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「エッジ・カー・オブ・ザ・イヤー」第3位の現行ポルシェ 911タイプ991。その選び方をちょっとマジに考える

▲ダウンサイジングターボとなった後期型の流通量はさすがにまだ少なめだが、自然吸気エンジン搭載の前期型であれば、中古車も比較的探しやすい状況になっている現行ポルシェ 911(タイプ991)

▲ダウンサイジングターボとなった後期型の流通量はさすがにまだ少なめだが、自然吸気エンジン搭載の前期型であれば、中古車も比較的探しやすい状況になっている現行ポルシェ 911(タイプ991)

堂々3位入賞のタイプ991だが、そのMT車は超絶希少

「2016 エッジ・カー・オブ・ザ・イヤー」にて栄えある第1位に輝いたのは、ポルシェ 911のタイプ964。第2位につけたのが、同じくポルシェ 911のタイプ996であった。「となれば3位はやっぱタイプ997(旧型911)か?」と思うのが人情というものだが、実は第3位に輝いたのはタイプ991こと現行ポルシェ 911だった。

エッジ・カー・オブ・ザ・イヤーとは、1年分のビッグデータ(総掲載台数/問い合わせ総件数/1台あたりの問い合わせ集中率)を独自のルールでポイント化し、輸入車の中でポイント数が最も高かったモデルをその年のイヤーカーとするもの。そしてデータを見ると、現行911はそもそも「総掲載台数」が比較的多いことに加え、空冷964ほどではないものの、「1台あたりの問い合わせ集中率」もやや高いというバランスの良さゆえに、まずまずのポイントを稼いだ模様だ。

しかしそんな分析よりも、本当に気になるのは「ところでどのグレードをどう選べばいいのか?」ということだろう。そこについて以下、極力具体的に考えてみたい。

まず「ポルシェ 911に乗るならやっぱMTでしょ」と考えている人は、現行タイプ991を狙ってはいけない。や、いけないということもないのだが、2017年1月15日現在で169台が流通しているタイプ991のうち、MTはわずか3台。残り166台はすべてPDK(DCT)である。それゆえどうしてもMTの911に乗りたいなら、そのわずかな物件を探すより、MT車もそれなりに流通しているタイプ997こと旧型911を探す方が無難だろう。こちらは同日現在、306台中73台が6MTである。

▲「911はMTに限るぜ!」というのも今は昔の話で、現在、MTのタイプ991は全中古車の2%弱でしかなく、大半というか「ほぼすべて」がセミATのPDKなのだ

▲「911はMTに限るぜ!」というのも今は昔の話で、現在、MTのタイプ991は全中古車の2%弱でしかなく、大半というか「ほぼすべて」がセミATのPDKなのだ

価格帯は「2000万円級」と「1000万円級」に二極化

お次に相場というか中古車の価格帯だが、ボリュームゾーンは大きく分けて2つ。一つは「天上界」こと車両価格約1600万円~2200万円あたりの世界だ。

こちらでは2100万~2200万円付近に超高性能車たるGT3が生息しており、ターボPDKはそれよりほんの少々お安い1900万~2000万円付近に集中。1600万~1800万円付近では、直近のマイナーチェンジで直噴3Lターボとなった最新のカレラS PDKを散見できる。お好きな方は、というか潤沢な予算をお持ちの方は、こちら天上界にてお好きなモデルを買えばそれでOKだろう。

▲鬼のように速く、動きも超絶機敏で、そしてビジュアル的にもかなりステキなGT3。ただしそのプライスは中古車でも2100万円以上となるのが一般的。……お金持ちの方はぜひどうぞ

▲鬼のように速く、動きも超絶機敏で、そしてビジュアル的にもかなりステキなGT3。ただしそのプライスは中古車でも2100万円以上となるのが一般的。……お金持ちの方はぜひどうぞ

もう一つのボリュームゾーンは約900万円~1300万円付近。高いは高いが、ある種の人間にとっては普通に手が届かなくもない「現世」であり、具体的にいろいろ気になるゾーンである。

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