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アベレージ・ホワイト・バンドの極めつけディスコヒット5曲

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70年代に、イギリスから彗星のごとく現れたファンクグループがアベレージ・ホワイト・バンドだ。ソウルやファンクといった音楽はアメリカ人で、なおかつ黒人でなければできないと思われていた時代に、イギリス人で、なおかつ白人ばかりで彼らは登場してきたのである。当初はもちろん、逆風が吹き荒れていたのだが、その卓越したテクニックと熱いパッションで、ディスコでもあっと言う間に人気グループとなった。また、90年代のクラブ時代に人気を博したUKソウルの原点としても彼らは見逃せない存在だと言えるだろう。
アベレージ・ホワイト・バンドの極めつけディスコヒット5曲 (okmusic UP's)
“平均的な白人バンド”という人を食った名前のアベレージ・ホワイト・バンド(以下、AWB)は、1972年初頭にスコットランドで結成された。当時、ファンクの元祖として人気のあったジェームス・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーンを模範にしながら、イギリスのパブで徐々に力を付けていった彼ら。他にも、Gonzalez、FBI、Kokomo, Butts Band、Cado Belle など素晴らしいブリティッシュ・ファンクグループがあったが、AWBが頭ひとつ抜き出ており、73年には元デラニー&ボニーのボニー・ブラムレットのソロデビュー作『スイート・ボニー・ブラムレット』(‘73)のバックを務めることで大きな自信を得る。同年、グループのデビューアルバム『Show Your Hand』を出した後、本場アメリカに渡り、2nd作『Average White Band』(’74)をリリースすると、このアルバムに収録された「Pick Up The Pieces」で大ブレイクし、全米チャート1位を獲得する。この後、オリジナルメンバーで名ドラマーのロビー・マッキントッシュが亡くなるという不幸もあったが、後任の黒人ドラマーのスティーブ・フェローニは、マッキントッシュにも増して優れたグルーブ感を持っており、AWBは大ヒットを連発し、82年までに11枚のオリジナルアルバムをリリースする。この年に一旦は解散するものの、90年代に再結成、今でも断続的に活動している。AWB の黒っぽいサウンドはディスコでも大きな注目を集め、クラブシーンに変化してからも多くのファンを楽しませている。
それでは、アベレージ・ホワイト・バンドの極めつけのディスコヒットを5曲セレクトしてみよう。

1.「Pick Up The Pieces」(‘74)
全米チャートで1位に輝いた記念すべき2ndアルバム『AWB』(通称ホワイトアルバム)に収録のインストナンバー。全米ダンスチャートでは10位であったが、ポップチャートで1位、ブラックチャートで5位となる。黒人音楽が大好きな彼らにとってみれば、ブラックチャートで5位というのが一番嬉しかったはずだ。当時この曲がリリースされたときは、僕は絶対に黒人のバンドだと思っていたが、おそらくアメリカの黒人もそう思っていたに違いない。イギリスから来た白人グループの曲がブラックチャートに登場することは、まずあり得ないからだ。AWBの中では「Cut The Cake」と並ぶ代表曲で、強烈な黒っぽいグルーブを持っている。特にロビー・マッキントッシュの重いドラミングとアラン・ゴリーの骨太なベースプレイが光るナンバーだ。ホーンセクションはメンバーのロジャー・ボールとモリー・ダンカンの他、ゲストでブレッカー・ブラザーズも参加しているだけに、引き締まったプレイを聴かせている。インストファンクの傑作だ。

2.「Cut The Cake」(‘75)
3rd作『Cut The Cake』に収録のタイトルトラック。前作リリース後にロビー・マッキントッシュが急死したため、スティーブ・フェローニが参加している。この曲は1)と似たスタイルで、この時期のAWBを代表するナンバー。それだけにマッキントッシュとフェローニのドラミングを比較してしまうが、テクニック的にはどちらも同じぐらい優秀だ(ただし、後にフェローニは誰もが知るほどの名ドラマーに成長する)。曲の途中でベースとドラムだけになる部分では、ゴリーとフェローニの絡みがフュージョン的なプレイを見せており、AWBがディスコ向きの音楽をやっているだけでないことがよく分かる。ダンスチャートで13位と「Pick Up The Pieces」には及ばなかったが、「Cut The Cake」こそがAWBの代表曲だと考えている人は多いのではないだろうか。ヴォーカルは入っているが添え物で、ジュニア・ウォーカーの「ショットガン」やヴァン・マッコイの「ハッスル」みたいに、インストのほうがディスコで流行るって傾向があった。タワー・オブ・パワーほど緻密なサウンドではないが、それだけに黒人っぽさが際立ったナンバーだと思う。

3.「Queen Of My Soul」(‘76)
4thアルバム『Soul Searching』に収録されたボサ風のリズムを基調にしたメローなナンバー。このアルバムでは当時流行しつつあったフュージョン(当時はクロスオーバーと呼ばれていた)やポップソウル風の曲を取り入れ、AWBの新しい面を押し出そうとしていた時期である。ヘイミッシュ・スチュアートのヴォーカルがドニー・ハサウェイやマービン・ゲイに影響されていることもあり、彼らの魅力がインストナンバーばかりではないことがファンに伝わったのが、この曲だったと言えるだろう。アルバムには他にもAORの秀作『Hard Candy』(‘76)を既にリリースしていたネッド・ドヒニーの名曲「A Love Of Your Own」を取り上げるなど、ゴリゴリのファンクに都会的な味付けをしようと頑張っていた。この曲でのお洒落なサックスソロはゲストのマイケル・ブレッカーによるものだろう。ただ、ポップソウル的なグループと言えば、同じアトランティック出身(この時は既にRCAに移籍しているが)のホール&オーツという強力なライバルがおり、ダリル・ホールほど秀逸な曲が書けなかったこともあって、この路線は避けるべきだったと、今になっては思う。この曲はアメリカよりも日本のディスコで受けた。

4.「Get It Up For Love」(‘77)
「スタンド・バイ・ミー」の大ヒットで知られるベン・E・キング(2015年に逝去)とコラボしたアルバム『Benny & Us』に収録されたナンバーで、先述したネッド・ドヒニーとメンバーのヘイミッシュ・スチュアートの共作。3)と同様のメローなポップソウルではあるが、この曲ではAWB本来のファンクサウンドも同居している。曲が良いこともあって、全米R&Bチャートで21位まで上昇するものの、それ以上に上がらなかったのは、重いファンク的なリズムが少し敬遠される時代に突入しようとしていたからだ。ボズ・スキャッグス、アース・ウインド&ファイアーなど、時代は軽めのソフト&メローが受ける時代に変わっていた。AWBもそのあたりはしっかり認識していたようで、79年にはプロデューサーにデビッド・フォスター(ホール&オーツやアース・ウインド&ファイアーなどを手がける才人)を迎えて、AORの要素を盛り込んだサウンドへと変わっていく。しかし、それはファンクグループとして人気を得たAWBらしさを失ってしまうことでもあった…。

5.「Let’s Go Round Again」(’80)
デビッド・フォスターにプロデュースを任せた9thアルバム『Shine』に収録された彼ら最後のヒットナンバー。ゴージャスなストリングスと軽快なリズムを前面に押し出し、フィリーサウンドを取り入れるなど、明らかにディスコ向けに作られた曲である。4)で述べたようにAWBらしいファンクサウンドではないが、ディスコ好きにとっては、いかに楽しく踊れるかというところだけが重要なので、そういう意味ではパーフェクトに近い仕上がりとなった。この曲は英米を抑えてなぜか日本で大ブレイクし、オリコンの洋楽チャートで1位を獲得している。そう、日本のディスコで大ヒットしたってことですよ。ただ、ディスコ向きとはいうものの、すでに80年代に突入しているわけで、ディスコもファンクやソウルのようなサウンドから、シンセポップへと嗜好は変わっていく。そして、AWBのようなファンクバンドは徐々に活動の場が狭くなり、彼らも82年に解散することになる。ただ、この曲はイギリスでは何度かリバイバルヒットし、97年にリリースされた女性歌手ルイーズのバージョンは、全英ポップチャートで10位まで上昇した。

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