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「騎士団長殺し」は村上春樹のベストアルバム的作品?

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「騎士団長殺し」は村上春樹のベストアルバム的作品?
J-WAVEで放送中の「GOLD RUSH」(ナビゲーター:渡部建)のワンコーナー「TSUTAYA ENTER-MINUTES」。3月10日(金)のオンエアでは、村上春樹の4年ぶりの長編小説で、傑作との呼び声も高い「騎士団長殺し」に注目しました。

今回は、ハルキストが集まるお店としても有名な「6次元」の店主で、「さんぽで感じる村上春樹」の著者でもある、ブックディレクターのナカムラクニオさんをゲストにお迎えし、その魅力を解説していただきました。

まずは、今作だけでなく、村上春樹作品全般の魅力についてナカムラさんにお聞きすると、「独特な言葉遊び」がポイントであることを挙げていました。特に比喩がとても多く、たとえば渡部建という人物を説明するときに、「アンジャッシュの渡部は歩くミシュランガイドだ」や「神の舌を持つ貴族のように世界を食べ尽くした」など、回りくどい表現がたくさん出てくることを取り上げていました。

「だから何が書かれているかっていうよりも、どう書かれているかを楽しむっていう感じですね。だから何度読んでもおもしろいっていうところがあります」(ナカムラさん、以下同)

また、「ゲーム性があって、解けない謎をずっと解いてるような感じなんですよ。読書会をやっても謎は解けないんです。そこがおもしろくって…たとえば『ドーナツの穴は存在するのか? しないのか?』みたいなことをずーっとモヤモヤ考えてる感じですかね」とも。

そんな村上春樹作品を、ナカムラさんは「答えのないなぞなぞ文学」と表していました。「『村上ワールド』ってところへ行って、ずっとみんながそこのゲームをやってるような感じ。答えがないので逆におもしろいんじゃないかな、と思います」とのこと。さすがムラカミストと呼ばれるだけあって、喩えがたくさん出てきます!

そして、最新作「騎士団長殺し」は、いかにも村上ワールドという感じのストーリーだそうです。

「定番のキーワードとか、セリフとかが続々と出てくるんです。これまで出てきたありとあらゆる要素がギュッと、一冊にまとめられた、ベストアルバムみたいな感じになっています」

これまでのファンにはたまらない作品であり、はじめて村上春樹作品を読む人は、まんべんなく村上春樹の世界を楽しめるストーリーになっているとのこと。名前は知っているけれど、作品の数が多すぎてどれから読めばいいかわからない…という人もたくさんいると思うので、そんな人にぜひオススメしたい一冊です。

最後に、渡部からナカムラさんに、毎年話題になる“アノこと”についてストレートに質問。

「村上春樹さんはノーベル賞をとりそうですか? ハルキストの間ではどういうふうになってるんですか?」と渡部。

これに対してナカムラさんは、「世界の評価はメキメキ上がってるんです。ウチのお店にも外国から続々お客さんが来たりとか、海外の評価はものすごく高く感じるんです」と、日本人が思っている以上に世界は評価していると感じているそう。「なので、来年、再来年あたり…」と予想していました。はたしてどうなるのでしょう。とても楽しみですね!

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【番組情報】
番組名:「GOLD RUSH」
放送日時:毎週金曜 16時30分−20時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/

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