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『エージェント・オブ・シールド』フィル・コールソンインタビュー「彼は矛盾の塊なんだよ(笑)」

―マーベルの中でどのヒーローが特に好きですか?

クラーク・グレッグ:その質問はいつも答えが簡単に出ない質問なんだ。それにはいろいろな理由がある訳だけど、フィル・コールソンはアベンジャーズのエキセントリックな叔父さんって感じなんだ。それぞれのアベンジャーズのベビーシッターをしなければならなかった叔父さんなんだ。だから彼らは皆コールソンに取って可愛い甥みたいなものだ。コールソンのキャプテン・アメリカに対する心情はよく知られているよね。時間が経つに連れて『エージェント・オブ・シールド』の中にマーベルのヒーロー達が登場する。これから登場するヒーローでコールソンに近い存在のヒーローが居るんだ。多分その時点ではこのヒーローがコールソンのお気に入りと言うことになるんじゃないかな。でもそれが誰かは今は言えない。シーズン3を見てない人に言ってしまったら楽しみを壊す事になる(笑)それは君達も知ってる有名なヒーローだと言う事は教えておこう。

―アメリカン・コミックが世界的にこれほどまでに人気を博している理由はなんだと思いますか?

クラーク・グレッグ:はっきりは掴んで無いがアメコミは随分昔から人気があった。40年代?スーパーマンは古いだろう?50年代には結構人気を博していたような気がする。いつも何らかの形で僕達の前にあった。時代と共に人気の対象が変わって行くだとうと言われていたけど、アメコミのヒーローたちは消えなかった。変化はあったけど基本的には変わっていない。テクノロジーの進歩は確実にアメコミの人気を支えている。コミックと言うものが伝えるストーリーは他のストーリーテリングと違う。現実離れした事をどんどんすることで見てる者を魅了する。見てる人は自分たちにできない事をしてくれるキャラクターに惹かれる。それがテクノロジーの目覚ましい進歩でどんどんストーリーテリングが魅力的になる。僕が関わった『アイアンマン』は進歩するテクノロジーを上手く使ったアメコミ映画のスタートだったと言える。テクノロジーが発達したことでこの手のテレビシリーズ、『ゲーム・オブ・スローンズ』とか『ウエストワールド』とかDC シリーズとかが可能になった。

―クリエーターのジョス・ウェドンとの仕事はどうですか?

クラーク・グレッグ:ジョスは僕に取っては最高のストーリーテラーなんだ。バフィーもファイアフライも大好きなんだ。アベンジャーズの後、少作品ながらシェークスピアの“から騒ぎ”でも役をくれた。これは今までで最高に楽しい経験だった。彼から「フィル・コールソンが生き返る。だが彼の将来にどんな事が待ち受けているか彼は分かって居ないし、今までとは違うコールソンで生き返ってそれなりの代償は払わなければならなくなると言う設定だ」と聞いた時「それはやりたい!」と即座にはまってしまった。その後彼は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の撮影に入ってしまい他の事も忙しくなって時間が経ってしまった。それはちょっとがっかりした事ではあったんだけどその後も友達関係は続いていた。彼がウルトロンの撮影に入る時、弟のジェッド・ウィードンと仕事をする事になった。ジェッドの妻のモーリッサ・タンチェロンとも知り合いになり、ジェフリー・ベルとの3人が今のコールソンの元を作ったと言ってもいいくらいだ。

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―長年コールソンを演じていますが、ズバリ“フィル・コールソン”の基盤ってなんでしょうか?

クラーク・グレッグ:コールソンとの付き合いはもう9年にもなる。いつもいつも一緒に居た訳ではないけど、知り合って9年になる。彼は矛盾の塊なんだよ(笑)。『アイアンマン』で初めて彼を知った時は特徴の無い、なんて事の無い男だった。いつも背広を来て、何とかしてミスター・スタークに会おうとしている男だった。段々といろいろな面が剥がされて行ってついには結構パワフルな男だと言う事が分かる。そして彼は非常にダークな面を沢山持ってる男でもある。つまり最初に『アイアンマン』に登場したコールソンは背広を着た普通の男の振りをしていただけだった。そして『マイティ・ソー』の中で、『アベンジャーズ』の中で段々違う面を見せるようになった。彼は普通のなんの特徴もない男の仮面を付けて生きている、違う面を沢山持った男なんだ。実際は普通の無力な男ではないんだよ。 

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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