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建築家隈研吾が語る、東北の職人たちの技術の可能性

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建築家隈研吾が語る、東北の職人たちの技術の可能性
J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「OPINION」。3月19日(日)のオンエアでは、前回に引き続き、日本を代表する建築家、隈研吾さんにお話を伺いました。

隈さんといえば、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場のデザインを手掛け、新しい国立競技場に日本の木材をふんだんに使うことで注目を集めていますが、その一方で、東北に暮らす伝統産業の職人の方々と一緒に、さまざまな日用品をプロデュースし、新しい生活のすすめを呼び掛けています。

隈さんは、東北の職人たちの素晴らしい技術が「3.11の震災以降になくならないように」と、馴染みの職人さんたちをまわって「一緒にプロダクトを作ろう」と声掛けをし、デザイナーと職人の技術を縁結びした「EJP」(イーストジャパンプロジェクト)をスタート。この企画には、世界的に著名なデザイナーたちが職人の技術に惚れ込んで積極的に参加。こけしの技術を使ったポールペンなど、思ってもみない日用品が次々と生まれました。

「こんなに深くて多様な職人集団は世界にもあまりいない。東北の職人は日本の宝」と隈さんは断言します。「これからの生活の豊かさは、すごい機能が付いているよりは、むしろ作っている人の顔が見える、作っている人と使う人との、人間対人間のコミュニケーションの豊かさということになると思います」と話します。

また、2020年には東京オリンピックには「新しいイメージの復興で、木を使ったやさしく温かい文明に向かおうとしているということを世界にアピールできれば」と隈さん。

この季節、スギ花粉のような悩ましい問題もありますが、隈さんは、ある程度スギの木が大きくなったら切って使うという「自然循環」を行っています。そうすることで森を取り戻すことができ、洪水も減って花粉も減り、景観も良くなるといいます。さらに、新しい技術を用いて、防腐技術などで「不燃化」が実現すると「もう一度東京が木の街に戻れるかもしれない」、そんな夢を明かしてくれました。

また、隈さんは1964年のオリンピックの建築をみて「建築家になろう」と思い、人生が変わったとか。2020年のオリンピックも子どもたちが人生を転換させるようにアピールをしたい、自然素材でも素晴らしいものができることを伝える機会にしたいと語りました。

最後に、ご自身の夢を語っていただきました。もっとも大きな夢は「小さな町や村がもう一度元気になってもらう」ことだそうです。「僕自身が何を食べるかなど、地域が作り出すおいしい野菜や肉など、選ぶところから考え直したい。そうすると日本全部のイメージがやわらかく変わると思う。食べ物も人間と人間の問題だから、小さいものをじっくりその場所の人たちと作ることができたらいいし、若い人にも伝えたい」と熱く語りました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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