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SNSの「嫌われコメント」と「愛されコメント」の差はどこにある?

「論理的に伝わる文章の書き方」や「好意と信頼を獲得するメールコミュニケーション」「売れるキャッチコピー作成」等の文章力向上をテーマに執筆・講演活動を行う山口拓朗さん。そんな山口さんに「ビジネスパーソンのための文章術」について伺うこのコーナー。今回は「SNSで上手に交流する秘訣」についてです。f:id:asukodaiary:20170119145118j:plain

「嫌われコメント」が乱す交流の輪

facebookやTwitter、ブログ、インスタグラムなど、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で行われるコメントのやり取りで、相手の気持ちを害したり、あるいは、自分の気持ちが害されたりした経験はありませんか?

友人や知人とSNS上でコメントをやり取りすることは、対面で会話とすることと何ら変わりありません。人間対人間のコミュニケーションです。したがって、いつでも相手への配慮と気遣いが欠かせません。

ところが、SNS上では、相手の気持ちを無視したり、踏みにじったりする「嫌われコメント」をしばしば見かけます。

目の前に相手がいないと、つい気を抜いてしまうという人もいれば、気をつけているつもりでもうっかり書いてしまう人もいます。「目の前に相手がいないだけで、人はここまで無頓着になれるのか」と呆れることも少なくありません(もちろん、筆者は自戒を込めて、この記事を書いています)。

「嫌われコメント」の共通点は“身勝手さ”

facebookでのコメントのやり取りを一例に挙げてみましょう。

【facebookでの投稿】


昨夜は、久しぶりの休日だったので、家族みんなでルパン三世の『カリオストロの城』のDVDを鑑賞しました。もう何度見たかわかりませんが、それでも感動しました。子どもたちにとっては、初めてのカリオストロ。ルパンのカッコよさに魅了されたようで、見終わってから「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」とルパンの名セリフをマネしまくっています(笑)

この投稿への「嫌われコメント」は以下のようなものです。

【嫌われコメント(一例)】

◆あれ、おまえ、昨日は出勤日じゃなかったっけ?

・嫌われポイント → 投稿と無関係/余計なお世話/本人が伏せている情報の暴露(の恐れもある)

◆家族サービスも大変だねえ。

・嫌われポイント → 余計なお世話/いやみったらしい

◆あんなに天気がよかったんだから、どこか行こうよ。

・嫌われポイント → 余計なお世話

◆宮崎映画としては『カリオストロの城』は駄作だと思うけどな。

・嫌われポイント → 共感する気がない/楽しい気分に水を差す

◆オレは『風魔一族の陰謀』派だな。

・嫌われポイント → 相手がよくわからない話をする(注:『風魔一族の陰謀』はルパン三世の映画のタイトル)/言葉足らず

◆うちはダンナが休日出勤でした(いつものこと)。帰ってきても、ひと言も話をしないし、まったくイヤになるわ。

・嫌われポイント → 単に自分の愚痴を書いているだけ/話が重たい

◆カリオストロで感動するなんてあり得なくない?

・嫌われポイント → 否定的・批判的/共感する気がない/上から目線

「嫌われコメント」に共通するのは“身勝手さ”です。

相手の気持ちやその場の空気を考えずに、自分が書きたいことを書いてしまう。それによって相手や周囲の人が気分を害することがわかっていません。

想像力の欠如に起因する“ディスコミュニケーション”といえるでしょう。

なかには、自分が書くコメントが大勢の人に見られることを忘れてしまう人もいるようで、相手が他人に知られたくない情報をバラしてしまうようなケースもあります。

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