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BLUE ENCOUNT、10,000人を熱狂と感動の渦に巻き込んだ初の幕張ワンマン開催

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BLUE ENCOUNT、10,000人を熱狂と感動の渦に巻き込んだ初の幕張ワンマン開催

Photo by 浜野カズシ
今年1月にリリースされたニューアルバム「THE END」を受けて行われる全国ツアー「BLUE ENCOUNT TOUR 2017 break “THE END”」。ツアー初日の高松公演を終えての2か所目、千葉・幕張メッセ公演が3月20日に開催された。

「幕張メッセとブルエン」と言えば、まずは2013年のサマソニだ(ももクロ待ちのモノノフたちの前で熱演し大サポートを獲得、ブルエンの名前を広めるきっかけのひとつにあんった)。そして「COUNTDOWN JAPAN15/16」における年明けライヴである。ヴォーカル田邊はその時巨大ステージから、「何年かかってでも、俺らのまんまで絶対このステージに還ってくる」と観客に決然と告げた。そして今日である。「幕張メッセのステージに立つ」という意味においてその約束を果たす機会は「何年かかって」ということはなく、1年と少しで訪れたことになる。しかもそれは、大規模フェスでの登場ではなくワンマンライヴで、という大躍進によってである。しかもそうした未経験の大会場へのチャレンジは、いわゆる「ツアーファイナル」に置くものなのだが(彼らも昨年、初の武道館ライヴをそうしている)、今回は型破り。彼らはツアーの序盤で、未体験の大会場にチャレンジすることになった。

Photo by 浜野カズシ
しかし、フタを開けてみれば田邊が「本当にすごい光景だ! ほとんどツアーファイナル!」と冗談めかして言うほどの熱狂が幕張メッセを埋め尽くしていた(辻村が「なんだか『おじゃまします』、って感じだ」と付け足して笑わせる)。昨年秋の日本武道館ワンマンはアリーナあり、1階席2階席あり、そして全席指定だったが、この幕張メッセはアリーナのみオールスタンディングだ。彼らはステージから、日本武道館とはまた別の「すごい光景」を目にしたはずだ。定番曲「JUMP」におけるバンドとファンみんなでの大ジャンプは、アリーナの大観衆ゆえの大きなうねりに本当に圧倒させられる。「LIVER」での恒例、観客の高速タオル回しも同様に圧巻であり、さらには「もっと光を」の感動的な大合唱もそうだ。この熱狂と感動がブルエンのライヴの「らしさ」だ。「幕張メッセでライヴハウスを感じられる。俺ららしい幕張メッセのライヴができている!」とMCでも田邊はその手応えを感じていた。

Photo by 浜野カズシ
そんな「ブルエンらしさ」に新たな彩りを加える待望の新曲もこの日はじめて披露された。タイトルは「さよなら」。5月3日より全国ロードショーとなる映画『LAST COP THE MOVIE』の主題歌で、4月26日にニューシングルとしてリリースされるスケールの大きい極上バラード。田邊は言う。「ドラマの主題歌をやってみたいと思っていたし、映画の主題歌だってやってみたかった。『LAST COP』がそんな夢をかなえてくれた。またこんなにも夢を見られるなんて思わなかった!」と観客を感動させていた(「こうなったら来世は刑事になります!」というオチをつけて笑わせていたのが田邊らしい)。

Photo by 浜野カズシ
この「さよなら」のみならずここ最近リリースされたシングルの傾向に注目するとバラードバンド、という印象も強くなるし、その通り「THE END」というアルバムにも名バラードの数々は収録されているのだが、いっぽうでブルエンの楽曲の多彩さというものを強く印象付けるのもまた「THE END」というアルバムの特徴であり魅力だ。80年代ビートパンク感いっぱいで、ドタバタと楽しい悪ガキ感いっぱいの「スクールクラップ」から、ブルエンのバンドヒストリーを込めた本格的なラップチューン「city」、全英語詞にして極上のパワーポップチューン「LOVE」までと、今までに以上に幅広いタイプの楽曲が収められているのだ。そんな楽曲ひとつひとうが、今のブルエンのライヴの中核をなしている。そんな「THE END」の楽曲に、過去の人気曲、そしてまっさらな新曲が見事に一枚岩をなしているライヴだ。

ただこの日は、後半は田邊の声が思い通りに出なくなっていてハラハラもさせられた。田邊はそれを気にして「頼りなくてごめんね」と何度も繰り返していた。当然、声が思い通りに出せないというのはヴォーカリストとしては痛恨のライヴ終盤であったはずだ。ただ、その苦境を救ったのは、ファンの大合唱だ。ファンとのつながりを誰よりも大切にしてきたバンドとして、苦しい局面をこうした大合唱に助けられたことは、メンバーにとっても忘れることのできない光景になったはずだ。「city」という曲で田邉は「あなたの居場所になりたい、居場所どころではなくて街になりたい」とラップするのだが、彼らはこの日、この曲をより大事に思ったことたろう。観客の作った居場所/街に、田邊が、メンバーが居させてもらって、救われている、と。だから辻村はアリーナの光景を見て、「おじゃまします」と言ったのだ。

Photo by 浜野カズシ
ブルエンというバンドの、そして彼らを後押しするたくさんのファンたちのテンションとエモーションはここまで高く、熱い。それをあらためて感じさせるライヴだった。このツアーは、これまでブルエンが積み重ねてきた楽曲とファンとの絆が、それらをさらに深め、かつ広げる最新アルバム「THE END」の成果が、大会場でも遺憾なく発揮されたライヴだった。

Photo by 鈴木公平
ツアーはまだ始まったばかりだ。幕張メッセという大会場を熱狂させ感動させるだけの人気と実力を持ったブルエンのライヴを、全国各地のライヴハウスで観れる、という楽しみがこのツアーにも付け加わったと言える。ただし今回のツアーファイナルは福岡国際センター。彼らの故郷である熊本を含めた、九州での初の大規模会場でのワンマンである。

このツアー、そしてこのツアーでBLUE ENCOUNTとファンが作りあげるドラマから目を離すことはできない。

Photo by 浜野カズシ

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BLUE ENCOUNT オフィシャルサイトhttp://blueencount.jp/

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