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明るい報道も!ラジオ福島アナウンサーが語る今の福島

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明るい報道も!ラジオ福島アナウンサーが語る今の福島
J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「TAKE ONE ACTION」。3月12日(日)のオンエアでは、ラジオ福島アナウンサーの深野健司さんをお迎えしました。

東日本大震災発生から6年が経ったなかで、深野さんは、富岡町に行く際に通った飯舘村、浪江町、双葉町、大熊町の景色について話してくれました。

本来、田んぼや畑が見える東北の風景も、飯舘村や浪江町のように避難区域解除間近の地域では、ただ除染で整備された薄茶色の平坦な土地が続いており、福島第一原発に近い帰還困難区域の双葉町と大熊町では、枯れ草が伸び放題でベージュ色の荒れ果てた土地になっているよう。「やはり田んぼや畑が日本の原風景なのかな」「農業の再開はいつになるんだろう」と改めて深野さんは思ったそうです。

昨年9月に同番組に出演した際にも、福島が今抱えている問題を「分断と風化」と表現した深野さん。改めて「今回の避難指示解除も放射線量による分断ですし、賠償金の分断もあります。それから風化といいますと、全国から東日本大震災のニュースがだんだん減ってきている風化は当然感じるんですが…」と語りながらも、最近新たに疑問に思うことは、マスコミのイジメ問題の取材姿勢についてだとか。

全国で避難者児童のイジメ問題が明るみになり、それは事実としてある一方で、深野さんの知る新潟への避難者は「最近、マスコミの人は『子どもたちのイジメを聞いたことありますか?』といった質問ばかりしてくるんですよ。こちらではみなさん優しくしてくれているのに。イジメの問題を一生懸命探しているように感じる」と深野さんに話したそう。このように一部のことに特化して福島が伝えられていることに、深野さんは違和感を抱えているのです。

「イジメのような問題ばかりがクローズアップされ、温かい部分がニュースにならない。これはジレンマなんです」と話し、富岡町で目にしてきた前向きな人々の姿を教えてくれました。

4月1日に避難指示の解除される富岡町は、現在、準備宿泊が可能な状態ですが、ある家は去年9月の準備段階で家を建て直し「檜風呂、ロフトの子ども部屋の二世帯住宅を用意して、これから子ども、孫、ひ孫と暮らす」ととても前向きだったとか。また、富岡高校の休校前の卒業式では、生徒たちが「社会人になったら故郷のために何かできることをしたい」と語っているのを聞き、「たくましい若者が育っているな」と実感したそうです。

最後に深野さんは、被災地への支援活動をした米軍が、震災直後に東北で、一個のおにぎりを半分に分けて食べていた日本人に感動したという話題を例に挙げ「僕は東京出身で22年間東京で生活したので、あえて言いたいのは、震災が起きて食べ物の不足が予想されたときに『一個のおにぎりを半分に分け合う心が持てますか?』ということです。最後は心だと思います。1000万人以上いる東京は大変だろうと思います」と深野さん。

東京に限らず、都市部で震災が起きた際にそれぞれの人がどのような行動を取るか、平井も「この話を今聞いて、もしそのような事態に直面したときに、この話を思い出す人がたくさんいればいいなと、今日のお話を伺って思いました」と深野さんの話に耳を傾けていました。

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【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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