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【法律相談】野良猫の糞尿トラブルが、私のせいにされています

相談内容

郊外の住宅地に夫と子ども、猫3匹と暮らしています。私の家の猫は単独で屋外に出すことはなく、屋外に出るのはリードを付けて散歩をするときだけです。最近、近所に引っ越して来た人がいて、そこの奥さんが野良猫に餌をやっていて、近隣で糞尿トラブルが発生しています。近隣住民は、私が野良猫に餌をやっていると思っていて、「餌やりやめろ」という手紙が来たり、家に来られて一方的に「餌やりを止めてください!」と怒鳴られたり、先日は、リードを付けて散歩していた私の猫に石を投げつけられました。どうしたらよいでしょうか?

リード

回答

猫にリードを付けて散歩ですか?珍しいですね。草むらにズンズン入っていきませんか?ところで、あなたの家の猫に石を投げつけられたとのこと、これは大変困ったことですね。猫が怪我をすれば器物損壊罪で処罰されることもありますし、病院で治療を受ければ治療代について相手方に損害賠償の請求もできます。しかしご近所で裁判沙汰となるのは、今後もそこで暮らしていくことでしょうから、やりたくないですね。

この機会に地域の野良猫トラブルの解決へ向けて動いてみませんか?地域の野良猫トラブル解決のために、野良猫に不妊去勢手術を施し、トイレや餌やり場の管理を住民の協力でやっていくのです。これを「TNR(=Trap, Neuter, & Return)」「地域猫活動」と言います。手術の際は耳カットなどを行い、管理されていることが一目でわかるようにしてから元の場所に戻します。

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①近隣住民への提案
近隣住民に「地域の生活環境を良好に保つために、野良猫による糞尿トラブルをなくしましょう」と提案してみてください。
このとき、「猫が好きだから」とか「動物愛護のために」などの言葉は使わない方が無難です。あくまで、「地域の生活環境を良好に保つため」という目的を掲げてください。なぜなら、世の中には猫や動物愛護に全然関心がない人もたくさんいるからです。

しかし、「地域の生活環境を良好に保つため」という目的だったら、これに反対する人はいませんね。

②最近引っ越してきた餌やりさんと接触
もしかすると気難しい人かもしれませんが、何とか普通に話ができる状態に持っていきたいですね。餌やりをしているのはどんな野良猫なのか(柄、大きさ、特徴、頭数)を聞きましょう。そして、近隣で糞尿トラブルが発生していることを伝え、トイレ設置、不妊去勢手術、餌やり場の管理を住民で協力してやっていきましょうと提案してみましょう。

③町内会と相談
あなたの住んでいる町の町内会が機能しているのであれば、町内会長に相談してみるのもよいかもしれません。「地域の生活環境を良好に保つため」という目的のために、賛同してくれるかもしれません。不妊去勢手術費用を集めるための「にゃんこバザー」などを町内でやってくれるとありがたいですね。もっとも「猫なんか保健所に持って行ってもらえ」といった古い考えしか持っていない町内会長なら、話をしても無駄でしょう。

④保健所と相談
全国には、野良猫トラブル解決のために、野良猫に不妊去勢手術を施し、餌やり・トイレの管理などを住民やボランティアで行っていく活動(地域猫活動)を推奨している保険所もあります。そういった保健所であれば、相談してノウハウを教えてもらったり、不妊去勢手術費用の助成金があるか聞いたり、周辺住民への説明会への出席、近隣に配るチラシに保健所の名前を入れさせてもらうなどの協力をお願いしましょう。

⑤周辺の猫ボランティア団体に相談
あたなの町の周辺に猫ボランティア団体があれば、相談してみるのもよいです。簡単なトイレの作り方や、猫が庭に入ってこなくする方法とか、不妊去勢手術のために猫を捕獲器で捕獲してくれたりすることもあります。

(以上)

著者:弁護士 林太郎

 

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