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フルーツダイニング8010~食材のルーツを辿る旅 其の7(前編)~産地を巡る冒険【タベアルキスト】

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みなさん、こんにちは! メシ通レポーターのタベアルキストTokuharaです。

「料理」と「生産者」。両者を繋げる魅力ある「食材」。そのルーツを辿る旅。

7回目の今回取り上げる食材は、「いちご」。

その「いちご」の中でも、プレミアムな逸品として分類される「スカイベリー」にフォーカスします!

“いちご王国とちぎ”が生んだ、赤い大結晶「スカイベリー」

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改めまして……「スカイベリー」という「いちご」をご存じでしょうか?

誕生は、2014年。生まれは、いちごの全国収穫量1位(※1)を誇る栃木県です。

“いちご王国とちぎ”の英知を結集し、約17年の歳月をかけて生まれた「スカイベリー」。ご存じ「とちおとめ」よりも果肉がかなり大きく、まろやかな甘味と酸味とをバランス良く兼ね備えております。

また、その名前には『「大きさ、美しさ、おいしさ」の全てが大空に届くような素晴らしいいちご』(※2)という意味が込められているのだそう。

いまこの旬な時期に、是非ともこの「プレミアムないちご」を使ったメニューをいただかねば! 我々タベアルキストは、“いちご王国とちぎ”に向かうことにしました。

いざ、「スカイベリー」を求めて!(……男二人旅です!)

(※1)農林水産庁 統計情報「作況調査(野菜)」より

(※2)スカイベリー公式サイト「三ツ星いちごスカイベリー」より

舞台は、宇都宮!

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いまやすっかり「餃子」のイメージが定着している宇都宮。

そのJR宇都宮駅から、北西に車で10分少々。今回の目的地、大人の隠れ家的レストラン「フルーツダイニング 8010(パレット)」があります。

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創業は、約40年前。親子二代〜三代に渡って通われているお客さんも多いのだそう。

レトロな洋食店的雰囲気を醸し出すお店は、オーナー夫妻の自宅を改装したもの。店内では、旬のフルーツを使ったさまざまなメニューの他、「栃の木黒牛」を使ったローストビーフ(これもまた絶品!)等のお食事メニューもいただくことが出来ます。

では、早速こだわりの「スカイベリーメニュー」をいただいてみましょう。

スカイベリーメニュー1食目。開幕から圧倒的!

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▲スカイベリー苺サンド(1,080円)

この出会いは、衝撃的。

こちらの看板メニューである「フルーツサンド」に、カットしたスカイベリーを。たっぷり使われた自家製生クリームと共にぜいたくすぎる逸品です。もちろん予習はしていったはずなのに、食前には全く予想し得なかった驚きを体験……!

オーナー柳田さんの愛情とこだわりが詰まった、生クリーム。口当たりは滑らかでありながら、ガツンとくる乳脂肪が濃ゆい生クリームの存在感が、その見た目以上に感じられる開幕一口目。

ちなみに……。生クリームは、約40年前の創業当初から変わらない味。本当に「全く変えていない」そう。時代のニーズにあわせて変えていくスタイルと思いきや、これには心底驚きました。

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そして、「スカイベリー」からにじみ出るみずみずしく強い甘味が、この生クリームと絡み合い、そして最後にほのかな酸味を放ちながら、胃袋に吸い込まれていく……。

ポイントは、「スカイベリーの酸味」でしょう。余韻がサッパリとしているが故に、手が止まらなくなる感覚すらあります。

また、忘れてはいけない「パン」。

主役はあくまで具材。故に、それらを挟むパンは添えるだけ。「パンは主張しないことがポイント」で、こちらの「フルーツサンド」のための特注品だそうです。具材たちの圧倒的なパンチ力は、それらを支える名脇役がいてこそ!

甘味と酸味。まるっと頬張ったときの全体の食感……その調和が見事な、誠に圧巻パフォーマンスでありました。

スカイベリーメニュー2食目。こだわりの塊!

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▲スカイベリーパフェ(1,280円)

フルーツサンドと並ぶ、こちらの看板メニューであるパフェ。青果店を営まれていたオーナー夫妻の「フルーツへの愛情」、「素材の良さを決して殺さないポリシー」は、このパフェでも巧みに表現されております。

「スカイベリー」と生クリーム。構成は、極めてシンプル。小ぶりな「スカイベリー」の上には、先ほどの生クリーム。下にはつぶした「スカイベリー」がふんだんに敷き詰められています。

「スカイベリー」の中でもやや小ぶりなものを使うのは、全体のバランスを考えてのこと。大ぶりなものよりも、酸味がやや強めに感じられるから。

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シンプルな構成にも関わらず、下に向かって食べ進めていくにつれ、その味わいの変化が実に楽しい!

まるのままの「スカイベリー」で始まり、「スカイベリー」の果汁をたっぷり吸った生クリームを飲み干して、ショーを終える……。

つぶした「スカイベリー」の果肉と繊維。それらが生クリームとが複雑に絡み合うさまは、このパフェの醍醐味(だいごみ)! この表情は、サンドでは味わえません。

また、書かずにはいられないのが、オーナーの器へのこだわりです。

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パフェにとって、そのフォルムを“魅せる”器は、とても重要な要素の1つ。

こちらのパフェの器。すべて職人さんによるハンドメイド。故に、1つ1つ微妙に形が違うのだそう。

奥様は、頑としてこの器にこだわられました。

が、時の流れで、メーカー側では作ることができない状況に……。諦めきれない奥様は、何度もメーカーに連絡し、アツい思いを伝えたところ、メーカー側で専用チームを結成。こちらのお店のために、この器を作られたのだそうです。

奥様の徹底したこだわりが、人を動かし、人を呼ぶ……。

すこぶるアツいエピソードに耳を傾けながら、いつの間にか平らげていました。

まだまだ続く、いちごメニュー!

「スカイベリー」以外にも、栃木産いちごを使ったメニューが充実。こちらのお店で見られる「いちご」の表情は、実に豊かです。

せっかくなので、ご紹介しましょう。

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▲苺クラッシュ(1,050円)

つぶした「いちご」の上に、生クリームを乗せたもの。先ほどのパフェで体験した「いちごの果肉・繊維と、こだわりの生クリームの共演」は健在!

パフェよりもボリュームは控え目なため、お食事メニューをいただいた後のデザートに最適かと。サッパリとした余韻に浸れること間違いなしです。

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▲苺ジュース(1,050円)

いちご100%。水・砂糖の使用は、ゼロだそう。あくまで、主演は「いちご」。このあたり徹底されております!

よくある果物ジュースに比べて、甘味は控え目。オーナーにも「お好みでシロップを」とすすめていただきました……が、全く使わずに完飲!「素のいちごを味わいたい」という気持ちにさせてくれます。

11月〜6月の期間限定メニュー。

なんとも素晴らしき「スカイベリータイム」でした……

「スカイベリー」という「いちご」の質の高さと、オーナーのブレないこだわりとが見事に調和した、秀逸なメニューたち。約40年間、フルーツに真摯(しんし)に向き合ってきたオーナー夫妻のこだわり・おもてなしの精神が、この「スカイベリー」という「いちご」によって、見事に表現されていました。

主演を見事に演じていた「スカイベリー」。

この極めて質の高いプレミアムな「いちご」は、いかにして育てられているのか。ますます興味が湧くばかり。

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次回後編は、「スカイベリー」生育の場所へ。

我々は宇都宮市を離れ、お隣の鹿沼市へ向かいます。

お店情報

フルーツダイニング8010(パレット)

住所:栃木県宇都宮市下戸祭2-18-1

電話番号:028-621-8020

営業時間:11:00〜22:00

定休日:無休(年末31日、年始1日のみお休み)

ウェブサイト:http://www.8010-pallet.com/

※金額はすべて消費税込です。

※この記事は2017年2月時点での情報です。

書いた人:Yamato Tokuhara

Yamato Tokuhara

特に、和食をリスペクトするタベアルキスト。幼少期より魚に囲まれ育った影響か、魚介料理には人一倍うるさい。ノンジャンルで年間350軒以上を食べ歩きながら、言葉の壁を超える“食”の素晴らしさを、海の向こうまで伝えることが、いまの生きがい。 Webサイト:Tabearukist Association facebook:Tabearukist Association

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