名古屋セレブ御用達!? なんとト○○フが香る、絶品たこ焼き【名駅前Bonobo】

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たこ焼きといえば、大阪の粉モン文化の象徴であり、庶民の味を代表するメニューである。名古屋人である私も中学時代、小銭を握りしめて近所のたこ焼き屋さんに入り浸り「チェリオ」や「ミリンダ」などの炭酸飲料を片手に小腹を満たしていた。私にとって、たこ焼きはファストフードの原点である。

そんななか、庶民の味とは対極に位置するセレブ御用達のたこ焼き店が名古屋駅の近くにあるというウワサを聞いた。

セレブ御用達!? タコの代わりにキャビアやA5等級の飛騨牛が入っていたり、ソースではなく金粉がかかっていたりするのだろうか?

真相を確かめるべく、お店へ向かった。

一見フツーのたこ焼きだが……

ここは名古屋駅前にある高層ビル、ミッドランドスクエアの裏。

訪れたのは「Bonobo(ボノボ)」というお店だ。

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あれ? 店構えはフツーのたこ焼き店に見えるが……。

とりあえず、注文してみることに。

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「何個にします? 6個? 8個? それとも、10個にする?」と、ご主人。

何しろ、セレブ御用達のたこ焼き店である。気前よく10個も注文するのはコワイ(笑)。

ここは手堅く、6個をオーダー。

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鉄板に生地を流し入れて、ネギや紅ショウガ、そして大ぶりなタコを投入。慣れた手つきで手際よく焼き上げる。

その様子をずっと凝視していたが、フツーのたこ焼きと何ら変わらない。ひょっとして、タコが超希少な「幻のタコ」なのか!?

そんなことを考えているうちにたこ焼きが完成した。

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「ハイ、700円です!」と、ご主人。

7,000円の間違いではないのか? 聞き直しても、やっぱり700円。

ちまたのたこ焼き店よりもやや高めなのは否めないが、目玉が飛び出るほど高いわけではない。セレブ御用達というのは誤報だったのか……。

たこ焼きにトリュフ風味が!

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誤報ということになると記事はボツ。やるせない気持ちでイートインスペースに入ると、クラフトビールのメニューが目に飛び込んできた。

もうヤケクソだ。この際、クラフトビールを飲んで忘れよう。

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ってことで、「京都醸造 素朴な一時」(写真左/ 700円)と「マザマブルーイング エルステン・ヴァイツェン」(写真右/ 750円)をオーダー。

かけつけ3杯ならぬ2杯だ。まずはたこ焼きをつまんで、と……。

あれ? いま気づいたことがある。

たこ焼きにソースがかかっていない。

その代わりに塩がふりかけてあるのだ。

添えられているカボスを搾って食すということか。では……。

ん? んんんっ!?

うっ、うめぇーーーっ!!!

この、鼻から抜ける香りは、まさか……!?

セレブが行くような高級レストランで、シェフがおろし器のような道具を使ってパスタやステーキにかけるアレか!?

世界三大珍味の一つ、トリュフだぁぁぁ!!

トリュフの香りと絶妙な塩加減がクラフトビールとめちゃくちゃよく合う。

でも、ずっと作るところをチェックしてたけど、トリュフを入れているところは見ていないが……。

「コレを使って焼くんですよ。味付けにトリュフ塩も使っています。ウチのたこ焼きは『トリュフたこ焼き』なんです」

そう言いながらご主人が持ってきたのが、フランス産のトリュフオイルとイタリア産のトリュフ塩。

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もうたこ焼き店の風景じゃない!

たかが、オイル。たかが塩と侮ってはならない。これこそ、目玉が飛び出るほど高いのだ。6個 700円という値段はむしろ良心的ともいえる。

ぜひ一緒にクラフトビールも

ところで、なぜ「トリュフたこ焼き」を作ろうと思ったのだろうか?

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実はココ、隣接する「7Days brew(セブンデイズ ブリュー)」が経営。

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私がずっと「ご主人」と呼んでいたのは、マネージャーを務める浅田将揮さん。ご自身も料理人で、さまざまなメニューを考案している。

「たまたま隣にあったお店が閉めることになって、たこ焼き店をやろうと。何種類かのソースをブレンドしたり、自家製の塩ダレを作ったりしたのですが、味はどこまでもフツーなんですよね。ソースとネギの味が個性の強いクラフトビールの味とケンカしてしまう。それならオリジナルのたこ焼きを作ろうと思ったんです」(浅田さん)

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そこで浅田さんは知恵を絞った。パスタも、たこ焼きも、生地は元を正せば同じ小麦粉だ。パスタにトリュフオイルとトリュフ塩を使うと格段においしくなったことを思い出し、「これをたこ焼きとして再構築すれば必ずうまくいく」と確信したのだ。

その後、試行錯誤を重ねた後、ついに当初イメージしていたとおり、トリュフが香る絶品たこ焼きを完成させた。

「やはり、ウチはクラフトビールの専門店ですから、『トリュフたこ焼き』をきっかけに『7Days brew』にも足を運んでいただいて、クラフトビールのおいしさを知ってほしいと思っています」(浅田さん)

ちなみに「7Days brew」では国内外の醸造所から仕入れた常時10種類のクラフトビール(1杯 600円~)を用意。

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料理ではアメリカンベイビーバックリブや BBQ ポーク、ジャークチキンなどを盛り合わせた「COMBO PLATE」(3種盛り合わせ 3,600円~) が人気だ。

バケットとフレンチフライ、コールスロー、チリコンカンも付いて食べ応えも十分。こちらも是非!

お店情報

Bonobo(ボノボ)

住所:愛知県名古屋市中村区名駅 4-4-21

電話番号:052-581-8844

営業時間:17:00~24:00(土曜日・日曜日 11:30~24:00)

定休日:不定休

Facebook:https://www.facebook.com/takobonobo/

7Days brew

住所:愛知県名古屋市中村区名駅 4-4-21

電話番号:052-581-8844

営業時間:17:00~翌1:00(土曜日・日曜日 11:30~翌1:00)

定休日:不定休

Facebook:https://www.facebook.com/7daysbrew/

www.hotpepper.jp

※この記事は2017年3月の情報です。

※金額はすべて税込みです。

書いた人:永谷正樹

永谷正樹

名古屋を拠点に活動するフードライター兼フォトグラファー。地元目線による名古屋の食文化を全国発信することをライフワークとして、グルメ情報誌や月刊誌、週刊誌などに写真と記事を提供。最近は「きしめん」の魅力にハマり、ほぼ毎日食べ歩いている。

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