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介護者が知っておきたい口腔ケアの道具5つとケアの心得

自分の口の中をじっくりみる機会って、なかなかないものですよね。とくに、歯以外の部分がどのような働きをしているのか、また、どのような役割があるのかなんて、歯科医療従事者でないかぎり情報として得られないですよね。

私が市民講座等で講演をさせていただく際、まずは自分のお口を見ていただき、お口の中の構造や役割を知っていただくということをしています。もちろん、歯科医療従事者に講義するときは、専門用語を使ってお話いたします。

でも、一番大事なのは、「セルフメディケーション」という言葉もあるように、「自分のことは自分で知る、そして守る」ということです。これからの社会、そして今後増加が予想される在宅介護で必要とされてくると考えています。

今回は、介護を行うご家族や在宅介護に従事するスタッフさんのために、私が長年訪問歯科で行ってきたことをお伝えして行きます。

自宅介護での口腔ケア

まずは、「しなければならない!」というプレッシャーの荷物を肩からおろしてください。小児の歯磨きをいやがるお母様方にもお伝えしていますが、「はみがきしなくてはならない!」と焦る気持ちや苛立つ気持ちが手や表情に出てしまい、相手に伝わります。

次に、「できること」を行ってください。「できること」の幅を少しずつ広げ、口腔ケアにおいても「できること」を行い、歯科衛生士さんが訪問した際、専門的口腔ケアを行ってもらいましょう。その時、どんなふうにするのかを観察したり、聴いたりしてみてください。

それでは、「できること」とは一体なんでしょうか。「できること」第一段階はずばりこれです。

手を握る

え?口腔ケアでしょ?!って、思いますよね!(笑)

じつは、脳内の運動野といわれる運動神経の範囲と感覚野といわれる感覚神経の範囲は、口と手、両方同じくらい大きく関連しているんです!ですので、口をあけていられるか?舌や唇を動かすことができるか?ということは、手や指の動きができるか?と一緒なんです。

そして、最も大切な「いきなり口をあけさせるのではなくコミュニケーション&スキンシップから!」ということをしていただきたいんです。「さあ歯を磨くよ」って、寝ているときにいきなりブラシを口の中に入れられたら誰だってイヤですよね!「ちょ、ちょっと!なにするの!!」って、なりますよね。

介護者は、これを「拒否」という言葉で表現しているのかなという気がします。「おはよう、お母さん。今日は外、暖かいのよ」と言いながら、手を握ったり、顔をあたたかいタオルでふいてあげてもいい。口腔ケアは、ここから始まっているんです。

介護者に知っていてほしい口腔ケア~道具編~

それでは次に、どんな道具を用意すればいいのか?また、使いやすく要介護者に負担にならない道具をご紹介いたします。

歯ブラシ

やわらかめのものを使用します。そして、毛先が細いもの。本来、毛先が細いものは歯周病予防などに使うものですが、短い時間内に細かく磨くことができない介護における口腔ケアは、歯ブラシの毛先が細いものの方が磨きやすいです。

吸ty 吸引歯ブラシ ロング やわらかめ(ピンク)
QT-TLS
吸ty 吸引歯ブラシ ロング やわらかめ(ピンク)
QT-TLS

ガーゼ

ハンカチくらいの大きさのガーゼを4つに折り、人差し指の先端にかぶせるように巻き付け、頬がわの歯肉にそって置くようにします。そうすると、歯垢まみれのだ液を誤嚥することなく、ガーゼが吸い取ってくれます。
ソフキュアガーゼ 20×20 4折 200枚入
ソフキュアガーゼ 20×20 4折 200枚入

歯間ブラシなど

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