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たんこぶちん、結成10周年記念企画ライブ始動「いい10周年のスタートが切れました!」

たんこぶちん、結成10周年記念企画ライブ始動「いい10周年のスタートが切れました!」

3月20日、東京・渋谷eggmanで「たんこぶちん結成10周年企画ライブ〜たんこぶちんvsがんばれ!Victory 唐津っ子のお祭りばい!〜」が行われた。

チケットは見事にソールドアウト。地元を同じくするこの2組のガールズバンドは、全員が小学6年の当時、初めはひとつの大きなグループとして活動をスタートさせた。

そこから派生して、たんこぶちん、がんばれ!Victoryと、それぞれのバンドが結成され、それぞれが今やメジャーデビューを果たし大活躍を遂げている。たんこぶちんにとっては、まさに盟友というべき存在との対バン、しかも同じく10周年を迎えるタイミングでの2マンは、何より感慨深いものだったはずだ。

先攻のがんばれ!Victoryは、ポップでパンキッシュな選曲を中心に、満員のフロアを大いに盛り上げた。小気味好くメリハリの効いたビートには、途中クラウドサーフも起こるほどの盛り上がり。早くも祭りのクライマックスが訪れていた。

そんながんばれ!Victoryの熱演に続き、いよいよたんこぶちんのステージ。NODOKA(B)は髪を鮮やかな赤色に染め、HONOKA(Dr)の髪もヴィヴィッドな金髪になっている!見た目からも気合いは十分。祭り本番スタートだ。

1曲目にもってきたのは、先月リリースしたばかりのシングル曲「遠距離恋愛爆撃ミサイル」。手持ちのカードの中で一番殺傷力の高いナンバーを迷いなく投下して、会場ももれなく「Kaboom! Kaboom!」のシンガロングで応える。

メンバーはまだ21〜22歳という若さながら、さすがは10年選手。演奏力の高さ、バンドアンサンブルのまとまりには、初めてライブを観るファンも驚いたはず。1曲目ですっかり圧倒されてしまう。続いて切ないミドルテンポの「花火」では、MADOKA(Vo・G)が透明度の高い歌声を突き刺すように響かせ、YURI(G)のギターソロも切ない感情をぐいぐい盛り上げていく。

この日のたんこぶちんは、しっかり聴かせるスローな曲、ポップに会場中で盛り上がれる曲、ロックバンドとしての成熟をしっかり見せる曲と、緩急自在のセットリストで楽しませてくれた。2ビートのポップパンク「You」では、再び会場の揺れが激しくなる。

HONOKAの笑顔のリズムキープに思わずニヤリ。すると、ドラムは突如、和太鼓のリズムへと変わり、MADOKAが「唐津っ子のお祭りだ〜!」と叫ぶ。「今だけ、eggmanを唐津に変えたいと思います!」と、「エンヤー!エンヤー!」の掛け声を、ステージとフロアとでコール&レスポンス。どんどん激しくなるリズム。すっかりたんこぶちんのペースに乗せられ、会場中はまさにお祭り騒ぎ。

さらにこの日だけのスペシャルとして、結成当時にコピーしていたという大塚愛の「CHU-LIP」も披露。スペシャルついでに、珍しくYURIのコーラスも入るというレアなシーンもあり、会場は大いに沸く。

CHIHARU(Key)が奏でるフレーズも、キャッチーな楽曲をロックに彩り、この10周年記念のライブでなければ聴けなかった、たんこぶちんのルーツを見るような演奏を聴かせてくれた。そして「懐かしい曲を」と言って始まった「コイゴコロ」のイントロに、会場から大きな歓声が上がる。アウトロで向き合ってギターを弾くMADOKAとYURIの姿に、思わず胸を熱くしたファンも多かったのではないか。

「小6でバンドを始めた時、まさか2組ともデビューして東京に出てきて、こうして2マンライブをやってるなんて、そんな未来をまったく想像していなかったので、10年越しの2マンが実現できて、今胸がギュッとなっています」と万感の思いを言葉にしたMADOKA。

「がんばれ!Victoryに出会えてよかった。ここにいるみんなに出会えてよかった。そんな気持ちを込めて歌います。」という言葉からの「君に会えてよかった」には、こちらの胸もギュッとしめつけられるようだった。MADOKAのアコギとYURIのエレクトリックギターの音色が切なく溶け合う。ゆっくり歩く速度で響くベースライン。すべての音が一緒に歌っているような演奏だった。HONOKAは時折涙をこらえるような表情で、スティックに思いをすべて込めるようにリズムを刻んでいた。

「10周年てゴールのように聞こえてしまうけど、わたしたちはまだこんなんじゃ終わらないし、終わりたくありません。」という決意の言葉を口にし新たな始まりを告げた「はじまりのうた」。今のたんこぶちんを象徴するかのような楽曲と、会場が一体となり巻き起こるシンガロングにたんこぶちんの確かな決意と10年後、20年後も共にメンバーが笑顔で歩む未来を感じた。

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