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花澤香菜がビルボードで一夜限りのプレミアムライブ、最新曲から“あのキャラソン”まで披露

花澤香菜がビルボードで一夜限りのプレミアムライブ、最新曲から“あのキャラソン”まで披露

 2月22日に4thアルバム『Opportunity』をリリースする花澤香菜が、世界的ミュージシャンが数多く名演を繰り広げてきたビルボードライブ東京での公演を2月5日に開催した。

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 同会場には初登場の花澤。客席には開演前から少しばかりの緊張感が漂っている。照明が暗転し、ステージ上のバックメンバーをうっすらとブルーのライトが照らす。リズムインと共にステージが少し明るくなり、下手から手拍子をしながら花澤香菜が登場。衣装はオーガンジーがあしらわれた淡いピンクの可愛らしいワンピース。会場を見回し手を振りながら「皆さん、ようこそ! 一夜限りのビルボードでのライヴ、楽しんでいきましょう!」と元気よく挨拶。青から白を中心にしたライトに変化し一気に華やかな雰囲気に変わる。

 1曲目は「I ▼ NEW DAY」(▼は黒塗りハートマークが正式表記)。NewYork/Jazzyをテーマにした前作『Blue Avenue』のオ―プ二ングトラックでもあるこの曲は、ビルボードライブ東京の雰囲気にもこの上なくフィットしている。(花澤のライヴではお馴染みではあるものの)ウッドベースやトランペットといった楽器もいつにも増して映えている。続く2曲目の「シグナルは恋ゴコロ」ではカラフルな照明がより気分を盛り上げていく。花澤自身がすごく楽しそうに歌っていることで、会場の空気がどんどん和らいでいく。

 「あらためまして、花澤香菜です」とここで最初のMC。「ビルボード、素敵すぎるやろ!」「オシャレやん! って思ってる間にあっという間に過ぎていっちゃうからね」「リハーサルの時、私も会場の上の方の席から見てみたんですよ。」といった観客の気持ちを掬い取るようなトークで、一層リラックスしたムードが広がる。バンドメンバーを紹介して、バンマスの北川勝利(ROUND TABLE)とのトークでは「北川さん! とうとうやってきましたよビルボード! ファンの皆さんのおかげでやっと立てましたね!」と感慨深げに語り合った。また、「今日はアンコールはありません。時間一杯楽しんでいきましょう!」とも“予告”。MCトークにも、この日の特別な時間の一瞬一瞬を楽しんでほしいという気持ちが溢れていた。

 「久しぶりに歌う曲です」といった紹介で始まったのは「同心円上のディスタンス」。このころには体を横揺れさせて手拍子する観客も多く見られ、会場がすっかり楽しげな空気へと変わっている。 続く4曲目は1stアルバム『claire』収録の「melody」。ミト(クラムボン)作曲のオリジナルヴァージョンはエレクトロ・ポップ仕様だが、今回は“Jazz Funk Ver.”として披露。グル―ヴィーなベース、小気味よいギターのカッティングにトランペットとピアノのパッション感溢れる演奏。文字通りJazzyでFunkyなアレンジが施され、花澤のキュートで少しコケティッシュなヴォーカルと相まって、オリジナルとはひと味違った魅力で聴かせてみせる。アウトロの「好き 嫌い 嘘 本当」のループでは観客とのコール&レスポンスも繰り広げられた。

 続くMCでは、アルバム『Opportunity』について話す。“UKサウンド”をテーマに作られたことや、同作に参加している世界的バンドのシンプリー・レッドのミック・ハックネル作の曲「FRIENDS FOREVER」について、北川が作曲・花澤自身が作詞した「brilliant」について話したあと、この2曲を本邦初公開。「FRIENDS FOREVER」ではシンプリー・レッドらしい軽やかなブルーアイドソウルのフィーリングを、「brilliant」ではライトにスウィングしつつ、初披露ながらすっかり自分の中に吸収した花澤のヴォーカリゼーションが心地よい。

 そして、最新シングル「ざらざら(ピアノ弾き語りVer.)」を披露。 秦 基博作曲のこの曲をピアノとウッドベースを弓で弾く奏法をバックにしっとりと歌い上げる。続いて、昨年6月にリリースされたシングル「あたらしいうた」をJazz Ver.で披露。オリジナルのギターロックとは打って変わったアレンジ。原曲が“青さ”を湛えた曲だとするならば、このヴァージョンは“碧さ”とでもいうべき大人っぽいくすみや憂いを感じさせる。この曲もまたこの日のための特別な一曲となった。「ここからは盛り上がりパートですよ!」と告げられた後、始まったのは花澤香菜のレパートリーでも有数のアッパーチューン「ブルーベリーナイト」。しかもこの日は“Samba Ver.”として演奏され、明るく派手な照明の演出も重なり、会場は大いに盛り上がる。 つづいてハードバップ・ジャズナンバー「Night And Day」。ビルボードライブでプレイされることをイメージされていたかのようなこの曲、すっかりジャズクラブが花澤の空間と化し盛り上がりは最高潮に達する。

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