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セシウム降下急増に広がる不安 平野文科相「より安心できる情報開示を」

新閣僚会​見での平野文科相

 平野博文文部科学相は2012年1月13日、官邸で行われた大臣就任後の初会見で、東京電力福島第1原発事故を受けて文部科学省が実施している一連の放射線モニタリングについて、「放射線は目に見えないものなので、もう少し情報開示をしていくことが基本だ」と語った。また、12年度から文部科学省より環境省の外局として新設する原子力安全庁(仮称)に移管される「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」についても言及。「SPEEDIの移管も含めて、より国民が安心できる状態の環境をつくるための情報提供のあり方も含めて対応する」との考えを明らかにした。

 文部科学省は今年に入り、全国の都道府県の県庁所在地などで毎日測定・公表している放射線量について、「今後、土日祝日の公表を休止」、さらに原発から約30キロに位置する福島県浪江町のデータについては「1週間前後に1回の公表」とする意向を打ち出した。この理由について文科省は、プラントからの放射性物質放出の減少による数値の時間変化の安定化等を掲げているが、福島市内では2日から3日にかけて放射性セシウム134と137の降下量が突然急上昇するなどの異常が見られ、住民に不安が広がっている。福島第1原発からは未だに放射性物質が放出され続けている状況にもかかわらず、調査縮小の方針を決めた文科省に非難の声があがっており、新大臣の対応が注目される。

■平野博文文部科学大臣とニコニコ動画記者(七尾功)との一問一答

七尾記者: 福島第1原発由来の放射性物質の拡散状況に関しまして、現在でも不安に思っている国民は少なくありません。モニタリング調査等の充実についてはどのようにお考えでしょうか。

平野博文文部科学大臣: 私はやはりもう少し情報を開示、これを含めて国民の皆さんは放射線というのは目に見えないものですから、しっかり情報開示をしていく、こういうことが基本だろうとこのように思っていますから、文部科学省としてもSPEEDIという部分がございますが、これはしっかり全体の対策本部のもとに有効に活用できるよう今後とも検討してまいりたい。

 ただ今回新しくその仕組みが出来上がりますから、そういう移管も含めて、より国民の皆さんが安心できる状態の環境を作るための情報提供のあり方も含めて対応したい。こういうふうに思っています。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 七尾記者の質問から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv77638688?po=news&ref=news#24:05

(七尾功)

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