体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

『百合展2017』を拝観しよう! ~業界横断百合イベント再臨~

岸虎次郎先生の『オトメの帝国』(集英社)は女子校の無邪気な少女らの生態を描写した作品。あまりに無防備であまりに不可思議。おばかな仲良し綾乃(あやの)と美好(みよし)から始まり、外見も気質も正反対のあーちゃんとちえなど百合っぷるが満載。むちむちした肉感のある原画を前にして免疫が増える一方だ。

片想い

平尾アウリ先生の『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(徳間書店)は地下アイドルCham Jamの舞菜(まいな)を全力で推す主人公・えりぴよの究極の愛情表現が見逃せない作品。どんなに塩対応されても舞菜推しな主人公。舞菜が冷たい理由には悶絶せざるを得ない。今回のグッズのなかでもcham JamのTシャツは語彙力を失わせてくれた。とてもいい。とてもいい、リアル。

仲谷鳰先生の『やがて君になる』(KADOKAWA)は話題の百合作品。「好き」という感情が訪れない主人公・侑(ゆう)は、同志だと思っていた生徒会長の燈子(とうこ)から、「好きになりそう」と言われてしまう。硬質なタッチのうちに独特の緊張感が根差す物語。美麗すぎる原画の前で張りのあるあの頃の艶やかな素肌が蘇る。

小林キナ先生の『ななしのアステリズム』(スクウェア・エニックス)は三角関係ならぬ五角関係を描いた作品。主人公の司(つかさ)は親友の撫子(なでしこ)が好き。けれど、撫子は…? 友達でいることすら危うい気持ちを清新なテイストで描ききっている。ガンガンONLINEで最終回を迎え4月22日には完結巻となる5巻が発売予定だ。初々しい少女たちの恋心の表現された原画の前にひれ伏したい衝動を堪えるのが大変だ。

同居百合

サブロウタ先生の『citrus』(一迅社)はアニメ化企画も進行中のシリアスな物語。ギャルで純情な柚子(ゆず)と、優等生なのにビッチな芽衣(めい)。真逆の二人が義理の姉妹となり一つ屋根の下で暮らすように。クールな芽衣と懸命な柚子を思わず応援したくなる。切実な少女たちの想いが伝わってくる原画の前で徳を積もうと思わずにいられない。

大沢やよい先生の『2DK、Gペン、目覚まし時計。』(一迅社)は大人の百合漫画。だらしない漫画家のたまごと、しっかり者のOLのひょんなことから始まった二人暮らし。恋でも愛でもなかったはずの関係が見えないうちに変わりゆくストーリーから目が離せない。緊迫感のある場面描写の原画を目で追っているうちに心が愛で溢れてくる。

前のページ 1 2 3次のページ
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy