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「笑いのネタのために、某宗教団体に入信したことがあるらしくて………」

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「笑いのネタのために、某宗教団体に入信したことがあるらしくて………」

今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑い芸人「Gたかし」さん。「存在自体がオカルト」とまで言われている知る人ぞ知るカルト芸人である先輩「チャンス大城」さんのテレビでは放送出来ない壮絶エピソードを教えてくれた。

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―――今日はチャンス大城さんのとんでも話を伺います。
 

チャンス大城さんって、霊感が強い人が見れば誰でも分かるくらい、霊が取り憑いてるみたいなんですよ。

 

―――大城さんに霊が取り憑いてる?

 

そうなんです。本人が言うには「江戸時代の河原乞食の霊がついてる」らしくて、それがどうやら芸人という職業のルーツらしいんですよ。

大城さん、霊に取り憑かれてはいるけど、まあ、こういう仕事ってやっぱりそういうものが付いてた方が(運気が)強かったりするのかなと考えたらしく、最近、占い師さんに占ってもらったみたいなんです。それで、その時に言われたのが「あなたは57歳でプチブレイクする」って………

 

―――今40歳ぐらいですよね。あと17年後で、しかも

 

しかも、「プチ」ブレイク。深夜でプチブレイクするみたいです。

 

―――深夜でプチブレイク………
 

まあ、そういうすごい人なんですけど、他にもチャンスさんの凄いエピソードって沢山あるんです。チャンスさんって、大阪の西成とかあの辺の方、割と尖った町の出身なんですよ。チャンスさんは地元の友達と2人でつるんで、ちょこちょこと軽めの悪さをしてたらしいんです。

 

―――悪さをしていた。
 

軽い悪さをしてたら、(地元の)怖い先輩に目を付けられてしまって、山に埋められたそうなんです。しかも、孤独感を味合わせようとしたのか、ふたりして別々の山に埋められたんですよ。

 

―――結構手の込んだことをする先輩ですね。
 

それで、寂しさを紛らわせる為に、2人は夜中にやまびこで会話したらしいです。あっちの山とこっちの山で、「大城、大城」「生きてるかー」って。

その山は心霊スポットだったらしくて、夜中に若者が面白がって来ることがあるみたいなんですけど、チャンスさんたちが埋められていた時も、若いカップルが(チャンスさんが埋められている所の)すぐ近くまで車で来てて、「あ、やった!出して貰える!」と喜んだチャンスさんが「おーい!」って助けを呼んだら、「生首がいる!!!」って驚かれて、そのまま引き返されてしまったとか………

 

―――助けられそうで、助けられなかった。
 

結局次の日の昼に、たまたま通りかかったトラックの運転手のおじさんに掘り起こして貰ったそうです。

 

―――もしも見付からなかったら、そのまま死んでいたかも知れませんよね?
 

本当に誰も来なかったらそうですよね。埋めた先輩は、最悪そうなってもいいと思っていたのか、1日か2日したら戻ってこようと思ってたかも知れませんね。まあ、分からないですけども。

 

―――怖い所ですね、西成は。
 

トラックの運転手のおじさんに掘り起こして貰ったチャンスさんは、隣の山に案内して、そこに埋められていた友達も掘り起こして貰って、そのまま街まで運んでもらったみたいです。「お腹空いてるだろ、お前ら」って言ってお昼をご馳走になって、アツアツの鉄板焼きのハンバーグ屋さん連れて行って貰ったそうなんですけど、友達が急に「痛い痛い痛い痛い」叫び出して、何が起きたのかと驚いていると、首の襟の隙間からサソリが出てきて、鉄板の上にボトッと落ちて、ジュワーと焼けて行ったらししいですよ。

(チャンスさん)ご本人が言ってました。

 

―――壮絶なエピソードですね………

 

チャンスさんのこのエピソード、もう何回も聞き過ぎてしまって、完全に覚えているんです。別のトークライブでこのお話を初めて聞いて、その次の回のトークライブで全く同じ話をされていたので。

 

―――鉄板ネタなんでしょうかね。
 

前のライブでどんな話をしたかを忘れていて、同じ話をまた頭から話してて、でも、「途中で止めちゃいけないな」と思って、ちゃんと最後まで聞いてから「チャンスさん、その話、前にも聞きました」って教えましたけどね。もう大先輩、先輩ですから。

言えないようなエピソードも多い人なんです(笑)

 

―――言えないようなエピソード。すみません、もしよろしければ、試しに話して頂いてもいいですか?(笑)

 

まあ、大丈夫だとは思うんですけど、チャンスさんは一時期、笑いのネタのために、某宗教団体に入信したことがあるらしくて………

 

―――オ、オ◯ムとかでしょうか?

 

うーん、まあ、その流れを汲む的な………
まあ、名前に関しては絶対に公の場に書けないですよ。

 

―――そうですね。つまりは、Gたかしさんは「そこまで自分の身と人生をお笑いに捧げているチャンス大城さんという先輩をリスペクトしている」というまとめ方でいいでしょうかね?(笑)

 

そうですね。リスペクトですね。僕はそこまではできないですから。

 

入信されて、入った理由を聞かれた時に、「ちょっとネタになるかなと思って」とは口が裂けても言えなくて、咄嗟にでまかせで、「昨晩の夜中、枕元に尊師が立っていて、お前はどこどこの宗教だぜ、入れって言われました」と答えたら「5年ぶりの大型ルーキー現る」って一騒ぎになったそうですよ。

 

―――真実がばれたら大変なことになりますよね。

 

すごいですよ。あの人はほんとにすごいです。

 

あと、チャンス大城さんの先輩で、さらに「ゆきおとこ」っていうお笑い芸人がいるんですけれども、この人がもっとすごいんですよ。ゆきおとこさんは。

―――ここに来て新キャラが出てしまいましたね。
 

ゆきおとこさんは、芸人界で一番有名な伝説なんですけども「単独ライブですべり過ぎて警察を呼ばれた」っていう………(笑)

 

―――それ、お客さんは呼んだんですか?
 

お客さんです。

あまりにも単独ライブがウケなかったみたいで、見に来ていたお客さんの一人が腹いせで、会場から出て「新宿でちょっと怪しい集会が始まってます」って通報したみたいで、そうしたら警察が入ってきて、そこで「いやいや、違うんです」ってゆきおとこさんが言えば何も問題は起きなかった筈なんですけど、ゆきおとこさんは、誰か後輩が仕込んだ「警官コント」が始まったと思ったらしいんですよ。サプライズで。

あ、警官コントが始まったな」と思って「俺はヤクザなんだけど、あんた何?」って言ったらしいんです。警官に。「ここで何してるんですか?」って聞いてきてる警官に「いやいや、俺ヤクザだけど、あんたこそ何だよ?」って言ったら、ヤバい人だと認定されたのか、そのまま連れてかれちゃったらしいです。

 

―――最高ですね。サプライズの警官コント。
 

これはもう、芸人界ではあまりにも有名な話なんです。

ゆきおとこさんとチャンス大城さんは、もう本当に「芸人としてすごいな」っていうエピソードの宝庫なんです。

 

―――リスペクトしてしまいますか?
 

真似出来ないですよね。

 

ゆきおとこさん、R-1グランプリの2回戦、いや、1回戦だったかな。1回戦ってネタの持ち時間が2分なんですよ。みんな普段ライブとかで3分とか4分のネタをやってる中で、2分に限定される。だから、若手で輪になって、作戦会議じゃないですけど、本番前に「ネタどうする?」って話をやってたんですよ。「ここ切ったら成立しないしなあ」「うーん、でもなあ、こことここがないと」「難しいなあ、2分って」っていう会話をしていたら、ゆきおとこさんが「お前らなにちいせえことガタガタと言ってんだ」「芸人が3分だとか2分だとか、そんなことウジウジ言ってんじゃねえ」「俺の出番を見とけ」って言って控室を出て行って、そのままネタが始まったんですよ。

そうしたらゆきおとこさん、普段は3分でやってる漫談を、早口で2分で終わらせたんですよ。

 

―――早口で漫談をやったんですか?

早口で終わらせたんですよ。
めちゃめちゃ早口で、それで、一回戦で落ちてました(笑)
全然聞き取れなかったですもん。早過ぎて。

 

―――常人には出来ない発想ですよね。3分でやってるところを2分まで縮めるのに、いっそ早口でやっちゃおうっていう。

 

あと、ゆきおとこさん、お酒を飲んだ帰りに道路で寝てたら、道路がセメントを塗りたての所だったらしくて、朝起きたら体半分が埋まっていたことがあるらしいですよ。

 

―――本当ですか?

 

朝になって起きてみたら、通勤途中の人がやけに見下ろして来るから「何だろう」と訝しみながら立とうとしたら、動けなかったみたいで、なんとか頑張ってベリベリベリって剥がして帰ったらしいですよ。これがゆきおとこさんの「体半分埋まった事件

 

―――とんでもないエピソードが尽きませんね。

 

 

今でもふたりとはたまーに会うんですけども、この前7年ぶりぐらいにライブをご一緒させて頂いて、それで、ゆきおとこさん、ちょっと粋な江戸っ子の方なので「何でも略して単語言う」ところがあるんです。「今日、おれの知り合いの局のやつ、局の人間見にきてっから」って言ったら、(同じライブに出ている)若手とかが、テレビ局の人間が見に来てるから、急遽ネタを差し替えて、鉄板ネタをやり始めたんです。

 

多分テレビ局のプロデューサーさん、ディレクターさんに「ちゃんといいネタを見せなきゃ」って考えてネタを差し替えたと思うんですけど、よくよく見たら、その人、ゆきおとこさんのアルバイトしてる郵便局の同僚の人だったんですよ。

 

―――郵便を省いて「局」

 

「局の人間」が見に来てるって、普通はテレビ局と思いますよね。プロデューサーのPじゃなくて、ポストのPだったという。

 

―――先輩だからあんまり言えないと思うんですけど「勘弁してください」という感じになりますよね?
 

僕とかはもう知ってるんで、局って言っても郵便局の人でしょ、みたいな。でも、若手は知らないんで、急遽ネタを替えて、バタバタしてて。「やばいやばい」「新ネタはやめて鉄板ネタやろう」って。

罪な人ですよ。

 

―――またおふたりのエピソードを伺いたいと思います。ありがとうございました。

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オモプラッタ

記者:

オモプラッタはポルトガル語で「肩甲骨」という意味。 芸人さんが華麗にはばたくための翼を支える肩甲骨でありたい。 それがオモプラッタの理念です。 オモプラッタ編集部は、プロの芸人さんたちが日々生み出している「オモシロ」のカケラを拾い集め、編集して、独自のコンテンツとして皆様にお届けしていきます。

ウェブサイト: http://www.omoplata.net/

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