体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

脱・ツーカーの仲!家族内コミュ力を鍛えるための「言わなきゃわかんない警報」発令中~! by うだひろえ

脱・ツーカーの仲!家族内コミュ力を鍛えるための「言わなきゃわかんない警報」発令中~! by うだひろえ f:id:akasuguedi:20170313053127p:plain

前回エピソード:不思議なほど気持ちが落ち着く!ケンカしてても絶対やる、我が家のあいさつ「10抱っこ」 by うだひろえ

第一子が生まれた時、私と夫は結婚して9年経っていました。

自分で言うのもなんですが、いわゆる『ツーカーの仲』、「アレってさ」「それな」みたいな会話が成立するくらい。

そんな自分たちの関係が、ちょっと誇らしくもありました。

しかし、妊娠出産から育児という、人生最大のイベントが発生してから、その仲は、こんなに脆いものなのかと、思い知ることになります。

最初は、妊娠中のつわり時期。

私は「気持ち悪くてご飯作れない」と言うと、夫が「まかせて!」と得意の和風パスタを作ってくれることになりました。

しかし、吐きつわりの私、匂いだけで「おええええっ」、即KO。

「ごめん、せっかくだけど、食べられない」と涙目で言う私、

「えっ、そっか……、作らなきゃよかったね」残念そうな夫。

申し訳ない気持ちでいっぱいになりつつ、心のすみで、(でも、気持ち悪くてご飯が作れないって言ってるんだから、食べられないって、わからないかな……?)なんて、モヤモヤしたりしました。

このように、「妊娠」「つわり」という初イベントの発生は、「ツー」「カー」でよかった夫婦の会話を、「ツー?」「か、か、カー?」へと変化させたのでした。

この変化を受け入れるためには、「ツーカー」の関係にあぐらをかくことなく、「その都度言う・聞く」という「手間」をかけなければならなかったんだと思います。

しかし、私という人間は、できることなら極限までめんどくさいことを避けるタチでして。

モヤモヤを抱えつつ、「まいっか、なんとかなるさ」と甘く考えたまま、子どもが生まれ、【育児】という最大級のイベントに突入しました。

想像を絶するタスクの多さと、要する時間の読めなさ、ゴリゴリ削られていく体力と時間と精神力。

こうなってしまうと、「これはヤバイ!」と思っても、「その都度言う・聞く」という「手間」など、かけられるわけもなく。 関連エピソード:やること>やれる人。夫と二人じゃ全然無理っ!命の危険を感じた私の2人目産褥期…(涙)byうだひろえ

もともと「察する」能力が発達していると言われる「女脳」な私。

夫に説明するくらいなら、自分でやったほうが早い!と、アンテナビンビン立てて、ちゃっちゃかタスクをこなしました。

子どもがキバっているのを発見!「はいトイレ~!」何をしてても手を止めてトイレに連行!!

外遊びから帰宅!「はい手を洗ってね~!」と洗面所の電気をつけ、子どもが手を洗ってるうちに、先回りして飲み物を用意!

夫とは、かつての「ツーカー」はどこへやら、「自分のことは自分でやって!」とだけ伝えていました。

それが一番、タスクの遂行をスムーズにすると思っていました。

知らなかったんです。その結果、家族が、どうなるか、を。

夫に子どもたちを見ててもらって、食事を作っている時。

私に、「ママー」と甘えてくる子ども。

「何?どうした?パパと遊んでたんじゃないの?」料理しながら聞く私。

「ママ~、ママ~、ママ~」「なに!?なに!?なに!?トイレ!?飲み物!?食べ物!?」

はっきり言わない子どもにイライラ。「もう、ちゃんと言ってー!」

叫んで、はた、と気づくのです。

私のスカートを掴んで、くねくねしながら、「ママ~」を連呼する子ども。

その顔に浮かぶのは、「言わなくても、わかるだろ……?そう、ママならね☆」

ーーー私がなんでも「察する」から、子どもたち、「ママは言わなくてもなんでもやってくれる」と思っちゃってる……!?

いやいや、ちょっと待って、私、さすがに「ママ~」だけじゃ、わかんないから!

「ツー」が求める「カー」のレベル、高すぎだから!

1 2次のページ
赤すぐnet みんなの体験記の記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。