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「分娩室満室です。入れません!」からの…和室で出産?! 心の準備が追いつかない

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妊娠38週、お腹の子供の大きさと、立会い可能な日にちを考えて、その日の朝9時から誘発を開始しました。

バルーンを入れた直後から陣痛が始まり、あれよあれよと5分間隔まで進み、12時半を過ぎた頃には子宮口が8センチ。

バルーンを入れる時は痛いよー、と友人に聞いていましたが、力を抜きゆっくりと呼吸をしていたことで痛みも感じず、何事も経験よね、と思いながら約4時間。

13時を過ぎ、いよいよいきみたくなりました。

「なんか産まれそう、そろそろ。」

と、助産師さんに伝えたところで、陣痛室がバタつきました。

ナースステーションから戻って来た助産師さんが発した言葉。

「ごめん、分娩室が満室になっちゃったんやけど、あと30分くらい待てそう?」

えー!!!

いやいや、出産に『待つ』とかあるの?

私の頭の中には、とあるドラマの主人公の一言が替えセリフとなって繰り返されました。

「分娩室満室です。入れません!!!」

そんな最中にも、陣痛はやってきます。

メリメリと骨盤が開いていくのが分かります。

もう出る。

もう出るー!

もう出るーー!!

どうするのさ。

再度、助産師さんが促します。

「院内助産院で産もう、貴方なら出来るから!」

もう選択肢はありませんでした。

「は、はい」

そう答えて、旦那さんと看護婦さんに支えて貰いながら和室に移動しました。

10畳くらいの畳の部屋に、布団がひと組。

まさか分娩台もない、身体を支えるものは?どうやっていきむの?と思っていると、助産師さんか一言。

「旦那さん、正座して膝から布団に入って下さい、奥さん支えて下さい!」

えぇー!!

旦那さんに支えて貰いながら出産?

なんて貴重な経験!!

いやいや、でも心の準備が間に合ってません!

いきむ時にバーを持てない?

天井から紐。

えっ?これ持つの?

時代劇で見たことあるけど。

3分くらいの間に様々な事が頭を駆け巡りました。

でも。

お腹の赤ちゃんは、この世に出てこようと頑張っています。

もう、なるようになるさ!

よし、力を抜いて、赤ちゃんが楽に出て来れるように精一杯頑張るぞー!と気持ちを切り替えました。 関連記事:私、綱を引いて産みました!旦那と共に挑んだフリースタイル出産

布団に横になり、旦那さんに背中を支えて貰いながら、陣痛の波に乗りながら、いきみます。

旦那を抱えながら、うーん、ふんっ!!ふー、ふー、うーん、ふんっ!!

リズムよくいきみながら、力を入れます。

旦那さんを投げ飛ばすんじゃないかと思うほどの力で。

「赤ちゃん、頭でてきたよ!!触ってみる?」

足の間に手を伸ばすと、頭が出ているのが分かります。

頑張ろうね、もう少しで会えるね。

ふーん、うんっ!!

いきみ逃しをしなから、力を抜き、力を入れ、を繰り返し、布団に横になって30分と言うスピードで出産を迎えました。

「力を抜いて、ふーふーふーふー、ゆっくり呼吸ー、力を抜いてー、そうそう、ほらー、出てきたー、13時43分、おめでとうー!!」

急な和室分娩に、看護婦さんや、看護学校の学生さん、先生、助産師さん、看護師長、などなど皆が集まり、12人に囲まれながらの賑やかな出産となりました。

おめでとうの嵐の中、普通に分娩台で産むより思い出深い出産となりました。

案ずるより産むが易し。

本当でした。

いざと言う時にもプラス思考で切り替えるべし。

今から出産する全てのお母さんへ、アドバイスを送るならこの一言かな、と思います。 関連記事:どうしたらいいの〜!? 赤ちゃんとへその緒が繋がったまま分娩台に放置された私

出産後に同じ日に出産したママたちが集まって話す機会があり、時間を確認したら。

一人目が12時59分、二人目が13時38分、我が子は13時43分、1時間以内に3人がいっぺんに陣痛を迎え出産していたことがわかりました。

その時間に満潮を迎えていたことも。

その日の出産はこの3人だけだったそうで、それも運命よね、と不思議な同時出産の経験に3人で感動したのでした。

バースプランでは分娩台で産むことを考えていましたが、今は和室分娩も良い思い出になったと思っています。

思い通りにならなくても、赤ちゃんはタイミングを選びながら私の元に来てくれたんだと、心から幸せな出産であったと、関わってくださった全ての方に感謝しています。

本当にありがとう!!

著者:ゆう☆ちっち

2016年8月に次男を出産、38歳で男の子二人のママになりました。

働きながら育てる大変さ、子供の成長の感動、様々に繰り広げられる日常を楽しみながら過ごしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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