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「またダメだったらどうしよう…」流産を経験して二度目の妊娠。不安と隣り合わせの日々

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「これが赤ちゃんですね、おめでとうございます」

エコー写真を見ながら産婦人科の先生の説明を聞いた時、私の感情は“絶望”に近いものでした。待ちに待った赤ちゃんのはずなのに、喜びよりも不安が大きすぎて頭の中が真っ白になってしまったのです。今度は無事に出産まで辿りつけるのかな?またダメだったら・・・。

実はこの妊娠は二度目で、初めての妊娠は流産だったのです。

最初の妊娠の時、私はまだ会社員で毎日残業漬け。仕事もうまく進まずストレスで爆発しそうな日々を送っていました。

いつも通り生理が来たと思っていたのですが、少量の出血が一週間以上続き、お腹の中で風船が膨らんでいくような感覚がありました。普通に歩こうと思ってもうまく歩けず、お腹を突き出してがに股で歩いてしまうのです。まるでお腹の大きい妊婦さんになった気分。

今思えば、これが“お腹が張る”という感覚だったのですが、当時は初めてのことで分かりませんでした。赤ちゃんからの必死のSOSがあったにも関わらず、仕事が休めず病院に行くのも遅れてしまいました。

数週間後、産婦人科に妊娠検査を受けに行きました。エコー写真を見ながら先生が「これが赤ちゃんの入っている袋で、中の落花生みたいな形のものが赤ちゃんの基です。今は妊娠7週目、まだ心拍は見えません。一週間後にまた診察に来てください。」と説明してくださいました。

まだ実感は伴いませんが、遂に私が妊娠!待望の赤ちゃんだ!と心が躍りました。気になる点を一つ挙げるとすれば、ドラマなどではこういう時、真っ先に先生が「おめでとうございます!妊娠していますよ!」と笑顔でセリフを言うイメージがありましたが、この時「おめでとう」の言葉はありませんでした。私は、淡々とした先生だなとしか思いませんでした。 関連記事:教え子が「りんごちゃん、いるよ!」と指差した。保育士をしながら経験した流産

そして一週間後、旦那と二人でワクワクしながら産婦人科に向かいました。診察の結果、先生からの言葉は想像すらしていないものでした。

「先週から赤ちゃんが成長しておらず、心拍も確認できません。お腹の中で赤ちゃんが亡くなっているかもしれません。」

頭の中が真っ白になりました。妊娠すれば当たり前に出産できるものだと思っていたのに、まさかこんなことになるなんて。仕事のストレスのせいだろうか?もっと早く病院に行っていれば・・・。涙をこらえ、心の中で自分を責め続けました。

お腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまうことを「稽留流産」と言います。妊娠初期に起こりやすく、染色体異常や受精卵の異常が原因と考えられています。全妊娠のうち約15%が流産になり、実は多くの妊婦さんが経験しているそうです。

流産から一年後、二回目の妊娠をしました。冒頭で書いたように“絶望”から始まり常に不安と隣り合わせの毎日でしたが、心拍が見えて一安心、安定期に入り一安心、胎動を感じて一安心と、ひとつひとつ不安を乗り越えていきました。

ようやく元気な赤ちゃんの産声が聞こえた時、今までの苦悩は吹き飛び、喜びの涙が溢れました。 関連記事:流産のショックに追い打ちをかけた「胞状奇胎」の告知。私はもう一度妊娠できる…?

著者:ぼんさん

年齢:30歳

子どもの年齢:0歳8ヵ月

30歳にて息子を出産。私に似て生まれることを期待していたのに、旦那と瓜二つの息子が出てきてちょっぴりガッカリの母です(笑)

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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