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昭和世代の懐かしの玩具をヒントに開発された装置がインフラ未発達のアフリカの医療を救う!?

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Stanford whirligig toy 01米国のスタンフォード大学の生物工学研究室では、血液成分の分離に使われる新タイプの遠心分離機が登場し話題となっている。

なんと昭和世代の懐かしの玩具”ぶんぶんごま”からヒントを得たものであるという。

・”ぶんぶんごま”の原理を応用

”ぶんぶんごま”とは、糸をボタンの2つの穴に通した後、糸を引きながら中央のボタンが回るのを楽しむ遊びを指す。

Stanford whirligig toy 02

今回、ボタンの代わりに円形状に切り抜かれた紙を使用。実験では1分間当たりの回転数は12万5000回を記録した。

一連の行為を1分30秒続けると、液体成分の血漿と赤血球とに分離される仕組みとなっている。

・インフラ未整備のアフリカのエリア向けに開発

この注目の装置の開発者のひとりマニュ・プラカシュ研究員は、電気がまともに供給されないウガンダの田舎の小さな診療所を訪れた際、基本的に電気がないと動かない高価な血液用の遠心分離機を目にし、衝撃を受けたという。

Stanford whirligig toy 03

装置を作るのに必要なものは、紙、糸、それからプラスチックの3点のみ。金額にしてたった20セント(約22円)だ。もちろん、装置を作動させるのに電気は不要である。

5000ドル(約57万円)もする従来の遠心分離機と遜色ない性能であり、その点では非常にコストパフォーマンスが高いと言える。

今後、インフラ整備が進んでいない国々での普及が期待される。

・マラリアなどの血液感染症を検出可能

以上のような遠心力を利用して、マラリア、アフリカ睡眠病、HIV、結核など、血液感染性の病気をもたらす細菌を検出することができる。

しかも、これらの病気が最も蔓延しているエリアでも正確な診断が可能であることから、一刻も早い実用化が求められている。

Stanford University

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