水溜りボンド・インタビュー 卒業後の進路はどうする?動画コンテンツの未来とは

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水溜りボンド・インタビュー 卒業後の進路はどうする?動画コンテンツの未来とは アイキャッチ_水溜りボンドインタビュー 水溜りボンドインタビュー_01

大学生コンビのYouTuber「水溜りボンド」のカンタさんとトミーさん。日常で気になったことを検証してみたりドッキリに挑戦するなど体当たりの動画が人気を集め、現在ではチャンネル登録者数140万人を超えるほど。おふたりに卒業後の進路や今後のYouTuberのあり方についてうかがいました。

 

素の状態の面白さを伝えたくて始めた動画投稿

水溜りボンドインタビュー_02

――YouTuberとして活動を始めたきっかけを教えてください。

カンタさん

カンタさん:大学ではたくさんのことに挑戦したいと思っていて、いろいろなサークルに顔を出したり、自分でサークル作ったりしていたんです。そんななかで、友達に誘われたのをきっかけにお笑いサークルに入りました。そこで出会ったのがトミーですね。

 

トミーさん

トミーさん:最初は普通にネタを作ってライブに出ていました。ただ、決められたネタをやるよりも、ふたりが素の状態でしゃべっているほうが自分たちの面白いと思うものを表現できている気がしていて。その空気感が伝わればと思い、動画を投稿しはじめたのがきっかけです。もともとカンタが映像系の学部だったというのもあって、自分たちがやりたいこととうまく噛み合いましたね。

 

応援してくれている人に楽しんでもらえるよう進化したい

水溜りボンドインタビュー_03

――多くの人に動画を見てもらうようになって、周囲の反応など変わったことはありましたか?

カンタさん

カンタさん:周囲の人たちも温かく見守ってくれているし、動画の内容もとくに変わったことはないですね。逆に「変わったね」と言われるのは少しさみしかったりもします。

 

トミーさん

トミーさん:変わるというよりも、進化したいですよね。今よりももっと面白いものを作っていきたいし、成長していきたい。だけど、自分たちらしさは忘れずに大事にして、根元の部分は変わらないというか。新しいファンの人たちを増やすよりも、今自分たちのことを応援してくれている人に楽しんでもらえるような動画を作っていきたいんです。

 

カンタさん

カンタさん:昔よりも自分たちの動画を待ってくれる人のために頑張ろうという責任感は出てきましたかね。それはプレッシャーとはまた違って、純粋に楽しませたいという思いからきています。実際にやっていることはくだらないことなんですけどね。ものすごくでかいスーパーボールを作ってみたりとか(笑)。

 

 

トミーさん

トミーさん:あのときは自宅にエレベーターがなくて、80キロぐらいあるようなスーパーボールの塊を階段で運びました。誰かに見つかったら通報されるだろっていうレベル(笑)。でも自分たちでやっていて楽しいし、みんなに見せたいからという使命感で運びましたから。

 

YouTuber全員が最強になれば、動画コンテンツの未来は大丈夫

水溜りボンドインタビュー_04

――動画の人気もあって、ここ数年でYouTuberもかなり増えた印象です。その一方、現在の動画ブームは一時的なものだと考える人もいるようですが、おふたりから見ていかがでしょうか。

 

カンタさん

カンタさん:それこそYouTuberを始めたときから聞かれ続けてきたことですし、やっぱり自分でも考えますよね。「動画のブームはこれからもくるよ」と言う人もいれば、「今だけだよ」って言う人もいて、自分たちもどうなっていくか分からない状態なので不安もありました。

今はいろいろなYouTuberがそれぞれ活動していますが、ひとつのチームみたいなものなんですよ。ヒカキンさんがいて、はじめしゃちょーさんがいて……。チームのみんながそれぞれいいコンテンツを作ることができれば、動画の未来はそんなに暗くないと思います。

YouTuber全員が一丸となって動画を盛り上げていかなければという意識はありますね。不安はあるけど面白い人たちが多いし、刺激になっています。

 

トミーさん

トミーさん:うん、YouTuber全員が最強になれば、動画コンテンツは大丈夫だと思う。自分たちは、まずは「最強の水溜りボンド」になるように意識していきたいですね。

 

会社員になる人たちと同じスキルは身につけたい

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――「最強の水溜りボンド」というと……。

トミーさん

トミーさん:やっぱり、自分たちの軸をブラさずにパワーアップしていくイメージですね。自分たちが面白いと思うものだったり、やってみたいという気持ちを大切にしていきたいです。YouTuberランキングとかよりも、自分たちが面白いと思うものをやり尽くしていきたい。

 

カンタさん

カンタさん:「水溜りボンドらしさがある」と言われたいですね。10年後には全く違うテイストのことをやっているかもしれません。でも、今ファンでいてくれている人たちが「やっぱり水溜りボンドのこの感じが好きなんだよね」と思ってもらえるようなものをつくり続けていくことが理想ですね。

 

――今後もYouTuberとして活動を続けていくなど、大学卒業後の進路についてはどのように考えているのでしょうか。

カンタさん

カンタさん:そうですね……ふたりともそうですが、やっぱり今の段階で普通のサラリーマンをしていく感じではないんですよね。もう自分たちの力で生きてくしかないのかな、と。

ただ、それは好きに生きていくというのとはまた違いますからね。いろいろな人のサポートが必要だったり、一緒に働けるようにもならないといけない。そのうえで、自分たちのスキルも磨かなければいけないと思っています。

いわゆる就職をして会社員になる人たちと同じようなスキルはつけたいですよね。そのためには、やっぱり動画以外のことも勉強し続けるしかないです。

 

今は動画でうまくいってるからと言って、それだけやっているわけにはいかないですから。僕の場合は、今は英語の勉強を続けていています。やっていくうちに今後は英語と動画を掛け合わせて何かできるかもしれません。

なるべく自分の引き出しをたくさん持って、いろいろとできるようになりたいとはふたりで話してますね。

 

水溜りボンドインタビュー_06 トミーさん

トミーさん:僕は、失敗したときのリスクヘッジを考えるよりも、自分たちが決めた道でやっていくためには何が必要か考えていくほうが大事だと思っています。

たとえば、YouTuberとして生きていくとしたら、どんなスキルが必要で、どういった人間が一番面白いのか考えて実践してみたほうがいい。

実は、今まで動画の編集はしていなかったのですが、最近はサブチャンネルのほうの編集をするようになりました。ちょっとずつ動画に貢献できる幅が広げていけたらなとは思いますね。

 

カンタさん

カンタさん:そうだね。そうやってできることの幅を広げていくことが進化につながるのかもね。あくまでも水溜りボンドらしさを大事にしながら、何年経っても今視聴してくれている人たちを笑わせたいよね。成長しながらも、「ばかだな」ってあきれながら笑ってほしいです。

  プロフィール:水溜りボンド

意外にも珍しい2人組大学生YouTuber。大学でお笑いサークルで出会ったカンタとトミーの2人がコンビを結成し、2015年からYouTubeを始め幅広い年齢層のから人気を集めている。都市伝説、検証、実験、ドッキリなど幅広いジャンルで面白い動画を毎日欠かさず投稿している。

 

文:成瀬瑛理子 撮影:伊藤圭

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