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とっても大切!認知症高齢者の生活習慣を見つけられる介護職員になろう!

介護が必要になり、在宅でサービスを使ったり、施設に入所したりする際、「どんなサービスを使ったらいい?」「どこの施設がいい?」と相談を受けることがあります。しかし、「はい、ここがいいですよ」と簡単には言えず、「今までどのように生きてきて、どんなことが好きで、どんな場所が好きで…生活習慣と全く同じ場所がない場合でも、少しでも近いところ、本人が一番落ち着ける居場所を探してほしい」とお伝えしています。

そこで今回は、認知症ケアを行うにあたり、認知症の方の生活習慣を大切にすることがいかに重要か考えてみようと思います。

ホテルのような個室は本当にいいのか?

以前、ある特養を見学したときのこと。プライバシーに配慮したという建物は、廊下や角(死角)が多く、ひとつひとつの居室(個室)が独立しているようでした。一つ屋根の下、大家族で生活していた80代、90代のお年寄りが、この建物になじめるのか疑問でした。

なぜなら、この年代の方とお話していますと、故郷の話や家族と暮らしていたときの話が多いからです。他にも、夜寝るとき「ひとりは寂しい」と訴えたり、「あんたもここで寝なさいよ」と自分の布団に誘ってくれる人もいたりします。ひとりぼっちという環境に慣れないお年寄りの方をたくさん見てきました。

ただ、個室を完全に否定しているわけではありません。ひとりを好む人だって中にはみえますから。だからこそ、十人十色のケアになるんですよね。

施設に入所する時の家具

もともと居室に家具が付いている施設もありますが、認知症のある方については使い慣れた家具を入所時にお持ちいただくようお願いすることがあります。認知症が悪化する原因のひとつ、「環境の変化」をできるだけ小さくするためです。

ただ、ご家族の中には運んでくるのは大変だからとの理由で、通販で新しく買った家具を直接施設に配送してもらうという判断をされる方もいらっしゃいました。それぞれに事情があると思うので強制はできませんが、ご家族の写真や、化粧品など運べるものだけでも持ってきていただくようにしています。

一番配慮したいのは生活習慣

建物も古民家風、障子や畳もあって訪れた人に「ここに住みたい」と思わせる施設。例えばそんな施設があったとしても、これまでの生活習慣をまったく無視した介護が行われているとしたらどうでしょうか?

「決まりだから」と言い、これまでは週に1回の入浴だったのに週3回入れと言う。もともと米飯が好きではないのに、ほかの人より食べる量が少ないから食欲不振だと言われる。毎日料理をしていたのに、「危ないから」と言われ台所にも入らせてもらえない。大好きなタバコ、酒も禁止されるなど、本人のこれまでの生活習慣を継続することのできない場合もあります。

あなたがこのような状況に置かれたらどう感じるでしょうか?突然知らないところに連れてこられたうえ、これまで当たり前のように繰り返してきた日常生活まで奪われてしまったら…。

生活習慣がリハビリになる

実際にお年寄りの方から聞いたお話です。

「頭の体操をしましょう」と言って、やりたくもない計算問題をやらされた!

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