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「仕事仲間と行きたい」心に残る東京の“鍋料理店”4選

鍋はちょっとしたイベント。できあがるのを心待ちにしながら、目の前でグツグツと煮えるさまを皆で楽しみます。しばらくして空腹が頂点に達した時にふたをオープン。その瞬間、たとえ口には出さなかったとしても、上司も部下も、同僚もライバルも、心の中で「おー、うまそう」と言っているはず。すべからく、おいしい鍋の前では皆平等になるものです。今回はそんな、参加者が立場を越えて親しくなれそうな”鍋力”が高い店を紹介します。

老舗の味に舌鼓、浅草一文の「ねぎま鍋」(浅草)

f:id:arkcomm:20170118022935j:plain写真提供:浅草一文

まるで霜降り肉に見える具材の正体はマグロのトロ部分。思わず生で食べたくなるトロを、江戸野菜の千寿ネギと一緒に煮るのが「ねぎま鍋」です。まず鍋の中にネギや白菜といった野菜を入れます。そこにトロの中でも脂が多いカマトロを思い切って投入、テンションが上がらずにはいられません。煮込まれていくうちに、トロの脂は出汁に溶け出していき、そのうまみがネギや白菜に移ります。

いつもは薬味に甘んじることが多いネギですが、大きくカットして味わうと、ここまで甘くおいしくなるのかと驚かされます。肝心のトロはといえば、こちらはホロホロに。とはいえ煮魚になってもそこはトロ、口の中でふわりと溶けるような感触は、他では得難いものではないでしょうか。

f:id:arkcomm:20170118023036j:plain霜降り肉と見間違えるほどのトロを千寿ネギといただく

気になる値段はメバチマグロを使った「江戸ねぎま鍋(2人前)」3600円。本マグロを使った「上江戸ねぎま鍋(2人前)」6000円「ねぎま鍋のコース」3000円からになります。さて、どうしてトロを煮るぜいたくな鍋ができたのか? 事の次第は江戸時代までさかのぼります。江戸の庶民にとってマグロはけっして高級魚ではなく、さらにトロは食べずに捨てる部分でした。トロは脂が多いためしょうゆをはじいてしまい、塩分を上げることによる保存が難しいので捨てたのです。それを何とか工夫して食べるために「ねぎま鍋」が考案されました。現代ではけっして安くない料理となりましたが、昔は庶民に親しまれた鍋だったようです。

●浅草一文 本店

電話:03-3875-6800

住所:東京都台東区浅草3-12-6

休み:無休(正月を除く)

時間:18:00〜23:00、土・日・祝日は17:00〜22:00(LOは1時間前)

※値段は税込

インスタにアップしたくなる肉の山、九州黒太鼓の「肉肉肉×29盛り鍋」(池袋、新宿、品川、他)

f:id:arkcomm:20170118023338j:plain写真提供:九州黒太鼓

お分かりいただけるでしょうか。これは火山を表現した現代アートではありません。2015年から2016年にかけて登場し、話題をかっさらったマウンテン肉鍋こと「肉肉肉×29盛り鍋~辛味噌火山仕立て~」です。鍋に盛られた高さ29センチの豚肉は、写真を撮らずにはいられないインパクトを放っています。

いったいどうやって食べるのかというと、上の方から1枚ずつ肉を剥がしていき、辛味噌味のスープで煮ていきます。やがて肉の山の標高が低くなると、土台には新鮮なキャベツが出現。野菜も摂れる寸法です。注文は2人前から、値段は1人1580円になります。

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