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ボサノヴァの父、作った曲の9割は…

ボサノヴァの父、作った曲の9割は…
J-WAVEで放送中の番組「NIPPON EXPRESS SAUDE! SAUDADE…」(ナビゲーター:滝川クリステル)。1月22日(日)のオンエアでは、もし健在なら1月25日に90歳の誕生日を迎えていた、今は亡き“ボサノヴァの父”、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲をクローズアップ。ボサノヴァだけでなく、クラシックのバックグラウンドに根ざした曲、エコロジーの精神を伝える曲、ロマンチックなバラード、そしてサンバなど幅広くセレクトしながら、彼の壮大な音楽の世界に迫りました。

アントニオ・カルロス・ジョビンは、1927年1月25日にリオデジャネイロで生まれました。ブラジル人の間では“トム・ジョビン”という愛称で親しまれています。1950年代の終わり、ジョアン・ジルベルトとともに「ボサノヴァ」と呼ばれる新しい時代の音楽を生み出しました。

そして60年代、ジョビンが作曲したボサノヴァは、アメリカをはじめ海外でも注目を集め、ジョビンは“ボサノヴァの父”と呼ばれるようになりました。ですが、ジョビンの音楽はボサノヴァの枠には収まりきらない、もっと大きな広がりを備えています。

彼は幼い頃から、クラシックピアノと音楽の理論を学び、ドビュッシー、ショパンらに親しみ、クラシックのエッセンスを自分の音楽に取り入れていました。そしてもうひとつ、ジョビンの音楽性を特徴づけるのが、エコロジーの精神。ブラジルの大自然からインスピレーションを受けて作曲を行い、中には野鳥の鳴き声を取り入れた曲も作っています。また70年代以降は自然を賛美するだけでなく、自然を守り、自然と動物と人間の共存を訴えるメッセージも発信してきました。

“ボサノヴァの父”として地位を確立した60年代、「私の作った曲の9割はサンバだ」との言葉を残しているジョビン。確かに彼の残したボサノヴァのスタンダードナンバーの中には、“サンバ”と題した曲が数多く入っています。ジョビンは自分の作った曲を“サンバの新しいスタイル”と考えていたことが窺えます。

ジョビンの幅広い音楽性の中でも、滝川が特に気になるのは「エコロジーの意識」だそうです。ジョビンは生前、「私のすべての作品は南米大陸の森林からインスピレーションを受けて生まれた」とも語っていました。1992年、環境と開発に関する国際連合会議「地球サミット」がリオデジャネイロで開催された際には、ジョビンがサミットのテーマ曲を作り、コンサートにも出演。エコロジーの活動に積極的に関わってきました。

こうしたことを踏まえてジョビンの曲を聴くと、彼のメッセージがより伝わってくると思います。ぜひ改めてアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲たちを聴いてみてください。

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【番組情報】
番組名:「NIPPON EXPRESS SAUDE! SAUDADE…」
放送日時:毎週日曜 17時−17時54分
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/saude/

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