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吐くことが怖い“嘔吐恐怖症” 発症しやすい場面と克服方法を教えて!

吐くことが怖い“嘔吐恐怖症” 発症しやすい場面と克服方法を教えて!
世の中には様々な恐怖症が存在しますが、その恐怖の対象が吐き気、嘔吐に対する症状もあることをご存知ですか?

通称「嘔吐恐怖症」と呼ばれる恐怖症ですが、なぜ嘔吐することに恐怖を感じてしまうのでしょうか?

今回は嘔吐恐怖症の概要や、原因、治療方法、パニック障害との関連性などを精神科医のひなこ先生に解説していただきました。

嘔吐恐怖症とは

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自分が嘔吐したり、自分以外の人が嘔吐することに関して、非常に強い、過剰なまでの恐怖を感じてしまうものを言います。

閉所恐怖症、高所恐怖症など様々な「恐怖症」が知られていますが、嘔吐恐怖症もそういったものの一つと考えられています。

嘔吐恐怖症の原因

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嘔吐体験

人前で嘔吐してしまった、目の前で嘔吐されて吐物が自分にかかったといった、嘔吐にまつわる何らかの体験が嘔吐恐怖症の発症のきっかけになる場合もあります。

性格傾向

几帳面であったり、完璧主義、不安がもともと強い、といった性格の方に比較的発症しやすいと考えられています。

原因不明のもの

特にきっかけなく、いきなり発症してしまう症例もあり、原因がはっきりしない場合も多くあります。

嘔吐恐怖症を発症しやすいシーン

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吐いてしまうことに対する恐怖のあまり、嘔吐したり、嘔吐を目撃する機会のありそうな場所を避けようとする、といったものです。

例として以下のようなシーンが挙げられます。

■ 乗り物酔いを連想しやすいバスや電車を避ける
■ 飲み会などの食事の場面を避ける
■ 嘔吐をともなう風邪などの感染を恐れ外出しなくなる

上記のように日常生活が大きな制限を受け、通勤、通学や人との付き合いにも大きな影響を及ぼすことが懸念されます。

嘔吐恐怖症の治療

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検査内容

症状に関する問診や、各種の心理検査などが行われることがあります。

治療内容

カウンセリングを通じて認知行動療法を行ったり、曝露療法と言って恐怖を感じるものにあえて少しずつ触れ、慣れていくといった方法が行われます。

嘔吐恐怖症における曝露療法とは、嘔吐に遭遇する可能性があるということで恐怖心を感じる方の多い場面、例えば公共の乗り物などに少しずつチャレンジしてみるといったことになります。

処方される薬

必要に応じて、抗うつ薬や不安を和らげるお薬を使用したりする場合もありますが、あくまで補助的なものです。

嘔吐恐怖症とパニック障害の関連性

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嘔吐恐怖症の研究は比較的新しいもので、まだわからない部分が多くありますが、パニック障害の症状の1つとして現れる場合があることが知られています。

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