体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

相手の“視線”から「ホンネ」を見抜くには?

コミュニケーション総合研究所代表理事の松橋良紀さん。そんな松橋さんに「コミュニケーションの極意」についてお話しいただくこのコーナー。第9回目は「相手の気持ちを知る秘技」についてです。

f:id:asukodaiary:20170308123550j:plain

「そんなつもりじゃないのに…」

「悪気はなかったのに…」

あなたは不用意な一言で相手を怒らせてしまったことはありませんか?失言しないように注意をしていても、相手を不機嫌にしてしまうことがあります。

例えば、「あなたって変わってますね」と言われると、あなたはどんな感情がわきますか?

私ならとてもうれしいです。なぜなら私の仕事は、セミナー講師や執筆活動など「人と違う情報」を発信することに価値があると思っているからです。

でも人によっては、「なんだかバカにされた」「けなされた」と感じる人もいます。「変わってますね」と言った人は、相手をバカにするつもりはなく、単純にほめただけ。受け取り方ひとつで不機嫌になる人もいるわけです。

不機嫌になったことが明らかに表情に出ればいいのですが、困るのは多くの人は感情を出してくれないこと。

あとになって、「あの人にひどいことを言われた」とか言われることは避けたいものです。そこで大事になるのが、相手の感情を読み取る技術です。

人によって、受け取り方が違うのはなぜ?

当たり前ですが、まずは「自分の常識=他人にとっては常識ではない」ということを常に意識しましょう。

考え方の違いをどうすり合わせていくか、そこが大事です。

残念ながら、人は相手の頭の中をのぞいて相手の気持ちを知ることができません。

でも、話す言葉や声、表情などから「読み取る力」を磨くことはできます。

「全然気にしていませんよ」

こんなことをいいながらも、相手は内心怒っているかどうかを見抜くには、言葉ではなく表情などのボディランゲージや声に隠されたメッセージを読み取る必要があります。ポイントは、以下の10個です。

気持ちが表れる10のポイント

①姿勢

②視線

③呼吸

④血色

⑤顔の筋肉

⑥肩や腕のこわばり

⑦足の動き

⑧声のテンポ

⑨声のトーン

⑩間の変化

顔は笑っていても、血色が変化したり、アゴの筋肉に変化が見えて、脇が締まったりしたら、緊張度合いが高まった証拠です。

表情だけに意識が向きがちですが、姿勢や体全体を観察することです。

特に首、肩、腕の動きもよく見ましょう。足にもサインが出ることがあります。

この中でも一番「ホンネ」が表れるのは②視線です。

目は嘘をつけない―視線に表れる「ホンネ」

目は口ほどにものを言う、ということわざにもあるように、視線は嘘をつけません。

たとえば「気にしていないです」と言いながら、視線が左下に向くようなら、何かしらの感情が動いていることがわかります。

視線の方向によって、脳内で何が起きているのかがわかるのです。

目の動きによって、相手の頭の中ではどのような方法で情報に接しているのか推測できます。

夜遅く帰宅した夫を、妻が問い詰めました。

「ねえ!こんな遅くまでどこに行ってたのよ!」

「えっ、えーと、同僚の鈴木がさ、どうしても一緒に飲もうと言うんで、新しくできたばかりの居酒屋で飲んでたんだよ。ついつい遅くなっちゃってごめんごめん…」

こんな返事をしながら、夫の脳内ではどんなことが起きているのかは、次の6つパターンが考えられます。

【視線はどこを見ている?】f:id:asukodaiary:20170308125426j:plain

①左上 ⇒ 視覚的記憶:映像を思い出している

過去に見たものを思い出しているときには、本人にとって左上に視線が向かいます。

1 2次のページ
リクナビNEXTジャーナルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。