体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

【TSスマホカメラ部⑯】フツーのスマホカメラで、背景をボカす方法を考えてみた

SNSで「いいね!」と言われる撮影テクを探求するTSスマホカメラ部、今回のテーマはいわゆる「ボケみ」です。プロが撮った写真って、主役がはっきりしていますよね。構図とか陰影の使い方とか、いろいろテクはあるんでしょうけど、いちばんわかりやすいのは「どこにピントが合っているのか」。被写体がくっきり、まわりはボヤーっとしていると、自然とピントの合っている部分に目がいきます。こういう写真は、玄人っぽく見えるもの。

でも、スマホカメラは全体にピントが合いやすく、なかなか思うようにボケてくれません。一般的に、同じ画角で撮るなら撮像素子(センサーサイズ)が大きいカメラで、望遠レンズを使って撮る方がボケみを出せるといわれています。スマホカメラは一眼レフカメラと比べるとセンサーサイズが小さく、レンズも広角なのでボケみを出すには不向きなんですね。

デュアルレンズカメラを搭載したiPhone 7 Plusでは、ポートレートモードの被写界深度エフェクトを使ってボケみがある写真が撮れるのですが、そのほかの機種では諦めるしかないのでしょうか? あれこれ試してみた結果をご報告します。

iPhone 7 Plusなら「ポートレートモード」で簡単に背景をボカした写真撮影ができます

【方法1】できるだけ被写体に近づいて撮る

言うまでもありませんが、基本はこれ。スマホに使われているような広角レンズでは、被写体にカメラを近づければ近づけるほどうしろがボケます。小さなものを撮る場合は、ピントが合うぎりぎりの距離まで近づけば、なかなかいい感じにボケてくれるでしょう。

もっとも、かなり接写しないといけないのが難点。写真の大ちゃん人形でさえ、背景がボケる距離まで近づくと、ご覧のとおりのどアップになります。小物を撮るならこれでいいんですけど、人物などサイズの大きなものには使えないんですよね。

【方法2】外付け望遠レンズの助けを借りる

いろいろ試してみたものの、iPhone SEの標準レンズだけでは限界があったので、外付けの望遠レンズを装着してみました。使用したのは、アマゾンのセールで買った、1,099円の8倍ズームレンズ。クリップでスマホを挟んで使うタイプのものです。

下の写真はすべて、左が標準レンズ、右がこの望遠レンズをつけて撮影したもの。被写体の写り方を合わせるため、多少まわりを切り取って調整してあります。

素人の撮影なので写真の良し悪しはおいておくとして、ボケみに限っては各段の差があります。しかも、望遠レンズを使うことによって画角(写真に写る範囲)が狭くなるため、背景がごちゃごちゃせずに被写体がより際立つという効果もあるようです。

注意しなければならないのは、望遠レンズを使うと暗めに写るので、じゅうぶんな明るさがないと画質が落ちること。それに、上のような寄りの写真を撮る場合でも被写体から3~4mは離れないといけないので、撮影場所にはある程度の広さや奥行きが必要です。

ちなみに、今回使ったレンズで広い範囲を撮ると、かなりゆがみが目立ちました。クリップ式で固定されていないので、ピントをあわせる際にレンズを回すとすぐにズレてしまううえ、標準カメラで撮るよりも全体的にぼやけた感じになっています。もっと高価なレンズを使えばいくらかは改善されるでしょうけど、値段も値段だけにまあこんなものかな、と。オモチャ感覚で楽しむ分には、安いレンズでも結構遊べます。

【方法3】加工アプリに頼る

1 2次のページ
TIME & SPACEの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。