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ユニークな選曲や行進曲のイメージじゃない曲も!? センバツ高校野球 入場行進曲の歴史

ユニークな選曲や行進曲のイメージじゃない曲も!?  センバツ高校野球 入場行進曲の歴史

今年も春の選抜高等学校野球大会が開幕します。夏の甲子園と違う“センバツ”ならはの特色の一つとして、開会式の入場行進曲に前年のヒット曲が起用されることが挙げられます。この行進曲には、誰もが認める大ヒット曲や、選手の頑張りを後押しするような応援歌的な楽曲が目立ちますが、なかには意外な選曲も!?  そんなセンバツ入場行進曲の歴史を振り返ります。

今年はアップテンポな星野源の『恋』が入場曲 スローバラードが起用されるケースも多数

今年の入場行進曲は星野源さんの『恋』。昨年ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌となり、“恋ダンス”でも大いに話題になりました。テンポが速いダンサブルな曲で、これが入場行進曲としてどういうアレンジになるのか楽しみです。

過去にも、杏里『キャッツアイ』(1984年、56回)、AKB48『Every day、カチューシャ』(2014年、86回)など、テンポが速く行進曲向けではないと思われる曲もありましたが、見事に行進曲として開会式を盛り上げています。

逆にスローバラードのKiroro『長い間』(1999年、71回)、宇多田ヒカル『First Love』(2000年、72回)、サザンオールスターズ『TSUNAMI』(2001年、73回)、コブクロ『蕾』(2008年、80回)なども新たに行進曲として歩きやすくアレンジされています。

流行歌の入場行進曲は1962年から その時代の世の中の動きを反映する選曲も

もともとセンバツの入場行進曲は第1回大会(1924年)の『星条旗よ永遠なれ』など既存の行進曲や大会歌が使われていましたが、1962年(34回)の『上を向いて歩こう』(坂本九)から流行歌が入場行進曲として使われるようになりました(大会歌が変更されて最初の1993年の65回大会は大会歌の『今ありて』が行進曲)。

大阪万博に湧いた1970年(42回)には『世界の国からこんにちは』(三波春夫)が起用されたり、阪神・淡路大震災が起こった1995年(67回)にはSMAPの『がんばりましょう』(起用決定は震災前)などその時代を象徴するような曲もあります。

ZARD『負けないで』(1994年、66回)や岡本真夜『Tomorrow』(1996年、68回)、SMAP『世界に一つだけの花』(2004年、76回)のような、選手への応援歌としてイメージが合う曲もありますが、ラブソングや、平井堅『大きな古時計』(2003年・75回)など応援歌っぽくない曲も実は多いです。

ちなみに2009年(81回)行進曲のGReeeeNの『キセキ』もラブソングですが、ドラマ『ROOKIES』の主題歌として大ヒットしたことから、すっかり“野球の曲”というイメージが定着していますね。

「あれ、この曲ヒットしてたっけ?」という曲も

行進曲に選ばれている曲では、古くは西城秀樹『YOUNGMAN(Y.M.C.A)』(1980年、53回)、寺尾聰『ルビーの指環』(1982年、54回)、B.B.クィーンズ『おどるポンポコリン』(1991年、63回)、サザンオールスターズ『TSUNAMI』など前年の賞レースを賑わせたり、ミリオン以上のヒットとなった、誰もが認める大ヒット曲が選ばれるケースもあれば、なかには「あれ?この曲って前年にヒットしたっけ?」という曲も。

1986年(58回)の岩崎良美さんの『青春』は、ヒットシングル『愛がひとりぼっち』のカップリングで、高校野球を扱ったアニメ『タッチ』のエンディングテーマとなっていました。1990年(62回)の相川恵里さんの『約束』はこの年大阪で開催された『国際花と緑の博覧会』のテーマソングでした。ちなみにこの曲は相川さんにとってのラストシングルでした。

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