音声アシスタント付きBluetoothヘッドセット「Xperia Ear」のレビュー

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Sony Mobile が昨年 11 月に Xperia ブランドのウェアラブルデバイスとして発売した音声アシスタント機能付き Bluetooth イヤホン「Xperia Ear(XEA10)」のレビューをお送りします。Xperia Era は左右のどちらにも合う片耳タイプの Bluetooth イヤホンで、スマートフォンのモノラルスピーカー、ハンズフリー通話用ヘッドセット、そして、音声エージェントによる様々なアシスタント機能を提供します。最も重要で注目されるのは最後のアシスタント機能です。Xperia Ear ではスマートフォンの通知を読み上げたり、電話がかかってきたことを音声で伝えてくれます。また、音声でメッセージ(SMM / MMS)の返信を入力して送信したり、事前に登録したアプリを起動することもできます。アシスタント機能がスマートフォンの全ての操作を代行することはありませんが、例えば、通知を耳元で読み上げてくれるのは単純なようで非常に便利でした。また、Xperia Ear はモーションセンサーを搭載しており、首を縦または横に振ることで、Yes or No や操作のキャンセル、音楽トラックの切り替えを行うことができます。例えば、電話がかかってきた時に首を縦に振ると応答し、横に振ると拒否できます。Xperia Ear のパッケージには、Xperia Ear 本体、充電ケース、スペアのイヤーピース(3 セット)、スペアのアーチガイド(2 セット)が同梱しています。Xperia Ear は大きく IC やバッテリーを搭載した本体部分とイヤホン部分に分かれており、一般的なワイヤレスヘッドセットよりも全体的に大きく、本体部分が耳たぶからはみ出るような装着感です。イヤホン部分はこんな感じ。弓状になった部分はアーチガイドと呼ばれるラバー素材の耳フックで、装着時に Xperia Ear が回転することを防止し、外れにくくします。個人的に、本体はけっこう大きいと思うのですが、外から見ると思ったより目立ちませんよね? 意見の分かれるサイズ感であることは事実です。実際に Xperia Ear を身に付けて福岡の空港や天神(西通り)を歩いてみました。多くの人は気づきもしませんでしたが、すれ違う人の中にはすれ違いざまに私の耳元を横目でチラ見しながら過ぎ去る方もちらほらいました。やはり、現時点では耳にデバイスが付いていることが気になる人は少なからずいるようです。Xperia Ear の充電ケースは専用品で、 Xperia Ear を収納し、蓋を占めて充電します。ケースごと持ち運ぶことも可能です。蓋はカチッと留まるので携帯中に開くことはほとんどないと思います。Xperia Ear の機能を利用するには、スマートフォンに「Xperia Ear」アプリを新ストールします。スマートフォン上でアプリを起動すると、ステップ・バイ・ステップのセットアップウィザードが表示されるので画面の指示に従い設定してくと使える状態になります。Xperia Ear には本体に(一番外側)にボタンが付いています。ボタンは短押しと長押しの 2 通りの入力方法をサポートしており、短押しでは「アシスタント for Xperia(標準設定)」または「Google アプリ(Google Now)」のどちらかを選べます。長押しでは上記のほかに、音楽の再生と停止、特定の人へのメッセージ送信(SMS / MMS)など、より多くの機能を割り当てることができます。必要に応じてカスタマイズしてください。Xperia Ear のアプリは分かりやすい作りとなっているので、こういったデバイスを使うのが初めてという方でもすぐに使いこなせると思います。ここで Xperia Ear の主な機能を紹介すると、話しかけ:音声で検索やアプリの操作が可能「○○ さんに電話」「○○ の天気は?」「地図見せて」など通知の読み上げ:スマートフォンの通知パネルの内容をそのまま読み上げるスタートアップメッセージ:あいさつ、時刻、着信やメッセージ、予定の有無、ニュースを読み上げヘッドジェスチャー:頭を縦に振って頷くと着信に応答、頭を横に振ると通知読み上げのキャンセル、着信を取らない、音楽トラックを変更ボタン操作:上述のように短押しと長押しアプリの起動:アプリ単位で起動コマンドを作成できます。LINE を起動するには「ライン」などと登録すれば良い。ナビの音声案内:Google マップの徒歩ナビと連動して、音声で曲がる方向などを伝える。Xperia Ear の音声は Google Now とは異なり非常にナチュラルで聴き取りやすいと言えます。しかも、プラグインで別の声に変更できるので、最近リリースされたアスナボイスにすると、友達と接するような感じで話しかけてくれ、印象が変わります。ナチュラルな音声とカスタマイズ可能な点は Xperia Ear の売りの一つだと言えます。Xperia Ear のバッテリーの持ちはおおよそ 1 日です。バッテリーの持ちは使用頻度によって変わりますが、最もバッテリーを使う音楽再生を続けた場合は半日程度しか持たないので、実質的には 1 日持つか持たないかといったところです。

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