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無事に生まれてくることだけを信じて。羊水過少と発育遅滞で絶対安静の入院2ヶ月

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私は初産で妊娠28週まで看護師の仕事をしながら順調に生活をしていました。

しかし29週に入ってすぐのある夜中、今までにないお腹の張りを感じるようになりました。

張りの間隔は10分も経たないぐらいでしたが、がまんできないような痛みでもなく、「なんだかおかしいな?」という感じでした。

しかし横になるとじわじわと張った痛みで眠れず、念のため掛かり付けの産院に電話すると、すぐに来院するように言われました。

病院につく頃には痛みが強くなり、NSTをつけるとお腹の張る間隔も5分程でした。

内診すると脛管長に異常はなかったものの、エコーで見たところ胎児が小さく発育遅滞の可能性あり、羊水が少なくさらに逆子であることが判明。

今までの検診ではそのようなことは言われたことがなく、急な診断でただ困惑するばかりでした。 関連記事:後期までずっと順調だったのに!36週検診から37週出産まで…不安で一杯の日々

すぐに大きい病院に緊急入院し、張り止めの点滴が開始されました。

副作用で手が震え、動機が強く発汗もすごかったです。

そこから2ヶ月間、24時間持続点滴でベッド上安静の生活が始まりました。

お腹の赤ちゃんに少しでも負担をかけないため、絶対安静、お風呂も1週間に2回シャワーのみでした。

それでも同室の切迫入院患者さんのなかではまだ自由なほうでした。なかにはベッドで寝たきりでトイレもベッド上という生活を3ヶ月以上されている方もいらっしゃいました。

入院生活は不安な毎日でした。赤ちゃんがちゃんと育っているのか、どうして発育遅滞なのか、仕事をしていたのが赤ちゃんに負担だったのか…と何度も泣きました。

同じ週数の患者さんよりも明らかにお腹もあまり大きくなくて、ますます不安で、インターネットで羊水過少や胎児発育遅滞について調べたりもしました。

あまりいいことが書いていない記事を見つけては、また涙があふれました。

でも私が入院したことを知ったある友人から、

「きっとお腹の赤ちゃんはママゆっくり休んでねって言ってくれてるんだね。とてもママ思いの優しい子だね」

という言葉をもらいました。この言葉にとても励まされました。

赤ちゃんは元気に生まれてきてくれると信じようと思えるようになりました。

そして赤ちゃんが小さいこともあり、帝王切開の予定となりました。

手術日程も決まり、いよいよと思っていたある日。また入院した時のような腹痛に襲われました。

手術予定日の5日前のことでした。

点滴の量は増え、お腹の張りにより赤ちゃんに負担がかからないよう、尿道にカテーテルも入れてベッドで寝たきり安静になりました。

点滴が増えても腹痛は治まらず、すぐにでも手術して欲しいといった状態でした。

結局そこから3日間、ひたすら痛みに絶え、緊急手術を行い出産しました。

赤ちゃんは推定体重1700グラムでしたが、実際は2020グラムと思ったより大きく、心音も落ちることなく、しっかり産声もあげることができました。 関連記事:妊娠20週で胎児が小さすぎることが発覚!不安にとらわれていた私が決めた覚悟

結局、羊水過少や胎児発育遅滞の原因は不明とのこと。

母子ともに元気で私は1週間、赤ちゃんはGCUに2週間入院した後、無事に退院しました。

出産はいつ何が起こるかわからないこと、そしてひとつの命が産声をあげることは本当に奇跡なことであると実感しました。

また、切迫早産による2ヶ月の入院は辛いことが多かったですが、赤ちゃんのことだけを考えられる貴重な時間であったと思います。

赤ちゃんが無事に生まれてくることをただ毎日信じる大切な日々であり、2ヶ月間の入院生活は一生忘れません。

著者:まにゅ

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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