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多くの人の支えで命が守られている。3人目にして予想外の早産で教わったたこと

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3回目となる妊娠生活。3才の長男と1才の長女と夫と共に、毎日バタバタと過ごしていました。

2人目妊娠中のとき、切迫早産の可能性があり自宅安静で大変だった経験があるので、今回はそうならないように、早いうちから無理せず家族で協力、ときには我慢もしながら、みんなでお腹の赤ちゃんを守ろうと努めてきました。

32週に入り、いよいよお腹も大きくなってきたなと感じていた頃。健診でも特に問題なく、これから赤ちゃんが産まれるまでの時間を家族とどのように過ごそうか、そろそろ新生児を迎える準備もしなきゃと、ワクワクしていたときです。

外出先でわずかな出血がありました。不安がよぎり、すぐにクリニックへ。

しかし、状態は深刻なものではなく、先生からもふつうに生活して大丈夫と言われ、ホッとして帰宅しました。

翌日、腰に違和感を感じながら起床しました。

朝食の準備や家事に追われながらも、たびたびやってくる腰の痛みに不安と嫌な予感を感じていました。

2時間ほど様子をみても落ち着かず、これはおかしいと思い、クリニックへ電話。すぐに診察することになりました。

もしかしたら入院になるかもしれない…。そんなことを思いながら、自分の最低限の準備と、子どもたちのお出かけ荷物を持って、クリニックへ向かいました。

診察すると、昨日から急変、いつ産まれるかわからない状態になっていました。

「切迫早産」そう診断されて、NICUのある大きな病院への転院を勧められ、すぐに転院先を探すこととなりました。

張り止めの点滴をする私の隣で遊ぶ子どもたちを見ながら、私が入院になって、これからこの子たちの生活はどうなるんだろうと不安で頭がいっぱいでした。

救急車が到着し、ただならぬ雰囲気の中、私は運ばれていきました。

救急車の中から見える不安そうな顔の長男、夫に抱っこされながら泣く長女。

二人の顔をみると一緒にいられずに申し訳ない気持ちと、次いつ会えるのかという不安から涙が溢れてきそうになりました。

しかし、私が不安な顔では子どもたちももっと不安になると思い、必死に笑いながら手を振りました。

扉が閉まったあと、同行してくれたクリニックの助産師さんから「つらかったですね、でもとても気丈に振る舞われてました」と言われ、抑えてきた涙がどっと溢れました。 関連記事:2人目を妊娠中、産院からまさかの緊急搬送!突然その場にひとりで残ることになった1歳6ヶ月の長男は…

搬送先の病院では、まず今後の入院についてのお話がありました。

赤ちゃんにできるだけ長くお腹にいてもらうための入院。心配はあるけど、ここで安静にしていれば大丈夫だと勝手に思っていました。

夫も同じ気持ちだったのでしょう。入院準備や子どもたちの世話もあるため、夫と子どもたちも一度帰宅しました。

しかし、その後も徐々に強くなる腰の痛み…。

「もしかしたら今夜あたり出産になるかもしれないので、ご家族にすぐに戻るように連絡してください」

と、急に先生に言われました。

こんなに早く赤ちゃんが産まれるなんて!と言う不安で頭の中が真っ白になりました。

32週の赤ちゃん、無事に産まれるんだろうか、ちゃんと大きくなれるのだろうか、どうしてこんなことになったんだろうか…。

様々な思いと痛みで愕然とする私の手を、ずっと握りしめてくれた看護師さんの手が本当に温かかったことを今でも覚えています。

その後、家族が病院に戻るのを待つことなく、私は出産手術に入りました。

3人目にして初めての帝王切開。先生方の迅速な対応により、すぐに赤ちゃんが産まれました。

1744gの男の子。産声はとても小さかったけれど、手術室に響くその声を聞いたとき、無事に産まれてよかったと心から思いました。

今、次男はNICUにいます。最新医療の中で24時間みてくださる先生やスタッフの方々に支えられて、小さいけれど一生懸命生きています。

自分が関わるとは思っていなかったNICU。そこは様々な事情をもって産まれた赤ちゃんたちが必死に生きていて、命がたくさんの人によって支えられ守られていることを感じられる神聖な場所でした。

次男が早く産まれてこなければ知ることができなかった世界。次男は早く逢いにくるサプライズと共に、命の重さを改めて私に教えてくれました。 関連記事:大丈夫、この子はみんなに守られてる! 生後1年までに3度の手術を乗り切った娘

これから、3人の子どもたちを育てていく中で、きっと大変なことがたくさんあると思います。子どもたちを前にイライラすることもあるでしょう。

でも、3人の子どもたちが私たち夫婦のところにきてくれたことは奇跡であり、今ともに生きていることに感謝して、これからも子どもたちをしっかりと守って行きたいと思います。

著者:りんちゃん

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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