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震災発生から6年、仮設住宅の退去後必要なこと

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震災発生から6年、仮設住宅の退去後必要なこと
J-WAVEで放送中の番組「JAM THE WORLD」(水曜担当ナビゲーター:安田菜津紀)のワンコーナー「BREAKTHROUGH!」。今週の「BREAKTHROUGH!」は、「震災から6年、あの日を忘れない」と題して、10日(金)まで各曜日のナビゲーターが、東日本大震災についてさまざまな角度から考えていきます。

3月8日(水)の放送では、「仮設住宅で暮らす人たち、仮設住宅を退去したあとに抱える問題」をテーマに、2011年の5月から福島県南相馬市で活動されている日本国際ボランティアセンターの震災支援担当、白川徹さんをお迎えして、お話をお聞きしました。

震災発生からまもなく6年、原発から一番近いところで10kmほどの南相馬市は、今、どんな状況なのでしょうか?

「北から鹿島区、真ん中が原町区、下が小高区というところなんですけど、小高区っていうのは昨年の7月まで旧警戒区域に指定されていたので、いわゆる公的にはまだ住んではいけない地域だったんですね。それが解除され、今はだんだん人が戻ってきている状況ではあります」(白川さん、以下同)

南相馬市のもともとの人口は7万2,000人でしたが、震災直後は1万人以下まで減っていました。それが今は5万6,000人まで戻ってきているそうです。しかし、小高区のみの数字を見ると、1万3,000人だった人口の1割ほどしか戻ってきていません。

「難しいのが、戻って来てるのはお年寄りが中心ということもありますし…さらに、あの辺の地域の人は密接な相互補助で暮らしてることが多かったんですね。それが集落が穴だらけになってしまって隣の家まで遠くなってしまう、いわゆるコミュニケーションを取る相手がいない地域になってしまって」と、白川さんは孤立の危険があるとおっしゃいます。では、どうして若い人たちはまだ戻って来られないのでしょうか?

「まず、働く場所がなかなかない。もとは工場が多い地域だったんですけれども、若い方は避難していることが多かった時期に、ほとんど移転してしまったんですね」

そしてやはり放射能の問題。小さなお子さんがいる世代は、どうしても、戻ることに踏み切れないという現状があるようです。

「ほかの地域も含めて、震災が起きると、その地域にもともとあった問題がさらに拡大して見えてくることが多いんです。南相馬の場合、徐々に少子高齢化が進んでいたのが、極端にドンと進んだというカタチでしょうか」

そんな南相馬市では、未だに仮設住宅に残されている方たちが2,000人ほどいらっしゃいます。最大時は7,000人だったそうなので、減ってはいるのですが、「仮設住宅から出て、災害公営住宅に入るときには、いろんな複雑な書類に判子を押さなくちゃいけないんですけど、なかなかそれができないようなお年寄り、その一人ひとりになかなかサポートが行き渡らないので…どうしても取り残されてしまう方が出てきたりっていうのはありますね」と、複雑な事情を語られました。

さらに、白川さんが心配する問題として挙げたのが、仮設住宅から人が抜けていくことによって、ようやく出来上がっていたコミュニティが機能しなくなってしまうこと。コミュニティの中心を担っていた自治会が、今年の3月末を目処に解散してしまうところが多いのだそうです。 また、仮設住宅を出て公営住宅に入ってからも、コミュニティが出来上がっていないために、孤独死するお年寄りが相次ぐなどの問題も…。

白川さんの話を聞いた安田は、「人と人とをつないでいくための支援であったり、サポートというのは、むしろ、これから必要になってくる」と感じたようです。

同番組では、10日(金)まで引き続き東日本大震災について、各ナビゲーターが違った角度から考えていきます。ぜひ続けてお聴きください。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「JAM THE WORLD」
放送日時:平日 20時−22時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

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