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行列が嫌いな京都人が並んででも食べる「大河」の手打ちうどんって?【京都】

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香川県民うらやましーと思っていた時期が私にもありました。メシ通レポーターのナガオヨウコです。

今回は、各方面で「おいしすぎる」「わざわざ行くべき」という噂を聞いていたのですが、未訪問なままだったうどん店におうかがいしますよー!

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そんな「本格手打うどん 大河」があるのは、伏見区深草の西浦町。最近、ラーメン店などが続々出店しているエリアです。

京阪電車なら藤森駅西口から徒歩7分、地下鉄なら烏丸線竹田駅から徒歩10分。お店の向かいにはコインパーキングがあります。

京都人は、行列が嫌いです。行きつけのお店に行列が出来ていればほぼ諦めます。私は行列を見ると「観光客だろうな」と思います。京都生まれではありませんが、京都に長く住んでいるためか、やはりお店の前で並ぶことはありません。

京都市中心部から言うと「ちょい外れ」な場所。こんな場所(失礼)にあるうどん店に行列ができるとは、どんなうどんなんだろー?

提供まで2日と20分

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▲「ヨソと同じが嫌」と話すオーナーの岸野達也さん

お店のオープンは、2012年5月。

前職は営業マンだったのですが、「自分が売りたいものを売る」というスタンスにどうもなじめなくて。僕のやりたいことは、自分が売りたいものを提供するのではなく、お客さんがほしいものを提供すること。

もともとうどんが大好きだったので、うどんを極めようと思い、会社を辞めて香川県の「池上製麺所」で2年間修業しました。るみばあちゃんで有名なうどん店です。

しかし、香川県のうどんをそのまま京都に持ってきてもお客さんは満足しないだろうと考えていました。

そもそも、京都のうどんはコシがなくやわやわで、麺よりもおダシが主役。

約10年前の讃岐うどんブーム以降は、コシのあるもちもち讃岐うどんのおいしいお店が登場して、どこのお店も流行っていますが、やはり京都人が日常で好むのはやわやわのうどんなんですよね。

そこで、ほどほどのコシがあるけれど喉ごしがつるりとした、自分だけのうどんを開発することにしました。

目指したのは、若い子が何を食べようかと考えるときに「ラーメンと大河のうどん、どっちにする?」と迷うお店。

世の中のうどん店は、値段が安いからか地位が低いように感じるんですよ。うまいラーメン店には行列ができるのに、うどん店にはできません。

僕は、選択肢の一つとしてすぐに名前が挙がるくらいほんまにおいしいうどんを作りたかったんです。

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うどんは、切り立て、作りたてを重視。

営業時間中は、カウンターの中で岸野さんが生地を伸ばして製麺する姿を見ることができます。

岸野さんは、粉と水を混ぜるミキサーという機械を使わず、手ごねにこだわっています。

一般的には、粉と水を混ぜて足で踏み、寝かせて生地が完成します。

こちら「大河」では喉ごしの良さと弾力を両立させるため足踏みはナシ。また、加水率が高く柔らかいため、冷蔵庫で一晩寝かせて生地を落ち着かせています。

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伸ばした生地を製麺機に入れて……

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麺が出来上がったら……

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すぐにゆで始めます。

製麺は1〜2分ですが、ゆで時間は13分とかなり長め。

お客さんがのれんをくぐってから製麺すると待ち時間が長くなってしまうため、営業時間はどんどん製麺〜調理をしています。

友人たちからは「そんな大変な製法、誰もしてへんで」と止められたそうですが、岸野さんは「誰もやっていないなら、自分がパイオニアになればええんや!」と、あえてこの製法にこだわっているのだとか。

また、京都のうどん店には、だいたい丼ものを置いていますが、「大河」はうどん一本勝負。これも「ヨソのお店がやっていないから」という理由です。

刻みのりすらウマい

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▲大河盛りぶっかけ(1,030円)

メニューは、かけうどん(630円)、きつねうどん(830円)、黒毛和牛A5ランク雌クラシタロースの肉うどん(ライス付き・1,380円)など多種ありますが、今回は一番人気の「大河盛りぶっかけ」をお願いしました!

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海老天、とり天、ちくわ天、青じそ天が乗ったぜいたくな一皿です。

つゆをかけていただきまーす!

そもそも京都のうどん店には「ぶっかけ」というメニューは存在しません。キュッと締められたつやつやのうどん×おつゆのおいしさを京都で楽しめるようになったのは、讃岐うどんが一般的になったおかげ。讃岐うどん文化ばんざい!

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まずうどんですが……なにコレ初めて!

キメが細やかでつる〜んとしているのに、程よくもっちり弾力あり。固さは感じられず、つるんつるんと食べられます。

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天ぷらにもこだわりありありです。鶏天は、海のもののような味が付いたムネ肉。これ、何なんだ?

ジューシーな鶏モモ肉を使うお店もありますが、「大河」はムネ肉を使用。ムネ肉はパサつきを解消するため、大根おろしの汁に羅臼昆布を入れたものに丸1日浸しているのだそう。

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天ぷら粉は、味のついていない粉に2番ダシを合わせているため、ザクザク&ばりんばりんな衣ながら上品な味わいなんです。

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途中まで食べたところで、レモンを絞ってみましょう。こういう時のレモンって、なんとな〜く酸味を感じるかなくらいの味になりがちなのですが、食べ進めても食べ進めてもレモンがしっかり「レモンです!」と主張。

刻みのりも「おいしい刻みのりですよ!」とさりげなく主張。す、すごい。

普通の「おいしい」をぐいーーんと越えてます。

すべてがウマすぎる……!!!

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行列ができると冒頭で述べましたが、平日昼は2〜3組、土日の夜で5〜6組程度だそう。回転が早いので、行列が出来ていても長くて数十分です。行列嫌いの方、臆せずに突撃しちゃってください。

お店情報

本格手打うどん 大河

住所:京都府京都市伏見区深草西浦町7-45-1

電話番号:075-641-4877

営業時間:【平日】11:00〜14:30(LO 14:00)、18:00〜21:00(LO 20:30)

【土曜日・日曜日・祝日】11:00〜15:00(LO 14:30)、18:00〜21:00(LO 20:30)

定休日:火曜日、月曜日の夜

※金額はすべて消費税込みです。

※この記事は2017年3月の情報です。

書いた人:ナガオヨウコ

ナガオヨウコ

ライター歴22年、京都在住のフリーライター。食、手芸、子育て、京都関連の雑誌や書籍、webに執筆中。10年間続けている自然農業の畑では、20~30種の野菜やハーブ、花を栽培。 ブログ:しましま畑でつかまえて

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