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次は冴えカノ!アキバ発アイドル妄キャリ、ヲタ特有の異様な早口で語るアニメ愛&涙のツアーファイナルレポ

次は冴えカノ!アキバ発アイドル妄キャリ、ヲタ特有の異様な早口で語るアニメ愛&涙のツアーファイナルレポ

 読売テレビ・日本テレビ系アニメ『タイムボカン24』エンディングテーマに起用されているニューシングル『激ヤバ∞ボッカーン!!』をリリースした妄想キャリブレーションが、3月12日に東名阪ツアー【激ヤバ∞発進!~ダイナモンドを探せ!~】のファイナルにあたる渋谷WWW X公演を行った。

11日のイベントの模様や各メンバーのソロカットなど計24枚

<悲願のアニメタイアップ、アニヲタ特有の異様な早口でまくし立てるメンバーたち>

 秋葉原から誕生したアイドルグループにとって、アニメタイアップ獲得は野望を越えた悲願のひとつだった。ツアーファイナル前日には、故郷である秋葉原ディアステージにてシングル『激ヤバ∞ボッカーン!!』のリリースイベントを行ったが、こちらも彼女たちならではアプローチが光る内容となっていた。

 まず、開演はアニメ『タイムボカン24』のオンエアと同タイミング。会場のディスプレイに映し出される同アニメをファンと共に観賞する一見シュールな幕開けから、リスアニ!編集長 澄川龍一氏を招いてのトークコーナー『妄想!アニトーーク!!』では、メンバーきってのアニヲタ 桜野羽咲と星野にぁをはじめとしたメンバーのアニメ愛が爆発。その模様はLINE LIVEでも中継され、熱狂的なファン特有の異様な早口でまくし立てる彼女たちに、アニメはあまり見ないというメンバーの水城夢子や澄川氏のたじろぐ姿が世界に配信されていた。

<春より『冴えない彼女の育てかた♭』ED、躍動する“アニヲタ”アイドル?>

 明けて12日、渋谷WWW Xには開演前から数多くのファンが会場前に詰めかけ、客席は瞬く間にファンで埋め尽くされた。後方に『タイムボカン24』を模した巨大なタペストリーが配されたステージに現れたメンバーは、ライティングを駆使したダイレクトな演出のもと、昨年メジャーデビューを飾った「ちちんぷいぷい♪」の強烈なEDMビートで会場を揺らしていく。

 新旧取り揃えたセットリストを畳みかけ、ステージ上のメンバーも客席のオーディエンスも共に汗まみれになっていく熱いアクトが続く中、この日のハイライトのひとつになったのが、新曲「桜色ダイアリー」の初お披露目だ。同曲は人気シリーズ第2弾として、4月よりフジテレビ系ノイタミナ枠でオンエアスタートする新アニメ『冴えない彼女の育てかた♭』エンディングテーマに起用されるため、妄キャリは2クール連続でアニメタイアップを獲得したことになるのだ。

 前日の『妄想!アニトーーク!!』では、“イチファンとして1期もリアルタイムで見ていた”と『冴えカノ』への愛情を止め処なく吐露していたが、「桜色ダイアリー」についても作詞を共作した沢井美空への憧れの言葉を並べる雨宮伊織をはじめ、春にぴったりな振付や新たな挑戦に挑んだ歌など、見どころ聴きどころをアピールしていた。

 妄キャリはメジャーデビュー以降、“MOSO EDM”と題したバウンシーなサウンドで革新性を提示してきたが、「桜色ダイアリー」はメンバー自ら“妄キャリの持っているすべてのかわいいを込めた”と評する通り、彩り豊かなサウンドがきらめくキュートなナンバー。流麗なピアノフレーズや上品な音使いが耳に心地良く、華やいだサビメロのリフレインが印象的な1曲で、ライブではかわいらしい振付も目を引く。アイドルファンならずとも心奪われるキラーチューンと言っていいだろう。

<もうひとつの夢、作詞作曲手がけた「back stage」で涙のフィナーレ>

 そしてアンコール。グッズTシャツを着た姿で再登場した妄キャリ。メンバーの雨宮伊織が“この曲に「そばにいて この夢が叶う時」という歌詞があるんですけど、まさに今日のことだなあと思いました”と語ると、作曲をはじめて雨宮伊織(JUVENILEと共作)が、作詞をはじめて妄想キャリブレーションが単独で担当した1曲「back stage」を披露した。昨年末の新木場でのワンマン後に書いたというこの曲は、今の本音、メジャーデビュー以降に起きた賛否両論などを踏まえた現状を言葉に、音にしたミドルバラードだ。

 “今の場所にたどり着くまでのすべてが上手くいっていたわけではない”。以前、胡桃沢まひるはこの曲について、本気で考えてやっていると伝われば嬉しいと話していたが、同曲の終盤、“光の海へ”という歌詞に呼応するように、会場には彼女たちそれぞれの担当カラーのサイリウムが一斉に掲げられた。その感動的な光景に、思わず涙するメンバーたち。さらに最後は「激ヤバ∞ボッカーン!!」をもう一度熱唱してフィナーレを迎え、妄想キャリブレーションの東名阪ツアーは新たな始まりを予感させる季節にぴったりな一時となったのだった。

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