

 フェスティバル2日目の平日マチネには早速、東京都美術館で開催中の「ティツィアーノとヴェネツィア派展」とのコラボレーション企画であるミュージアム・コンサートが行われた。15世紀から16世紀にかけて海洋交易により反映した水都ヴェネツィア。音楽的にもルネサンスからバロックへの移行期間ともいえる激動の時期の、この都市で活躍した作曲家たちの音楽を通して体感しようというもの。

 演奏はつのだたかしのリュートやテオルボ、伊藤美恵のバロックハープと、松井亜希の華やかなソプラノ。ティツィアーノと同時代に活躍した作曲家であるヴィラールト「奥様、私に良いお恵みを」で軽快に始まったコンサートは、楽器や声楽の時代的背景や奏法のトークを交えながら、モンテヴェルディ、ストロッツィなどバロック初期といわれるヴェネツィア楽派までの約100年を辿った。展覧会とリンクした内容に、客席は大きく頷いたり驚いたりしながら、興味深く聴いている様子が印象的だった。

 「ティツィアーノとヴェネツィア派展」記念コンサートはこの後もチェンバロの中野振一郎やリコーダー太田光子により開催される。また「シャセリオー展」(国立西洋美術館)に合わせてのコンサートや、「バベルの塔」展(東京都美術館)プレ・コンサートも企画されており、展覧会と共にその時代の空気を感じることが出来る絶好の機会となっている。

 他、上野の森美術館、東京国立博物館の平成館ラウンジや法隆寺宝物館エントランスホールなどでもコンサートが行われるほか、国立科学博物館ではまさに展示空間と隣同士で楽しめる【ナイトミュージアム】も開催。ミュージアム好きはたまらない一夜になるだろう。

◎公演概要【東京・春・音楽祭 −東京のオペラの森2017−】
2017年3月16日(木)~ 4月16日(日)
上野恩賜公園(東京)
東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂(大学構内)、上野学園 石橋メモリアルホール、
国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館ほか

写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳 聡

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