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“スローライフの元祖”の絵本画家が語りかける、自然体で生きるための考え方

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2008年に92歳で死去した絵本画家・作家のターシャ・テューダー。アメリカの優れた絵本作家に与えられるコルデコット賞オナーブックを受賞するなど、アメリカを代表する絵本画家の一人として知られる。

しかし、彼女がどのような人物だったのか説明にする時に、もう一つ言わなければいけないことがある。それは「スローライフの元祖」であることだ。

「一生は短いんですもの。やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ」

これは『思うとおりに歩めばいいのよ』(ターシャ・テューダー著、食野雅子訳、KADOKAWA刊)の57ページにある彼女の言葉だ。

誰もがこの考えを肯定するだろう。しかしその一方で「やりたくないこともやらないといけないのではないか?」と思う部分もあるはずだ。

 ◇

ターシャは絵本画家だが、創造力を発揮するのが楽しいから絵を描いているのだろうと安易に想像してしまう。

しかし彼女は、「それは見当違い」と述べている。

「わたしは売るために絵を描いてるの。生活のため、食べていくため、そしてもっと球根を買うためにね。」(P36より)

もちろん絵を描くのは昔から好きだし、絵を描くのは楽しいとも言っている。言いかえれば、彼女は自分の好きなものを通して、自分や周囲を幸せにしているということだ。

本書のターシャの生き方から学べることは、今の自分の人生は、本当に自分が望んでいるものなのか? もし望んでいないとするなら、本当に望んだ道で生きていくために自分が果たせるベストはなんだろう? と考えるということだ。

ターシャは冒頭の序文で「自分がどう生きてきたか、自分はどう生きたいと思っているか、という哲学は持っています。」と記している。

「生きるためには、やりたくないこともやらないといけない」という考えを完全に否定はできない。しかし、ターシャのような考え方に触れることで、新しい道が開けるかもしれない。

ターシャは56歳で子どもたちが自立した後、バーモント州の山中に18世紀風の農家を建てて、できるだけ自給自足の生活を続けながら、美しい庭をひとりでつくりあげた。

2001年5月、翻訳者である食野雅子氏が、ターシャの家を訪れている。

そこで、「大勢の日本人があなたの生き方に刺激を受けている」と伝えると、「わたしは、ただのおばあちゃんなのに」と恥ずかしそうに笑っていたそうだ。そこで食野氏が感じたことは、よいと思えば伝統は変えてもいいと割り切るターシャの柔軟性と、譲れるところは譲るが、譲るにも範囲があるターシャ流の考え方だった。

ターシャ氏の言葉の中で、何か心に引っかかる言葉や気づかされること、新たな発見があるはず。ターシャ氏の考え方を生活に取り入れてみると、気持ちも楽に、穏やかになるはずだ。

(新刊JP編集部)

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