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日本画に改革を起こした東京の画家たち

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日本画に改革を起こした東京の画家たち
J-WAVEで放送中の番組「ZAPPA」(金曜ナビゲーター:山中タイキ)。3月3日(金)のオンエアで紹介した注目の展覧会は、広尾にある山種美術館で開催中の「日本画の教科書 東京編」。前月までは“京都編”を展示していました。京都編では、京都ならではの日本画が展示されていたそうですが、東京編では横山大観や菱田春草など、東京の著名な画家の作品が並んでいるとのこと。

人物画、花鳥画、風景画など幅広い作品が展示されており、移りゆく時代の中で、画家たちはどんな表現をしていたか…ということについて「京都もそうだったんですが、西洋文化が入ってきて時代も揺れ動く中で、芸術家である画家たちが新しい時代に合う新しいスタイルを追求していくんです」と、山中。

当時の東京では、岡倉天心が東京美術学校を創立して校長となり、若い画家たちに指導をしていたそう。それまでの日本画は、必ず輪郭線を用いて「パキッとした」絵を描いていたそうですが、岡倉天心が「もっと空気を描く工夫をできないのか」と提案していたものを、横山大観や菱田春草が“朦朧体(もうろうたい)”という、ぼかして描くような技法を生み出して形にしたのだとか。この技法を用いると、幻想的な空気感を表現することができるそうです。

しかし、そんな朦朧体ですが、当時は批判され受け入れられなかったそう。「現在では“名作”と言われるものにも、そんなストーリーや背景があったんだな、なんて絵にまつわるエピソードを知ることもできた」と語る山中。さらに「この“エピソード”こそがこの展覧会のキーワードにもなっている」と続けます。

例えば、横山大観が富士山を描いた「心神」という作品。これは横山大観と仲の良かった山種美術館の創立者・山崎種二が美術館を作る前に、「もし美術館を作るなら、この絵を譲ってあげてもいいよ」と横山大観に言われたことから、同美術館の所蔵品になったのだとか!

ちなみに山中は、個人的に奥村土牛という画家の「鳴門」という作品が好きだそう。絵画自体は鳴門海峡の“うず潮”を描いたシンプルなものですが、奥村土牛が渦を見たときに「描きたい!」という意欲が湧き上がって描いたというエピソードを紹介し、「芸術家としての勢いや本能みたいなものを絵に込めているな! というのが伝わってくるんですよね」と、自身のお気に入りの絵の魅力を伝えました。

最後に「日本画として継承していく伝統もありながら、時代や世代が変わるごとに、さらに加わる新しい芸術家の感性というものを、この展覧会で強く感じていただけるんじゃないかなと思います」とリスナーへ呼びかける山中でした。

同展は、4月16日までの開催です。

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【番組情報】
番組名:「ZAPPA」
放送日時:毎日 5時ー6時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/zappa/

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