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千年前も女性の悩みは同じ? 漫画『日本人なら知っておきたい日本文学』には今もあるあるが満載

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昨年末に『源氏物語 千年の謎』(東宝)が公開されましたが、皆さんはご覧になりましたか?
宮中での生活は何とも雅で、十二単には女性ならつい魅了され、憧れてしまいますよね。
しかし、興味を持ち古典文学に触れたくとも、いざ勉強してみようとすると、優雅なイメージとはうらはらに難しくてとっつきにくそうなイメージがありませんか?
そこで、もう少し簡単に理解したいと思っている方におすすめなのが、『日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典』(幻冬舎)です。
この作品は、日本文学上欠かすことのできない「清少納言・紫式部・藤原道長・安倍晴明・源頼光・菅原孝標女・鴨長明・兼好・ヤマトタケル」の9人について、分かりやすく紹介している漫画です。
「名前は知っているけど……」くらいの人物像を、おもしろエピソードを読んでいるうちに理解できてしまう教養コミックなのです。
 
中でも、清少納言『枕草子』で言いたい放題です。現代で言うと、ブログやツイッターに文句を書きまくっているのと同じでしょうか。
清少納言は、憎きものとして「モトカノを口に出して褒める男」、見苦しきものとして「昼間からイチャつくブサイクカップル」と記しています。結構ヒドイことを言っていますね。
そして、「将来に望みもなくただ夫にすがって、いつわりの幸せに安住している女も、うっとうしいしバカなんじゃないかと思う」「働く女を評価しない男も憎きもの」と力強く一刀両断しています。
こうして見ると、清少納言も現代女性とまるで変わりない感性を持っていたことが分かりますね。周りにひがまれながら地位を確立したキャリアウーマンは、男性に尽くすだけの女性にはなりたくなかったようです。
かたや『源氏物語』の作者である紫式部も、「女に知識は不要」というご時世に苦しみ、宮中でアホのふりを通そうとします。しかし、やはり咳唾珠を成すで、すぐに「賢い」とバレて噂になってしまうのです。
同じように現代でも、仕事ができるのに男性社会に遠慮して、本当の能力を発揮できない女性は実は多いように思います。職種によってはまだまだ女性が入り込めないものもありますね。
このように、この漫画の中には「今もあるある!」が目白押しになっていて、遥か昔の出来事が、友達の話を聞いているかのように頭に入ってくるのです。
これは、千年の歴史を身近に感じられることで、古典作品の登場人物像を想像しやすい構成になっているからだと言えます。
読み終わって強く感じるのは、「昔」も「今」も基本的な悩みは同じ
現代女性の皆さま、清少納言のように、自分らしくすがすがしく行動するのも大切なのかもしれませんよ。
(六島京)


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