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ゲームを攻略したくて、プログラミングを勉強──業務未経験から25歳でエンジニアになるまでの軌跡

PCゲームにハマッて、自分も作る側に

2006年創業の株式会社Altus-Five(以下、アルタスファイブ)は、検索エンジンやクローラー、自然言語処理を使ったシステム開発を強みとし、長年積みあげてきた信頼と高い技術力で大手企業のプロジェクトを社内開発している。

二十余年の経験を持つベテランエンジニア佐藤円社長のもと、集った社員も100%エンジニアだ。

そんなアルタスファイブに昨年(2016年)1月入社したのが、当時は業務未経験だった武藤壮平さん(27歳)。いまや同社の大きな戦力として、IT派遣ポータルサイトのエンハンス開発に携わっている。

株式会社Altus-Five 武藤壮平さん

経済学部出身で、学生時代は将来エンジニアになるとは思いもしなかったという武藤さん。プログラミングを学びはじめたのは、好きなゲームを攻略したかったからだ。

「大学を卒業した後、実は一年半ほどいわゆる“ニート”だったんです。そのときハマッたのが、パソコンのブラウザゲーム。もっとアイテムが欲しい、このミッションをクリアしたいっていろいろ調べていくうち、ゲームを作ること自体に興味がわきました」

そこから独学でプログラミングの勉強をスタート。Javaを中心に勉強し、簡単なソフトからはじめて、オセロやテトリス、タワーディフェンスなどパソコンゲームを作ってスキルを磨いていった。

「学べば学ぶほど、できることがどんどん増えていくのが快感でした。気づけば、思っていた以上に高度なソフトを作れるように。2~3カ月後には、プログラミングを仕事にしたいと思うようになっていました。コードを書くことがとにかく楽しかったので、一回エンジニアを目指してみて、ダメだったらまた別のことをしよう、とりあえずやってみるか、そんな気持ちでした」

ソフトを作ることそのものが楽しい、嬉しい

講習に通ったり、書籍を読むなど、プログラミングの学習方法は人それぞれだが、武藤さんがプログラミングを学んだのは、主にネット。

「ネットで勉強しようと思ったのは、最新の情報や今抱えている問題の解決に直結するやり方がすぐわかるから。当時は、ドットインストールというプログラミング学習サイトや、ゲームを作っている方のサイト・記事などを見て、勉強していました。ネットを参考にしているのは、就職した今も同じです」

一年かけて、プログラムを書くことを体で覚えていった武藤さん。就職しようと動き始めたのは、2015年4月のことだった。

「いろんな就職サイトに登録しましたが、メインで使っていたのはCodeIQでした。経験がなくても自分の書いたコードをいろんな人に見てもらえるのが、とても励みになった。解いていたのは、難易度高めのJavaの課題です。そのほうが実力を高く評価してもらえるんじゃないかと思って」

とはいえ、最初の頃はなかなかうまく解けず、厳しいフィードバックに胸が痛くなることもあったという。

「当時はメソッドをよく知らなくて、プログラムを全部メインメソッドに書いていました。それで、『基礎がなってない』と指摘されて。これはかなり胸にぐさっときましたね(笑)。でも、フィードバックをもらうことで、自分のコードに何が足りなくて、どこが欠点なのかよく理解できた。解けば解くほど、足りないところが改善されていくのが、楽しかったです」

先が見えない就職活動の中でも、エンジニアになるという熱意を持ち続けられたのは、プログラミングが得意だと思えたからだという。

「誰かから、『このソフトいいね』って褒めてもらうより、ソフトができ上がることが、喜びでした。それが得意意識につながって、もっとプログラミングのスキルを伸ばしたいと思えた。こういうことの積み重ねがモチベーションにつながったのだと思います」

自分のコードを見てメッセージを送ってくれた会社に入りたい

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