ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

「治療を休んだら自然妊娠」の都市伝説、まさか私が?! 笑顔で泣いた妊娠報告

DATE:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫
f:id:akasuguedi:20170208211044j:plain

これまで私は、子宮頸がんの手術から私がいかにして不妊治療を始め、自分達に合う所を求めて何軒もの病院を巡り、タイミング法、人工授精、そして体外受精に進んでも妊娠に至れなかったかについて書きました。(記事はこちら)

何度もの体外受精の後、凍結胚を保管したまま、しばらく病院や治療から離れ、再度、期間を決めない休憩に入った私達。

体外受精でも妊娠できなかったことに対する思いは深く、また、使った費用や年齢も積み上がってきていたので、さてこの後どうしたらよいものかという思いが頭にチラチラありました。

治療から遠ざかっている現状が目前の希望を自ら捨てているような気もしてしまい、すれ違う同年代の親子連れを見るのは前にも増して一層辛く、そういう場面や場所からはさらに意識して足を遠ざけるようになっていました。

でも、どうしても子供がほしいという思いは常にあったので、またそのうち挑戦する気になれるよう、夫婦で遠出や旅行をして意識して気持ちをリフレッシュするようにし、しばらく経ってからは、ご利益があるという有名な神社などにもしばしば行ってみるようになりました。 関連記事:諦めたら終わりな気がして…追い込まれ、妊活を休む勇気が持てなかった日々

そんなある日、また生理不順だなと思いつつも、まさかという思いで自宅の検査薬を試すと、まさかまさかのうっすらとした妊娠陽性反応。

それでも、その線がすぐには現れずに数分経ってから現れたことや、少しうっすらした線だったこと、そして何よりもう期待して裏切られたくないという思いがあり、病院に行くまでは主人にも言わずに、自分でも信じないようにしていました。

でも、病院の検査でも、本当ににわかには信じられない陽性反応。

「不妊治療の休憩中に妊娠した」というのは都市伝説として聞いてはいましたが、本当に自分にも起こるなんて。嬉しいのは当然ですが、最初はとても信じがたい思いでいっぱいでした。

そしてその信じがたい思いのまま迎えたしばらく後の診察日。何とエコーで無事胎児の心拍が確認でき、私達にとっては奇跡の妊娠確定となったのでした。

病院の検査で陽性反応が出た日の夜、帰宅した主人には検査薬の結果の写真を見せて報告しました。

話しながらこれまでの色々が絡み合って本当に複雑な感情となって押し寄せてきて、私は、顔は笑いながら、わんわんと大泣きしたのでした。

主人も目を潤ませ、「でも、まだ先は長いから大事にしよう」と意図的に冷静を保っているようでした。

出産に至るまで妊娠を継続できるのかの自信もなかった私達は、長年待った両親を喜ばせた後に落胆させることを恐れ、安定期に入るまでは妊娠の事実を親にも言わずに過ごしました。

妊娠中には酷いつわりや子宮頚管短縮での手術、切迫早産での入院に絶対安静など様々な試練もありましたが、授かれた奇跡の喜びをかみしめて全てを乗り越え、最終的には周囲の手厚いサポート中、無事、喜びの出産を迎えられたのでした。

結果として私達は、多数を巡り歩いた病院での長い不妊治療中にではなく、その休憩中に、都市伝説さながらに偶然授かれた形となりましたが、それでも振り返れば、長い不妊治療も私達にはとても意味があったなぁと思います。

実際に治療中には様々なホルモン補充をしたので、その影響もあったかもしれませんし、体質改善の意識や努力が継続できたのも治療と並行していたからだと思います。

先生や看護師さんが常に寄り添ってサポートして下さった環境は諦めない気持ちを持ち続ける大きな支えとなりましたし、くじけそうになる度に子供を持つことに対する思いを夫婦で何度も確認し合ったことは、出産後に家庭を築く上でとても重要な礎となりました。

そして何より、あらゆることを乗り越えた上で親になれたという思いは、今親になった自分達を支える大きな糧となっていることに間違いありません。

これが、私達夫婦が癌発覚から妊娠に至れるまでの、長い治療と病院巡りの経緯です。

不妊治療は、始めるのも進めるのも、転院するにも休憩するにもやめるにも、全てに勇気と決断と覚悟を要するものだと思います。

結果も様々な上に誰にも予想できないので、その都度夫婦で話し合って出した決断が結局全てで、毎回それを信じて進むしかありません。私達も時に心が折れそうになったことも度々ありました。

そんな一夫婦の経験が、同じような境遇の方々に何らかの参考になれば幸いです。 関連記事:「この人を父親にしてあげたい」妊活の焦りや不安に夫婦で向き合い、絆が深まった

f:id:akasuguedi:20160908170423j:plain

著者:ルルちゃん

子どもの年齢:2歳

30歳目前にて結婚、ベビ待ち中に癌発覚。 様々な障壁を乗り越え、35歳でようやく待望の出産。 その後も子供の手術などを経るが、 現在は元気な子供と夫との生活に奔走中の37歳。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

関連記事リンク(外部サイト)

「この人を父親にしてあげたい」妊活の焦りや不安に夫婦で向き合い、絆が深まった
何度も泣いて夫婦ゲンカ、治療費も痛みも…でも顕微授精にチャレンジしてよかった!
結局何が良かったのか…

赤すぐnet みんなの体験記の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。