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伝統工芸を元気に 中川政七商店社長が描くビジョン

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伝統工芸を元気に 中川政七商店社長が描くビジョン
J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。3月1日(水)のオンエアでは、今最も注目される若手経営者の一人、「中川政七商店」の十三代社長・中川政七さんに話を伺いました。

中川さんは工芸品をベースにした雑貨の自社ブランドを確立、創業300年を迎える奈良の小さな老舗を、全国に50もの直営店を展開する人気店に育てました。中川さん自身は京都大学を卒業後、富士通に入社。2年ほどで退社し、2002年に中川政七商店に入社し、2008年に十三代社長に就任。優れた企業や人材に贈られる「ポーター賞」や「日本イノベーター大賞」なども受賞しています。

そんな中川さんは、先日、著書「日本の工芸を元気にする!」を出したばかり。日本の工芸は今や30年前の4分の1にまで規模が縮小しており、このままだと今後30年で絶滅する可能性があるそうです。中川さんはそんな危機感から、焼き物、竹、ガラスといった伝統工芸を手掛ける企業の再生をやり始めたのだそうです。

中川さんが目指しているのは、補助金でかろうじて生き残っているメーカーを経済的に自立させ、「産地の一番星」を1つでも多く生み出すということ。

「商品だけで勝負すると負けてしまうとしても、ブランドが持つストーリーや、作る会社の思想に共感して買う人もいるので、まだまだ日本のものづくりが勝負できることは多いと思います」(中川さん、以下同)

最近では地方の工芸会社のコンサルタントも始めた中川さん。地方の赤字メーカーの経営に入り再生させる仕事で、最初に手掛けたのは長崎県波佐見町の陶磁器ブランド「マルヒロ」だったそうです。ピーク時の売り上げの半分になり倒産寸前だった会社を、ものづくりだけじゃなく決算書からみて、業務フローやオフィスのレイアウトなども変え、結果生まれたブランド「HASAMI」のマグカップは大ヒット商品となりました。

「お手伝いはするけど、僕は経営の家庭教師のようなもの。本人がやる気がなければ良くはならないので、やる気と覚悟をもってもらうことが難しい。だから無理な形ではなく、その人たちが本当にやりたいことと経済的に成り立つことの間をとることがポイントです」

これまで10年やってきた「日本の工芸の一番星をつくる」ことが、衰退スピードに勝てないことを実感しているのは事実だそうで、一番星の影響を産地全体に広げていく「産業観光」で、ものづくりの現場を実際に見てもらい伝えることが「工芸が生き残るために必要」と考えているそうです。

「最近は『さんち』という旅と工芸をテーマにしたウェブメディアを立ち上げ、旅なども絡め産地の魅力を伝える活動などでも、日本の工芸を元気にする活動を継続しています」

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時−9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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